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12月, 2012の投稿を表示しています

革新的な次世代ミサイル駆逐艦ズムワルトの建造が順調に進んでいます

First DDG-1000 Has Deckhouse And Hull Integrated aviationweek.com December 20, 2012 建造中の米海軍の次世代駆逐艦DDG-1000USSズムワルトUSS Zumwaltが大きな進展を示した。艦橋部が船体に結合されたのだ。 海軍は同艦を未来の技術を実現するものとして広く宣伝している。従来型の艦船と大きく異なるのは艦橋にとどまらず全体設計と推進機関にも及んでいる。 沿海部での作戦や内陸部への攻撃を想定した他任務用途のズムワルト級駆逐艦により前進配備や抑止力の効果が期待されるとともに特殊部隊支援や多国籍派遣部隊で不可欠な存在となることが期待されると海軍は発言している。 1,000トンの重量がある艦橋の建造場所はミシシッピ州ガルフポートのハンティントン・インガルス産業で、メイン州バスのジェネラルダイナミクスに移送され、船体と一体となった。 .艦橋は鋼鉄と複合材で作られており、長さ155 ft、高さ60 ft.以上あり、ブリッジ、レーダー類、アンテナ類および吸排気システムを統合している。 DDG-1000の建造は2009年2月の開始以来、80%の完成度となっており、2013年にはいよいよ進水式を迎える。海軍への引渡しは2014年で初期作戦能力は2016年に実現する。 ズムワルトの排水量は15,000トンで乗組員は130名に加え航空部隊要員が加わる。 海 軍によるとDDG-1000ズムワルト(元海軍作戦部長)級誘導ミサイル駆逐艦の整備計画は順調に進展しており、現在三隻が建造中だ。二番艦DDG- 1001マイケル・モンスールMichael Monsoor(イラクで戦死したSEAL隊員)は2010年に建造を開始し2016年引渡し予定。三番艦となるDDG-1002はリンドン・B・ジョン ソン(元大統領)と命名の予定で2018年に艦隊に加わる。

フェイスブックが国防上の重要な情報源として活用されています

Social Media Mining Software Gains Interest in Defense World By Sharon Weinberger aviationweek.com December 24, 2012 9月のリビア・ベンガジの米領事館襲撃でクリストファー・スティーブンス大使ほかアメリカ人三名の人命が奪われたが、オバマ政権関係者は攻撃を予見できなかった、あるいは人員保護が適正に行えなかったのではという非難、糾弾を多数受けてきた。 そ れに対する反論として、そもそも襲撃の発生を告げる兆候はなかったとするもので、米政府の情報機関トップが再度この点を最近力説している。「発信がない、 あるいは行動を前もって相談しないときには探知そのものが困難です」と国家情報長官ジム・クラッパーDirector of National Intelligence Jim Clapper が米地理空間情報財団U.S. Geospatial Intelligence Foundation主催の年次フォーラムで10月に発言している。 た だし同じ会場で国防・情報機関向けソフトウェアの販売業者がまさしく同じことをしようとしていた。ベンガジ襲撃事件のような攻撃を事前に予測するのを助け ることだ。「前日の午後4時に領事館前で抗議集会があり兆候は存在していました」と主張するのはアンドリュー・ダウミットAndrew Doumitt、テラゴーテクノロジーズTerraGo Technologiesの営業開発担当副社長で、同社はソフトウェアを作成しており、多数の情報源(ソーシャルメディア含む)から特定の場所で情報を仕 分けできるようにする。 テ ラゴー製のソフトウェアは米軍基地や大使館の襲撃可能性といった対象を拾い上げることができる。その理由は同ソフトが数百万件のソーシャルメディア上の書 き込み数百万件をくまなく探し、特定の地点に関連する情報にフラグを立てることができるためだ。「イエメンのサナアの米大使館の周辺に緩衝地帯がほしいと します。そこでアラートを設定するとその付近に関連した書き込みをまっさきに見られるようになります」(ダウミット) 同ソフトウェアではどんな出来事が発生するのか正確には示してくれないが、赤色のフラグは立つ。「ある場所の監視についてソー

