ラプターを使いまわすしか選択がないのでしょうか。作戦投入できる機体が数十機しかなくても、CCAを多数随行させれば戦力として通用するという目論見は本当に通用するのでしょうか。
The Air Force has no official replacement for its fleet of F-22 Raptors, the head of Air Combat Command said Wednesday. USAF
空軍の次世代制空権計画で開発中の第6世代戦闘機がラプターに取って代わるはずだったが、その将来はますます不透明になってきた
次世代制空権(NGAD)プログラムの有人「戦闘機」コンポーネントに対する空軍の支援が枯渇する可能性を示すもうひとつの兆候かもしれない。航空戦闘司令部のトップは、F-22ラプター・ステルス戦闘機の代替計画は現在存在しないと述べた。元々、NGAD構想の下で開発されている乗員付きの第6世代ステルス戦闘機は、アメリカ空軍の戦力構造の中でF-22に取って代わる予定だったら。
「率直に言って、現時点でF-22の後継機はない」とケネス・S・ウィルスバック大将は言う。「F-22は素晴らしい航空機だ。同機のアップグレードをいくつか計画している」。
空軍はF-22ラプターの正式な後継機を持っていない、と航空戦闘司令部のトップは水曜日に述べた。アメリカ空軍
アメリカ空軍
NGADがF-22の後継機かどうか直接尋ねられたウィルスバックは、明言を避けた。
「ほとんどの人が知っているように、我々はNGADの調達先を選定しているところだ。「だから、NGADについてあまり多くを語るのは賢明ではないし、私の弁護士からも助言を受けている。
「しばらく取り組んできたことで、公にはなっていないことがたくさんある。「CCA(協働型戦闘機)はその一部であり、一般に公開されているものだ」。
第6世代ステルス戦闘機の乗員想定図が、3機のドローンと共に飛行する。Collins Aerospace ドローンと一緒に飛行する第6世代ステルス戦闘機のレンダリング。Collins Aerospace ドローンのトリオと一緒に飛ぶ第6世代の搭乗員付き戦闘機のレンダリング。コリンズ・エアロスペース
NGAD有人戦闘機プログラムの将来が一層不透明になってきた。空軍は、急速に変化する空戦の現実を見据えつつ、1機あたり約2億5000万ドル以上と言われる機体費用を削減しようとしているからだ。多くの重要な近代化優先課題に対処しなければならないことに加えて、予算が大幅に超過している。
それでもウィルスバックは、NGADのダウンセレクトは今年中に行われるだろうと予想している。ボーイングとロッキード・マーチンが契約獲得の候補に挙がっている。
NGADは、空軍の戦術空戦近代化の取り組みである。新しい有人戦闘機の開発に加え、NGADには幅広いサブプログラムがある。乗員付き戦闘機と協調して働くことを目的とした、何百、何千もの高度なまで自律的なCCA(Collaborative Combat Aircraft)無人機もNGADの中心的な構成要素となる。新しい武器、センサー、ネットワーキング、戦闘管理能力、先進ジェットエンジンなども、より大きなNGADの「システム・オブ・システム」の一部である。
ジェネラル・アトミクスのCCA候補機 ジェネラル・アトミクス
ウィルスバックは、このシステム群に遅れが生じれば、旧式のブロック20 F-22の退役に関する空軍の計算が変わることを認めた。
「ブロック20の維持に賛成だ。「多くの訓練価値を与えてくれるし、仮に緊急事態に陥っても、ブロック20を戦闘状況で使うことができる。彼らは非常に有能だ」。
以前の記事で述べたように、空軍が32機のブロック20ラプターを処分した場合、運用、訓練、テストにおいて深刻な問題に直面する可能性があり、関連費用を支払わなければならないリスクもある、と議会の監視団は最近警告した。現在のラプター保有機の5分の1弱を占めるこれらの戦闘機を、より新しい基準に引き上げるには法外な費用がかかるという同軍の評価にも疑問が投げかけられている。
NGADがラプターに取って代わらないとしても、ウィルスバックは可能性のある代替策を提示しなかった。
もし有人戦闘機だとしても、その次に何が来るのか、空軍は変曲点に立たされることになる。■
https://www.twz.com/air/air-force-now-says-it-has-no-official-f-22-raptor-replacement
Air Force Now Says It Has No Official F-22 Raptor Replacement
POSTED ON JUL 10, 2024 5:59 PM EDT
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