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F-35は本当に配備できるのだろうか 再び費用上昇との報告

JSF Costs Escalate Again aviationweek.com Mar 29, 2012     ペ ンタゴンが議会に3月29日提出した報告書によるとロッキード・マーティンF-35共用打撃戦闘機はさらに4.3%の費用増加で3,957億ドル規模にな るという。同日に会計検査院からはJSF関連の予算増加はペンタゴン関連計上位96案件の予算超過の半分以上の規模であり、単体では全体の21%の予算規 模になるとの指摘がなされた。 ペンタゴンは先に同機の小規模精算開始を再度承認しており、この決定はそもそも議会が定めた予算目標未達の恐れから一度は撤回されていたもの。価格上昇は生産減速と予想をうわまわる人件費で一層加速化されている。        プラットアンドホイットニー製F135 エンジンも9.7%上昇して638億ドルに膨れ上がっており、その原因は予備部品の価格上昇だという。 そのほかソフトウェア改修の開発・統合費用の増加を大きな課題で、全体として維持費用も1兆ドルかかると積算があったものをどこまで圧縮できるかが問題だ。 議会はこれまでもF-35予算を削減してきたが、 契約手続きの遅れを理由にしてきた。現に同機の第5ロット予算は一年前に認可されているが、契約は未締結だという。 こ れに対しペンタゴンで調達担当トップに就任する予定のフランク・ケンドールFrank Kendallは第五ロット機で不明確な契約があるのは事実であるが、最終価格をめぐり交渉中だと明らかにした。この後に続く2ロット分の交渉手続きの加 速をペンタゴンは希望していると上院軍事委員会で証言しているが、上院議員から透明性を求める意見が出されている。