今年もサンタを出迎える準備ができたアラスカのNORAD

Alaskan NORAD Region keeps Santa safe, on schedule by Master Sgt. Mikal Canfield Alaskan NORAD Region Public Affairs . 米空軍公式ホームページより 12/20/2012 - エルメンドーフ-リチャードソン共用基地(アラスカ)   世界中の子ども達がサンタクロースによるクリスマスイブ当日に世界を駆け巡るフライトの追跡という重要な役割を北米航空宇宙防衛軍団 North American Aerospace Defense Command, (NORAD)が果たしていることを認識してる。ただアラスカで同軍団が展開する役割によりすべてのこどもたちに贈り物を届けるサンタ の仕事が可能となっていること意外に知られていない。 米国およびカナダはアラスカ地域NORAD軍区(ANR)でレーダー基地15箇所によりサンタが北米の高緯度地域に到達する様子を監視している。この任務は50年に渡りANRで成功裏に実施されている。 「サ ンタの安全を確かなものとするためにサンタをたえず追跡し、サンタに必要であれば現在位置を教えられるようにその位置をたえず把握しています。サンタのフ ライトを通じて当方はたえずサンタの位置情報をNORAD司令部に伝えています」(ジョン・オバースト中佐、アラスカ州軍第176航空管制中隊 Col. John Oberst, 176th Air Control Squadron operations officer, Alaska Air National Guard) NORAD 管轄下の他の地域と同じくエルメンドーフーリチャードソン共用基地でも航空機を待機させており、サンタを迎え随行飛行する準備ができている。なお、サンタ にはトナカイが一緒に飛行する。ANRに配備された機体のうちこのミッションに割り当てているのは第44派遣戦闘機中隊で日本の嘉手納空軍基地からやって きたもの。 こ のNORAD伝統のサンタ追跡は1955年より続いている。ウェブサイトnoradsanta.org によると「この伝統は1955年にコロラドスプリ ングスに本拠地があったシアーズ・ローバック会社の広告に印刷ミスがあり、サンタの電話番号として、北米防空

F-35 米空軍がパイロット養成を正式に開始しました

USAF Finally Begins F-35 Pilot Training By Amy Butler aviationweek.com December 17, 2012 .一年以上の遅れとなったが米空軍がF-35教官パイロットの訓練をエグリン空軍基地(フロリダ州)で開始した。 空軍教育訓練軍団司令官エドワード・ライス大将Gen. Edward Riceがパイロット訓練開始を12月17日に同基地訪問し宣言した。 . 訓練開始は昨年秋の予定だったがペンタゴンから同機の通常運用の即応度で懸念意見が表明されたため延期されていたもの。空軍はその代わりに訓練課程を精査 する作業を正式な運用実用性評価operational utility evaluation (OUE)operational utility evaluation (OUE)期間中に実施し、これが今年初秋に完了したのだ。ライス大将はOUEについて「淡々と実施され、予想外の展開はなかった」とAviation Week取材に語った。 海兵隊は同じエグリン基地でF-35Bによりパイロット要請を実施中だ。「本日は大きな一歩となった。同機はこれまでも飛行しているが十分なデータがそろい、信頼性を確認でき、正式にパイロット訓練を開始するに至ったのである」とライス大将は訓示した。 今 回のOUEではF-35Aのブロック1Aのシラバスをつかったが、訓練課程第一回目のパイロット訓練ではブロック1Bのソフトウェアを使うことになると同 大将は説明。パイロット養成は36名規模を今後も維持できるといい、機体数の増強が必要だという。「最初は非常にゆっくりとはじめるよう企画した」とのこ と。 1A ソフトウェアでは基本的な飛行とエグリンへの接近しかできない。1Bソフトウェアにはコックピットのエイビオニクスと保安機能でデータ融合を含む。ただし 武器制御能力はブロック2Bの登場を待たないと使えない。来年中の訓練パイロットは全員教官となる予定。整備要因の訓練は今年初めから既に始まっている。 エグリンに配備済みの機体数は米空軍向けF-35Aが9機、米海兵隊向けF-35Bが11機、英国所属のF-35Bが2機。■

