2024年7月24日水曜日

ファーンボロショーにて。国際情勢の悪化を受け、戦闘機需要の高まりにボーイングはF-15EXの国際売り込みに好感触を得ており、電子戦強化型の立ち上げも検討か。(Breaking Defense)

 F-15EX Arrival

Lt. Col. Richard “Tac” Turner, Commander, 40th Flight Test Squadron, and Lt. Col. Jacob “Duke” Lindaman, Commander, 85th Test & Evaluation Squadron, deliver the first F-15EX to its new home station, Eglin AFB, Florida, 11 March, 2021. (U.S. Air Force photo by Tech. Sgt. John Raven)

ボーイングが、F-15EXを電子攻撃機に改造することを検討中

「社内では、グラウラーrに変えることができないかという話題が多い」とボーイングF-15ビジネス開発リードのロブ・ノボトニーは語った

2021年3月11日、フロリダ州エグリン基地に最初のF-15EXを引き渡した第40飛行試験飛行隊司令官リチャード・"タック"・ターナー中佐と第85試験評価飛行隊司令官ジェイコブ・"デューク"・リンダマン中佐。(米空軍撮影:Tech. Sgt. John Raven) 


FARNBOROUGH 2024 - ボーイングは、F-15EX Eagle IIを海軍の電子戦ジェット機であるEA-18Gグラウラーようなプラットフォームにできないか積極的に研究していると、同社幹部が本誌に語った。「Growlerラインは終了した」と、ボーイング社のF-15事業開発責任者であるRob Novotnyは、週末に本誌とのインタビューで語った。グラウラーはF/A-18の改良型で、2027年に生産が終了する。 

「社内では、F-15EXをグラウラーにできないか、という話題で持ちきりです」とノボトニーは電子戦(EW)能力などの機能により可能になるステルスの異なる定義を主張した。ノボトニーは、競合するロッキード・マーチンが現在ステルス戦闘機の生産を独占している、低被視認性コーティングの観点でステルス性能を理解すべきではないと主張した。 「ステルスとは、敵が望まない場所に行き、敵の環境で活動し、目的を達成し、標的にされないことを意味するというのが私の定義です」。 

F-15EXは、BAEが提供するイーグル・パッシブ・アクティブ・ウォーニング・サバイバビリティ・システム(EPAWSS)により、すでにEW能力を備えている。この戦闘機にグラウーラーのような役割を求める場合、ボーイングはおそらく、追加の妨害ポッドやその他の有効なサブシステムのようなツールでEW能力を拡大しようとするだろう。 

F-15の最新バージョンF-15EXは、6月に州軍航空隊に最初の機体が納入され、初期運用能力を達成した。今回のファーンボロー航空ショーでボーイングは、アメリカ空軍版の設計を忠実に再現したカタール版F-15QAを展示している。 

ノボトニーは、ボーイングがサウジアラビアやポーランドといった顧客に売り込んでいるF-15の国際キャンペーンにおける更新型F-15の見通しについて、強気な様子であった。アメリカ空軍の発注は近年やや流動的で、議会の介入や今後の予算変更がない限り、98機の調達規模のプログラムになる。 

「今回得られた大きな収穫は、世界の防衛市場で戦闘機への期待が高まっているということだ。つまり、残念ながら、世界的な出来事によって、制空権や制空権プラットフォームに再び焦点が当てられるようになったということだ」とノボトニーは語った。■

Boeing eyes converting F-15EX into Growler-like electronic attack jet

“There’s a lot of conversation internally, could we turn this into a Growler,” Boeing F-15 business development lead Rob Novotny told Breaking Defense. “So we're looking at some trade work.”

By   MICHAEL MARROW

on July 23, 2024 at 2:22 PM

https://breakingdefense.com/2024/07/boeing-eyes-converting-f-15ex-into-growler-like-electronic-attack-jet/



0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントをどうぞ。