2024年5月30日、大西洋を航行中のニミッツ級空母ジョージ・ワシントン(CVN73)から離陸する、打撃戦闘機隊(VFA)147所属のF-35CライトニングII。ジョージ・ワシントンは、共同、多国籍、省庁間の交流と協力を通じて、能力を強化し、相互運用性を向上させ、米南方司令部の責任範囲全体で各国との海洋パートナーシップを強化することを目指す「南方海域2024」の一環として展開されている。(米海軍撮影:オーガスト・クローソン3等通信兵)
米海軍は、打撃戦闘飛行隊(VFA)147と艦隊後方支援マルチミッション飛行隊(VRM)30、前方展開海軍部隊(FDNF)が岩国に前方展開すると発表した。以下海軍報道発表より。
打撃戦闘飛行隊(VFA)147と前方展開海軍部隊(FDNF)分遣艦隊兵站多任務飛行隊(VRM)30が岩国へ前方展開する。同飛行隊は、岩国海兵隊航空基地に前方展開している空母航空団(CVW)5の航空機と合流する。
VFA147のF-35CライトニングIIはVFA115のF/A-18ホーネットに交代し、VRM30, Det FDNFのCMV-22Bオスプレイは、CVW5と空母打撃群(CSG)5を支援していた艦隊後方支援飛行隊(VRC)30分遣隊のC-2Aグレイハウンドと交代する。
F-35Cは米海軍で最も高性能な戦闘機であり、航空優勢を支える基幹戦闘機である。F-35Cは空母打撃群を、米国の戦力投射と抑止力を強化する圧倒的なマルチロールの第5世代航空機で補完する。
海軍のV-22は、C-2Aと比較して、航続距離の増加、貨物の積み下ろしの高速化、空中給油能力、生存性の向上、見通し外通信の強化などを実現している。同機は、機動性、柔軟性、持続可能性をもたらし、ハイエンドの戦闘において海軍部隊を効果的に前方で運用する。CMV-22Bは次世代の空母艦載機輸送(COD)任務を代表し、空母打撃群の持続的な展開機動性を確保するための重要なイネーブラーだ。
米第3艦隊作戦海域を航行中のニミッツ級空母カール・ヴィンソン(CVN70)の飛行甲板に着陸する、艦隊後方支援マルチミッション飛行隊(VRM)30の「タイタンズ」所属のCMV-22Bオスプレイ。米太平洋艦隊の重要な一部として、米第3艦隊はインド太平洋で海軍部隊を運用するほか、制海権と戦力投射という海軍の時代を超えた役割を完璧に遂行するために必要な、現実的で適切な訓練を提供している。米海軍第3艦隊は、他の艦隊と緊密に連携し、指揮官に対し、日々の競争、危機、紛争において前方に展開し、勝利するための有能で準備の整った部隊を提供している。(米海軍撮影:デレク・ケリー2等通信兵)
CVW5は現在、ニミッツ級航空母艦USSロナルド・レーガン(CVN76)に配備されている。ロナルド・レーガンは約9年間におよぶ日本での前方展開を終え、今年定期整備のために米国に戻る。
ロナルド・レーガンは、太平洋で定期的な作戦を実施しており、横須賀のアメリカの前方展開空母として、USSジョージ・ワシントン(CVN 73)が配属される。CVW 5は引き続き米軍の前方展開空母航空団として任務を遂行し、今年後半に日本に帰還する際にはジョージ・ワシントンに乗艦する。
ジョージ・ワシントンは以前、2008年から2015年まで横須賀で海軍の前方展開空母を務めていた。
VFA147とVRM30の前方展開は、日本の防衛と重要なインド太平洋地域の安全と安定に対する米国のコミットメントを支援する。VFA147とVRM30は、インド太平洋地域で最も能力の高い部隊を前方に配置するという防衛戦略指針を直接支援する。
米国は、インド太平洋の平和、安全、安定に対する日本の貢献と、同地域に前方展開する米軍を受け入れることに対する日本の長期的なコミットメントと歓待を高く評価する。これらの部隊は、自衛隊とともに、日米同盟が共通の戦略目標を達成するために必要とする中核的能力を構成している。
インド太平洋の安全保障環境は、米海軍で最も能力の高い艦船と航空機を前方に駐留させることを必要としている。この態勢は、海上部隊と統合部隊の迅速な対応を可能にし、最大の打撃力と作戦能力を備えた最も能力の高い艦船を実戦に投入する。■
U.S. Navy Forward Deploys F-35C And CMV-22B To Japan
The U.S. Navy announced that Strike Fighter Squadron (VFA) 147 and Fleet Logistics Multi-Mission Squadron (VRM) 30, Detachment Forward Deployed Naval Forces (FDNF) will forward deploy to Iwakuni, Japan.
Naval News Staff 16 Jul 2024
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