フランスもリーパー無人機導入を検討中

France In Talks with U.S. Air Force On Reaper Buy aviationweek.com December 19, 2012 フランスの国防調達機関DGAが米空軍と ジェネラルアトミックス 製MQ-9リーパー General Atomics-built MQ-9 Reaper の取得を目指して協議中であり、フランスが求める中高度長時間滞空UAVの候補機として有望とみている。  DGA長官ローラン・コレビヨンLaurent Collet-Billonは同機の購入を米海外軍事製品販売 Foreign Military Sales (FMS) 制度により検討していると報道陣に明らかにした。 フランスはリーパーをとりあえず調達するものの次世代MALE無人機を英国等と共同開発する。 リーパー(別名プレデターB)はDGAが検討した選択肢の一つで、 イスラエル航空宇宙産業 製ヘロンTP Heron TP も候補だった。 フランス議会筋からはリーパー導入が購入価格と「ヨーロッパ化」改修に適しているのため望ましい選択だとの意見が出ている。 「ジェネラルアトミックスとは同機にヨーロッパ製のセンサー類、武装を取り付けて生産する検討が継続中」と議会から報告が出ているが、コレビヨン長官はジェネラルアトミックス(本社サンディエゴ)とはリーパーの検討はしていないと発言している。 リーパーがすでに英国およびイタリアで運用中であること、ドイツ、ポーランドも購入を検討していることを勘案すると、「望ましいシナリオはヨーロッパ製装備をまず装着して、無人機も域内で調達する道に次第に歩むこと」と同長官は発言した。 駐仏英国大使ピーター・リケッツU.K. Ambassador to France Peter Ricketts はヨーロッパ共同開発のMALE無人機の開発をリーパーを原型として進める可能性をほのめかしている。英国はリーパーをアフガニスタンで運用中だ。■ コメント  アメリカ製装備の調達を認めざるをえないのがフランスの事情でしょう。いよいよ日本もUAVの運用を深刻に考えるべき立場にあるのですが、まだ国産開発にこだわるのでしょうか。尖閣諸島などパトロールに無人機を導入するのは政治的にも好ましいオプションでは。

米海軍空母の建造整備は順調、エンタープライズ退役

U.S. Navy Aircraft Carrier Programs Steaming Ahead aviationweek.com December 13, 2012 たった一年前には航空母艦の将来に暗雲が横たわっていた。大型揚陸艦が空母と同様の任務をこなせること、空母建造の費用が巨額であることから国防関連アナリストの間では空母部隊の削減も発生すると予測していたものだ。 それが今では空母運用はペンタゴンの予算戦略の中にしっかりと定着しており、予算の強制執行停止の恐れの中でもびくともせず、艦船数削減の話はどこにも出ていない状況だ。 海軍は次世代空母フォード級に建造予算割り当てや関連契約の継続に力を入れるのみならず、ほかにも大規模改修や原子力動力艦船の退役処置など順調に業務が進んでいる。 新 造空母 ジョージ H.W. ブッシュCVN-77 USS George H.W. Bush は今月に公試をはじめており、2013年の就役にそなえ、今後四ヶ月間かけて運用能力整備planned incremental availability (PIA) をノーフォーク海軍工廠Norfolk Naval Shipyard (NNSY)で行う。 海上公試の内容には高速方向転換、水生皮膜形成泡aqueous film forming foam (AFFF)消火テスト、海錨テストなどである。 .カタパルト、着艦拘束装置、燃料ホース・ポンプほかすべての機器も検査対象として正常作動を確認のうえ次の段階の飛行甲板認証flight deck certificationを1月に行う。 公試は航空関連部門が飛行業務を支援する準備に進む大きな一歩として、艦を極限の性能まで追い込み、システムにプレッシャーをかけて各部門が戦闘状況に耐えられ、ミッションの要求水準を満たせるかを確かめものと海軍は説明する。 ほぼ並行してエンタープライズCVN-65 USS Enterprise、世界初の原子力推進航空母艦、が第25回目にして最終の任務配備を終え、母港であるノーフォーク海軍基地に戻ってきた。同基地で核不活性化および退役する。 エンタープライズはほぼすべての主要有事状況に投入されており、1962年のキューバミサイル危機、ベトナム戦争では六回の任務配備、冷戦を通じ湾岸戦争にまで及ぶ。

