2021年3月9日火曜日

またもや中国発の首をかしげたくなるニュース。香港マカオ出身者にPLA入隊を認めるべきとの発言が全人代台湾代表からあった模様。

  

   まともには受け止められないような意見ですが、こうした戯言を真剣に展開するのが共産党支配下の中国の言論空間なのでしょう。あやしい団体も出てきますが、中国共産党の言う同胞、愛国者とは共産党に賛同するもののみということに注意が必要です。中国のあまりにもひどい発言やニュースはいずれターミナル5にしてまとめていきたいと思いますが、読者がつくでしょうかね。それにしても台湾でビジネスを営みながら、北京の全人代に参加する台湾代表がいて、自由に往来しているんですね。

 

 

A fighter jet attached to a naval aviation brigade under the PLA Southern Theater Command takes off for a 2-day continuous flight training exercise from February 24 to 25. Multi types of fighter jets participated in the flight training mission which included various offense and defense operations.   Photo:China Military Online

A fighter jet attached to a naval aviation brigade under the PLA Southern Theater Command takes off for a 2-day continuous flight training exercise from February 24 to 25. Multi types of fighter jets participated in the flight training mission which included various offense and defense operations. Photo:China Military Online

 

港、マカオ、台湾出身の若年層にも人民解放軍(PLA)入隊を認め、国防強化の一助にすべきとの声が全人代で台湾代表から出た。

 

台湾の全人代委員Cai Peihuiは実業家で、香港出身者で中国本土に居住するものの間に軍学校に入りPLA入隊することで市民としての責務を果たし、国防に貢献したいとの声があると紹介した。これは環球時報に送られてきた全中国台湾同胞連合All-China Federation of Taiwan Compatriotsの声明文の紹介である。

 

国民としての自覚を引き上げ、軍事教練を経て社会建設に貢献したいとする希望を尊重するべきとCaiは発言した。

 

香港、マカオ出身の若年層にPLA入隊を許す提案は2018年にも出ていた。 

 

香港の発展と向上を目指す民主連合Democratic Alliance for the Betterment and Progress of Hong Kong は2018年の全人代で香港出身で中国本土の大学で学ぶ学生にPLA入隊の道を開き、学費免除など優遇策を与える提案を出していた。

 

国防省報道官Wu Qianは2018年8月の報道会見で1997年の香港の本土復帰以後、香港住民はPLAへの理解を高めている、とし、香港同胞にPLA入隊を希望する声があると述べた。

 

「香港住民の愛国感情を歓迎し関連機関がこの件を検討中だ」とWuは発言した。■

 

 

Youth from HK, Macao and Taiwan should be allowed to join PLA: deputy

By Zhang Hui and Shan Jie

Published: Mar 08, 2021 08:33 PM


1 件のコメント:

  1. ぼたんのちから2021年3月10日 12:12

    この記事の真意は、CCPに逆らう香港、マカオ、台湾の若者をPLAに放り込んでその口を塞ぎ、一人前の兵士になれば死地に送り込んで消耗させることを狙っていると言うことである。これは一石二鳥だ。生き残ったとしてもCCP狂信者となり、使いやすい。
    今のPLA兵士は大卒が多いようだが、これは軍事技術使用のレベルを上げるかもしれないが、反面、厳しい戦闘環境では耐えられないかもしれない。
    最近、中印国境に派遣される兵士が泣くニュースが流れたが、これは最前線に送られるうれしさで泣いた訳ではなく、死地になるかもしれないカシミールに行く我が身の不運さを嘆いたのではなかろうか。
    また、潜水艦乗組員の2割が精神的問題を抱えているとの報道もあった。潜水艦乗組員は、PLANの選抜されたエリートでありCCP精神を信奉する連中だろうが、よっぽど作業環境が悪いのか神経に変調をきたす者が多いと言うことなのだろう。この状態は操作の誤りを起こしやすく、発射スイッチを押してしまうかもしれず、恐ろしい話だ。
    さらに恐ろしいのは、中印国境の兵士に自爆ヘルメットを配備していることだ。捕虜になりたくない兵士の自爆用との事だが、兵士はカメラを装着され、それを見て上官が自爆スイッチを遠隔操作で作動できる。PLAGFでは、兵士は自爆ロボット扱いなのだろう。
    これらのニュースは半年以内のものであり、PLA内部がおかしくなっているのかもしれない。

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