2017年11月12日日曜日

イエメン・フーシがサウジアラビアに発射したミサイルはイラン製だった


北朝鮮、中国と身近な脅威に目が行きがちですが、イラン問題も大きな課題で、シリアでの関与もきになりますが含め中東情勢に影を落としています。オバマ政権による核合意を反故にしたいトランプ政権も警戒を強めていますが、できれば一つずつ片づけたいのでしょう。ただし、サウジアラビアの動向にも不安がある中で事態が一気に流動的になってもおかしくありません。今回のミサイルで証拠を明示しイランの関与が白日にさらされれば大変なことになりかねません。

U.S. General: Missile Targeting Saudi Capital Was Iranian

サウジ首都を狙ったミサイルはイラン製と米軍が発表

Supporters of the Shiite Huthi movement raise their weapons during a gathering in the capital Sanaa, Yemen / Getty Images
     
November 10, 2017 12:18 pm
中東の米空軍トップによればサウジアラビア軍が迎撃成功したイエメン反乱勢力が発射の弾道ミサイルはイラン製でミサイル本体に「イラン軍標識」が残っていたという。
  1. ジェフリー・L・ハリジアン中将Lt. Gen. Jeffrey L. Harrigianはカタールの空軍司令部でサウジ首都を狙ったミサイルの残骸調査から「イラン政府による製造」の証拠が見つかったとCBSニュースで語った。CBSニュースはフランス大統領エマニュエル・マクロンがミサイルがイラン製なのは「明白」と述べたと今週先に伝えていた。
  2. サウジアラビア外務省も7月22日にイエメンから発射されたミサイル数発がイラン製だとする証拠を発見したと述べている。
  3. サウジアラビアは11月4日にリヤド国際空港近くでミサイル迎撃に成功したと発表したが、同国内でここまでの内部まで反乱勢力ミサイルが到達したのははじめてだ。
  4. サウジアラビアはシーア派反乱勢力にイランが兵器を供与していると非難してきた。これに対しテヘランはミサイル提供の事実はないと否定している。
  5. ワシントン中近東政策研究所のマイケル・ナイツMichael Knights研究員はイエメンでの勤務経験があり、11月9日のアナリシスでイランがフーシ反乱勢力を支援中と考えても決して誇張ではないと述べている。
  6. 「テヘランがフーシにミサイルを提供し技術支援の上特殊部品を提供していると考えても決して突飛なことではない」「つまるところ国際封鎖を受け戦闘状態にあるフーシが二年足らずで三種類のミサイル装備を展開できたのだから」■

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