2013年のミサイル防衛庁テスト予定が明らかになりました

MDA Lays Out 2013 Testing Plans By Amy Butler aviationweek.com December 11, 2012 米ミサイル防衛庁Missile Defense Agency (MDA) は複数目標に迎撃ミサイル複数で対応する実験を準備中。これは複数のミサイルが同時に発射される事態を想定してミサイル防衛の実効性を高める狙いがある。 10 月25日の実験では5発の標的のうち4基の迎撃に成功している。イージス艦が発射したSM-3ブロックIAの一発が目標の短距離弾道ミサイル目標迎撃にな ぜ失敗したのかMDAからは説明はない。しかし同じく艦上発射のSM-2ブロックIIIAは対艦ミサイルを迎撃している。 . ロッキード・マーティンの最終段階高高度地域防衛Terminal High-Altitude Area Defense (Thaad) システムは中距離弾道ミサイル一基の破壊に成功しペイトリオット性能向上型Patriot Advanced Capability (PAC)-3は二基を破壊している。短距離弾道ミサイルと巡航ミサイルだ。 ペンタゴンは次回テストを6月までに実施する予定だ。実験のあらましはまだ不明だが、Thaadは再度使用されると関係者は言う。 .この実験がMDAの多忙な2013年テスト予定の要となるだろう。 .地上配備型中間段階防衛Ground-Based Midcourse Defense (GMD) も来年に試射予定がある。その結果により迎撃テストが夏に実施される。 地 上配備型迎撃ミサイルGround-Based Interceptor (GBI)(オービタルOrbital製)とレイセオン製の大気圏外迎撃能力向上策2 Exoatmopsheric Kill Vehicle Capability Enhancement 2  (衝突破壊メカニズムの改良)を組み合わせる策は迎撃事例の成功がでるまで保留だ。GMDの整備はボーイングが統括している。 一方でMDAはレイセオンのSM-3ブロック1Bの迎撃テスト二回を計画中。1月、3月に実施し、短距離弾道ミサイル目標が飛行中に分離する想定。 MDAにはThaadの実用テストを来年に行う予定はない。ただしThaadが大規模作戦演習に組み入れ

イスラエル、日本向け防衛システム販売承認

U.S. Approves Sales Of Precision Bomb Kits To Israel aviationweek.com December 10, 2012 ペンタゴンから議会に対し月曜日に通告があり、イスラエル向けにボーイング製約7,000発の精密爆弾キットをその他弾薬含めおよそ647百万ドルで売却する承認を同省が与えたことがわかった。 国 防安全保障協力庁Defense Security Cooperation Agencyは海外向け武器販売を監督しており、同庁によるとイスラエルから合計6,900発の統合直接攻撃弾薬Joint Direct Attack Munitionはじめ数千のその他弾薬購入の申請があった。 米議会には30日の間にこの販売を差し止める権限があるが、実際に行使されることはまれ。販売に先立ち精査されたうえで通告があるからだ。 JDAMキットを生産しているのは ボーイング だが、その他の契約企業には アライアントテックシステムズ 、 ロッキード・マーティン 、 ジェネラルダイナミクス 、 レイセオン がある。 ペンタゴンより今回の売買でイスラエルは現在運用中のシステムの作戦能力を向上できると発表があった。「米国はイスラエルの安全に責任を有し、イスラエルを支援し強力かつ即応力のある自衛体制整備をはかることは米国の利益にもなり最重要課題だ」 U.S. Approves Upgrades Of Japan's Aegis Missile Systems December 10, 2012 .同じく月曜日に国防総省から議会に通告があり、同省が総額421百万ドルで日本にイージスミサイル防衛システム( ロッキード・マーティン 製)の性能改修にともなう販売申請を許可したと判明した。 国防安全保障協力庁によると日本より運用中のあたご級護衛艦のうち2隻の近代化改修の要請があった。米議会には本件を差し止めることが30日の間で可能だが、実際には差し止めはまれ。 議会が承認すればロッキードが主契約企業となる。販売にはイージス戦闘システムズ、レーダーシステムズ向け新型プロセッサー、画像表示卓、壁面ビデオ表示ならびに性能向上型主砲およびセンサー類が含まれる。 ペンタゴンの説明は日本に防空戦闘の大幅な能力向上手段を

