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日印共同訓練JIMEXが閉幕。海上自衛隊はかが、むらさめを派遣。インド海軍との共同作戦実施力を示した。同演習は今年が5回目。クアッドの実質的能力拡大が着実に進んでいるのは朗報。

MiG-29K戦闘機編隊がかが上空を飛行した。. Indian Navy picture.     以下インド国防省報道発表です。   第五回日印共同訓練JIMEXが10月6日から8日にかけアラビア海で実施された。   演習では海上自衛隊、インド海軍の艦艇が加わり、対空、対水上、対潜戦を展開した。   インド海軍は西部艦隊司令アジェイ・コシャー少将が指揮を執り、国産駆逐艦INSコチ(シーキングMK42Bヘリコプター搭載)、誘導ミサイルフリゲート艦INSテグ(チェタク捜索救難ヘリコプター搭載)のほか、P-8I海洋哨戒機、MiG-29K戦闘機も加わった。海上自衛隊は第三護衛隊群司令池内出海将補の指揮下でいずも級へリコプター駆逐艦かが、誘導ミサイル駆逐艦むらさめを派遣した。海自両艦はSH-60Kヘリコプターを運用する。   インド海軍、海上自衛隊艦艇が実弾発射を行った。 Indian Navy picture.     演習は出だしから早いテンポで展開し、水上戦シナリオではP-8Iが上空から偵察機能を提供した。両国部隊は水上補給活動としてかがからコチへの洋上給油を実施した。また地平線越え標的捕捉演習、実弾火砲演習も大なった。高度協調型対潜戦演習として海自が水中目標を使い、水上艦部隊とP-8Iが切れ目ない連携を見せた。   両国部隊の司令はかが、コチ艦上で対面し、防衛協力の友好関係を確認した。航空関連ではINSコチから発射した標的に対し高度対空戦演習を行い、MiG-29K戦闘機が視界外(BVR)戦闘演習に投入され水上艦攻撃をシミュレートし、インド海軍の哨戒機ドルニエも投入された。天候条件の悪化があったが、両国海軍のヘリコプター運用に影響はなく、相互に着艦し、高いレベルの相互運用能力を示した。   両国間の相互運用能力が高い正確さで連携したのはプロとしての技量の高さと普段からの訓練のたまものであり、両国部隊は海上脅威への準備を怠らない。また高いレベルの信頼と理解がこれまでに積み上げられている。今回の演習が複雑な内容となったことから両国海軍部隊はさらに戦略協力関係を深め得、必要とあれば共同して相互の海洋権益を守り、域内の平和、安全、安定を維持する体制にある。■     Fifth Edition of Japan-India Maritime Exercise JIMEX Co