2025年5月26日月曜日

日本製鋼所がパトリアAMVの現地生産を9月開始する(Breaking Defense)

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パトリアAMV 8×8装輪装甲車(出典:パトリア)

パトリアの装輪装甲車は、陸上自衛隊が供用中の96式装輪装甲兵員輸送車の後継として、2022年に選定された

DSEI JAPAN - 日本製鋼所は、フィンランドのパトリアのAMV 8×8装輪装甲車のライセンス生産を今年9月に開始するとパトリア関係者が発表した。

パトリアのヤンネ・プルッキネン技術移転マネージャーによると、日本でのAMVの生産は、フィンランドから輸入した部品とサブアセンブリを使用した車両組み立てから始まる。

5月16日に発表された同社のニュースリリースによると、その後、ライセンス契約の元で現地の下請け業者のネットワークを利用することに移行する。

パトリアの装輪装甲車は、陸上自衛隊で運用されている96式装輪装甲兵員輸送車の後継として、2022年に日本によって選定された。

日本製鋼所はフィンランドで5カ月間にわたり、車両の製造工程を学んだ。 このプログラムには、パトリアの現地スタッフの指導の下、日本初のAMVを組み立てることも含まれていた。

パトリアのスタッフは、準備段階および生産開始時の技術的なサポートにも密接に関与する予定であり、DSEIジャパンエキスポの同社広報担当者によれば、広島にある日本製鋼所施設で行われる。

パトリアのマルクス・ロウヒヴオリ主要顧客担当ディレクターはまた、パトリアNEMO迫撃砲システムやAMVベースの特殊車両を含む協力関係の拡大について、日本製鋼所と協議中と述べた。

同社によれば、正確な数は不明だが、日本は最終的に「数百台」の車両を必要とすることになるという。

日本は現在、約380両の96式装甲兵員輸送車を運用しており、2023、2024、2025年度の防衛予算には、総額561億円(3億8,990万ドル)、合計82両のAMVのための資金をすでに割り当てている。

AMVに加え、陸上自衛隊は共通戦術装輪車両計画のもと、24式8×8装輪装甲車も導入する。

共通のシャーシである16式機動戦闘車をベースに、製造メーカーの三菱重工業は24式の3種類の異なるバリエーションを製造する予定であり、16式と並んで陸上自衛隊の偵察部隊や迅速展開部隊に配属される可能性が高い。

これらには、30mmブッシュマスターMk.44自動小銃を装備した歩兵戦闘車、迫撃砲車両、および偵察戦闘車のバリエーションが含まれ、日本はすでに24年度の防衛予算で32両、さらに25年度にも32両分の予算を計上している。■

Japan Steel Works to begin local production of Patria AMV in September

Patria's wheeled vehicle was selected by Japan in 2022 to replace the Type 96 wheeled armored personnel carrier that is in service with the Japan Ground Self Defense Force (JGSDF).

By   Mike Yeo

on May 22, 2025 at 3:26 PM

https://breakingdefense.com/2025/05/japan-steel-works-to-begin-local-production-of-patria-amv-in-september/



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