CIA運用のUAVが展開する秘密戦は米国戦略の重大要素

CIA Drones Help Wage Secret Wars By Sharon Weinberger Washington aviationweek.com December 03, 2012 オバマ政権がCIAの問題となっていた無人機プレデター、リーパー部隊を解隊すると四年前に信じ込んでいた向きは今回の選挙期間中に大統領が言っていたことを聞き逃している。発言内容をよく読めば、大統領が無人機によるテロリスト暗殺を一度も批判していないことがわかる。 発言中にアルカイダ幹部を標的にした強硬なパキスタンでの作戦支援の片鱗が見える。「アルカイダ幹部が2005年に集まっていた機会に行動しなかった のは大きな誤りだ。」と初当選前の選挙期間中に発言している。「アクションを取れる情報があり、大物テロリストの標的がいるのにムシャラフ大統領が行動しないのなら、こちらがするまでだ」 これこそ同政権がUAVの使用して実行していることだ。SEAL部隊でオサマ・ビン・ラディン殺害を許可したがその唯一の例ではない。 さ らにオバマ大統領自らが承認したいわゆる「殺害対象者リスト」があり、アルカイダ関係者で暗殺対象としてCIAの秘密UAV部隊にねらわれているものが いることはニューヨークタイムズが既に報道している。このリストでは追加が続いているようだ。またアフリカ内の基地拡張によりオバマ政権は武装UAVを軍 事戦略の中心におこうとしている。 .秘密が秘密でなくなったらそれはもう秘密とはいえない。CIAが独自のUAVを運用して攻撃任務の相当部分特にアフガニスタン国境外で実施しているのは公知の事実だ。 近年になり情報が漏れてくるようになり、CIAがどこでどんな形で無人機による攻撃を加えているかがわかってきたが、詳しいことは大部分があいまいなまま だ。たとえばCIAが運用するUAV機数はよくわかっていない。2006年時点でプレデター、リーパー生産ラインに米空軍向け以外の機体が混じっており、 CIA向け機体はUSAF向け契約の中に紛れ込んでいない可能性が指摘されていた。ただし攻撃回数自体が物語っており、この4年間で致死的攻撃の回数は増 える一方で、減る兆候がない。オバマ政権二期目ではUAVを利用した作戦は強化されそうだ。 CIA が実施するのが「人目の届かない形の戦争」で

米空軍の秘密開発爆撃機、ISR機材の存在を読み取る

我々の知らない間に大型無人ISR機(爆撃機?)がすでに完成しているようです。そしてエリア51でテスト飛行が実施されており、裏予算の手当も済んでいると見受けられます。やや長文ですがご容赦ください。 Reading Secret USAF Bomber, ISR Plans aviationweek.com December 03, 2012 ス テルス技術の応用に情報収集・監視・偵察(ISR)用無人機が選択されるのは明白だ。ISR機には機動性や超音速飛行が必要でなく、この2つの要求がある とステルス技術でも非常に高価になってしまう。UAVが接近拒否空域や制空権が確立されていない場所で生き残るためにステルスは必要な要素だ。 も しミッションが探知されずに実施できれば二重のボーナスとなる。情報収集が邪魔されずに実施できるし、欺瞞やカモフラージュが不要となるからだ。米国がス テルスUAV開発を進めている唯一の国だというのはおどろくべきことで、複数ある米国のステルスUAV開発のうちひとつは業界の自己資金によるものだ。 同じように奇異なのは、太平洋の重要性や今後登場する長距離爆撃機long-range strike (LRS) の系列の重要性が言われる中でLRS-B 爆撃機がその中心として未だに姿を表していないことだ。 この2つの謎に対する回答は闇の世界the black worldにある。ブラックISRや攻撃機の開発予算は以前から確保されており、表の航空機開発にも影響を与えている。ただし、殆どの情報提供の出所は明されることはない。 ステルス技術の大部分はISRの世界からはじまっているのであり、これまでU-2機をステルス化する試みがあったが、失敗したのもそのひとつだ。 ロッキード および ジェネラル・ダイナミックス が競作した結果ロッキードA-12ブラックバードが生まれ、AQM-91コンパスアローUAVが完成した。その後の第二のステルス化の波が1970年代にやってきて、 ノースロップ のタシット・ブルー監視機が生まれている。 1983年当時は全ての関心はソ連に向けられており、ロッキードと ボーイング が 共同開発で高性能空中偵察システムAdvanced Airborne Reconnaissance System (AARS) の製作に残った。同システム