Image: White House Facebook.
ジョー・バイデン大統領は6月30日、ロシアとの戦争に勝利するまで、米国はウクライナに必要な資金と軍事支援を供給し続けることを約束した。たとえ経済的苦境が続くことになってもとした。
大統領は、スペインのマドリードで開催されたNATO首脳会議閉幕で行われた記者会見で、ロシアのウクライナ侵攻を「ロシアのウクライナ打破」で終わらせないと誓った。大統領はこの発言で、いかなる代償を払ってもウクライナを支援するという約束のもとにNATOとヨーロッパ諸国を集結させた。
「プーチンは大西洋同盟を壊せると見ていた」とバイデンは記者団にコメントし、こう推論した。
「彼は我々を弱体化させようとした。我々の決意が揺らぐと思ったのだろう。しかし、彼はまさに望まなかったものを手に入れたのだ。彼は、NATOのフィンランド化を望んだ。逆にフィンランドのNATO化を手に入れたのだ」。
英国首相も約束した
ボリス・ジョンソン首相は、ドイツ南部で開催されたG7サミットで、世界の指導者たちに、ウクライナへの長期的な支援を堅持するよう促した。
ジョンソン氏、ウクライナでロシアが勝利した場合の結果は「絶対に破滅的」であり、ウクライナを支援することが必要であると考えていると述べた。
「これはアメリカが歴史的に行ってきたことであり、行わなければならないことだと、アメリカの皆さんに言いたい」とイギリス首相は述べた。
ジョンソンはいくつかのインタビューやテレビ出演で、ウクライナへの長期的支援を維持する重要性を強調した。リズ・トラス英外相は戦争は10年も続く可能性があると指摘しており、これは決して小さなことではないだろう。
NATOの統一は怪しい
しかし、NATOはこの問題で完全に統一されているわけではない。
トルコのエルドアン大統領は、侵攻初期からロシアとウクライナの交渉促進に努め、戦争勃発後、ロシア大統領と個人的にこの問題について数回話し合っている。
5月には、エルドアン大統領はプーチン大統領に、両国間で合意に達すれば、アンカラは国連、キーウ、モスクワ間で「監視メカニズム」の役割を担う用意があると述べた。
エルドアンは繰り返し両国の和平を訴え、戦争の外交的解決策を見出すべく努力してきた。ジャーナリストのマイケル・トレーシー Michael Traceyは2日、トルコ大統領が危機解決への自分のアプローチが優れていると考えていることを明らかにした。「証拠はプディングの中にある 」(やってみなければわからない)からだ。このやりとりは、マドリードで行われた質疑応答で見られた。
「信じられないかもしれないが、エルドアンは私に声をかけ、私の質問に答えた。私は、彼がウクライナで外交を求める数少ない、あるいは唯一のNATO指導者の一人であり、一方、米国と英国は軍事的エスカレーションを要求している、と指摘した。彼は、自分のやり方のほうが優れていると言った」とトレーシーはTwitterに書いている。
エルドアンの戦争に関する見解はNATOのコンセンサスとは異なるのかもしれないが、ロシアのプーチン大統領との交渉に関する限り、彼の発言は圧倒的に影響力がある。
How Far Will Joe Biden Go to Help Ukraine? - 19FortyFive
Jack Buckby is a British author, counter-extremism researcher, and journalist based in New York. Reporting on the U.K., Europe, and the U.S., he works to analyze and understand left-wing and right-wing radicalization, and reports on Western governments’ approaches to the pressing issues of today. His books and research papers explore these themes and propose pragmatic solutions to our increasingly polarized society.
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