ブルーエンジェルス。 画像出典:著者
フロリダ州フォートローダーデール-恒例の週末航空ショーでのパフォーマンスに間に合うように、アメリカ海軍のブルーエンジェルス飛行デモンストレーション飛行隊が4月30日水曜日にフォートローダーデールに着陸した。
7機のボーイングF/A-18E/Fスーパーホーネットの早期到着は通常のことで、5月3-4日にメインビーチフロントのウォーターフロント上空で行う飛行ルーティンの予行を2日間行うためである。
飛行中のブルーエンジェルス。 画像出典:著者
水曜日のフライインの後、本誌は7機のスーパーホーネット編隊で1番機を操縦する主席パイロット、アダム・ブライアン中佐に話を聞いた。
ブライアンは2005年に海軍兵学校を卒業し、経済学の学位を取得した。2007年に前モデルのF/A-18Cに乗り始め、2016年にF/A-18E/Fに移行し、2024年11月にブルーエンジェルスを指揮することになった。
ブルーエンジェルスはF-35へ?
ブライアンは、「海軍は少なくとも2040年まではF/A18E/Fを飛ばし続けるだろう」と述べ、ステルス機のF-35C空母対応バージョンに乗り換える可能性を尋ねられると、その選択肢はないと答えた。「この任務にF-35Cを使うのは現実的ではない」と中佐は説明した。
ブルーエンジェルズ 常に空を飛び各地を巡業
ブルーエンジェルスへの配属は、傍目には楽な任務のように見えるが、ブライアンは、米海軍航空隊の顔であるブルーエンジェルスに参加することがどれほど大変なことかを詳しく語ってくれた。
「1年のうちおよそ300日は家を離れ、12カ月間で65箇所のショーで飛行します」。また毎年のショーの準備には「かなりの訓練」が必要で、飛行隊の構成も定期的に入れ替わる。
「毎年、チームの約半分と整備員の3分の1が入れ替わります。「毎年11月中旬に練習を開始し、ペンサコーラで2ヶ月間訓練するんです。休暇が終わると、カリフォーニアのエル・セントロに飛び、さらに2ヵ月半を過ごします。 チームはトレーニングで週に15回飛行します。 約150から170回の訓練飛行を経て、安全でエンターテインメント性の高いデモンストレーションを行う自信が生まれます」。
この仕事の好きなところは「世界最高のパイロットたちと働くだけでなく、世界最高の160人の水平海兵隊員とも働けること」だと言う。
家族の絆
ブライアンはアナポリスの卒業生であるだけでなく、第二次世界大戦まで遡る米海軍との家族の絆がある。 祖父は戦時中、ドーントレス急降下爆撃機とヴォートF4Uコルセア空母戦闘機を操縦していた。
ブルーエンジェルの全員が「常に完璧を目指すチームの一員であることを喜んでいる」と彼はブルーエンジェルとしてのやりがいについて語った。「信じられないかもしれないが、家に帰るとき、つまりペンサコーラに飛んで、日曜日に(ブルーエンジェルスをサポートする)チーム全員がビーチに出ているのを見るときです」。
ブルーエンジェルス。 画像出典:著者
海軍戦闘機を操縦する楽しみは? 「家にいて、子供たちに会うのが好きです」と彼は答えた。「家に帰れば、いつも子供たちと一緒にいられるのは素晴らしいことです」。■
We Asked the Blue Angels If they Could Ever Switch to the F-35
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著者について
ルーベン・F・ジョンソンは、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻の生存者であり、Fundacja im.の対外軍事問題専門家である。ワルシャワのFundacja im. Kazimierza Pułaskiegoの対外軍事問題専門家。 国防技術や兵器システム設計の分野で、国防総省、複数のNATO政府、オーストラリア政府のコンサルタントを務める。 過去30年にわたり、ロシア、ウクライナ、ポーランド、ブラジル、中華人民共和国、オーストラリアに滞在し取材してきた。
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