2018年9月28日金曜日

速報 米空軍T-X事業にボーイング案が採択されました

ボーイングは一度は防衛産業から撤退との観測もありましたが、ここに来てMQ-25受注に加え一気に防衛産業の大手に返り咲きましたね。T-Xは今後別の機材にも発展する可能性があり目が離せない存在になりそうです。韓国が絡んだロッキードは無念でしょう。

Boeing just won a contract worth up to $9 billion to build the Air Force's new training plane ボーイングが米空軍次期練習機調達事業で90億ドル上限の契約を獲得

 Idrees Ali and Mike Stone, Reuters


ーイング・カンパニーが米空軍向け次期練習機選定に残り、92億ドル上限の契約を勝ち取ったと空軍が9月27日発表した。
ボーイングはスウェーデンのSaab ABと新型機を共同提案し、ロッキード・マーティン案、レオナルドDRS案を破った。
米空軍は351機調達する予定。2034年にフル稼働を期待する。
今回の受注でボーイングは防衛事業での立場を大幅に強めた。
t-38A T-38 Talon flying over Edwards Air Force Base Department of DefenseA T-38 Talon takes off at at Beale Air Force Base, California, August 21, 2018. Air Force/Staff Sgt. Ramon A. Adelan

ボーイングは防衛事業で大型受注を逃してきたが、同社防衛宇宙セキュリティ部門のCEO、リアン・キャレットは2016年2月の就任後、受注成功に向け同社を導いてきた。
ボーイングに破れたロッキードはT-50練習機(韓国航空宇宙工業と共同開発)を提案し、イタリアのレオナルドDRSは既存M-346の改修型をT-100として提案していた。
米空軍は導入後50年超となり老朽化したT-38の後継機を求めていた。専門家は最終導入機数は600機と見る。
ボーイングにとって今回はKC-46給油機の納入に手間取る最中での契約獲得となった。■
(Reporting by Idrees Ali and Mike Stone in Washington; editing by Jonathan Oatis)

4 件のコメント:

  1. あくまでも練習機という事からFA-50は高価過ぎ、M-346では産業波及効果は見込めない(おろかB社撤退が現実に)を考慮すると妥当かと思います。実際の所米国といえど航空産業は淘汰され尽くしほぼ固定化する中でB社の存続は米国にとって長い目で見て大変意義のある事象では無いでしょうか。

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  2. T-4後継機もこれになるんでしょうかね。

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  3. T-4後継機はボーイングとサーブ、三菱重工との共同開発になるんかな。F-3開発の登竜門になりそうだ

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  4. コンパクトキティ2018年10月1日 7:53

    F-3の開発が遅れるとこれがT-4の後継になるでしょう。

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