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2026年5月31日日曜日

今年のロイヤル・インターナショナル・エア・タトゥー(RIAT)はイラン戦争が先行き不透明のため開催を中止になりました

 

イラン戦争の先行き不透明感のため今年のRIAT 2026は中止


ロンドン発――ロイヤル・インターナショナル・エア・タトゥー(RIAT)の主催者は、RAFフェアフォード基地へのアクセスが不透明な状況を受け、今年の航空ショーを中止すると発表した。

イングランド・グロスターシャーにある同飛行場は、米空軍のボーイングB-52およびロックウェルB-1B爆撃機がイランの標的を攻撃する拠点として使用されてきた。

4月8日に脆弱な停戦が成立して以来、フェアフォードからの爆撃は停止されているものの、戦闘が再開される可能性が消えない不透明感から、主催側は7月17日から19日に予定されていた航空ショーの開催を取りやめた。

主催者は5月22日、イベントの中止は「容易な決断」ではなく、英国空軍および米空軍との広範な協議を経て下されたと述べた。

決定は、イベント会場の建設工事が始まる前に下された。企業関係者向けのシャレーや航空ファン向けの観覧席の建設は、まもなく開始される予定だった。

さらに、数千人の来場者のすぐ近くに爆撃機や関連する兵器を配置することには、対処すべき複雑な保安上の問題があった。

「RIATが皆様にとってどれほど重要なものであるか理解しており、このニュースがどれほど残念なものであるかも認識しています。私たちも同様に深く残念に思っています」と、本イベントを主催する団体「ロイヤル・エア・フォース・チャリタブル・トラスト・エンタープライズ」のCEO、ギャビン・ゲイガーは述べた。

「今後については、2027年の開催再開に向け全力を尽くし、RIATがこれまで以上に充実した形で復活するよう尽力します」とゲイガーCEOは付け加えた。

本イベントの中止は今回で2度目となる。主催者は2008年のショーを中止した。開催直前の豪雨により駐車場が水浸しになり、使用不能となったためだ。その決定は、参加機がすべて到着した後に下された。

RIATは世界各国の空軍の交流の場となり、各国の空軍司令官や世界中から参加する航空機を惹きつけている。

昨年のショーでは、エジプト空軍が初参加した。今年のRIATには、ヨーロッパ各地からだけでなく、クウェートやカタールの機体も参加する予定だった。

フェアフォード基地に駐留する米軍の爆撃機は、同基地からの訓練飛行を継続している。米空軍は、空爆が再開された場合に備え、米民間予備航空隊(CRAF)の定期便を利用して同基地への弾薬備蓄を継続している。

5月中旬、ドナルド・トランプ米大統領は、湾岸諸国の指導者たちからの要請を受け、イランへの空爆再開計画を中止したと述べた。その空爆には、フェアフォード基地に配備された爆撃機が使用される予定だった。

主催者は現在、2027年7月16日から18日に開催予定の来年のイベントに向けて準備を進めている。■

トニー・オズボーン

Eメール:tony.osborne@aviationweek.co.uk

ロンドンを拠点とするトニーは、欧州の防衛プログラムを担当している。2012年11月に『Aviation Week』に入社する前は、シェパード・メディア・グループに在籍し、『Rotorhub』誌および『Defence Helicopter』誌の副編集長を務めていた。

RIAT 2026 Canceled Over Iran War Uncertainty

Tony Osborne May 22, 2026

https://aviationweek.com/defense/budget-policy-operations/riat-2026-canceled-over-iran-war-uncertainty


2016年6月30日木曜日

★今年のRIAT/ファーンボロの見どころはF-35だ



今年の英国航空ショーは国民投票後に開催となり、英国は大型防衛機材の導入を予定通り進めるのか注目されます。その中で前回は直前で参加できなくなったF-35が雪辱を晴らそうとしており、すでに機材は大西洋を横断して到着しています。


All Eyes on Farnborough, and F-35

Andrew Chuter, Defense News1:03 p.m. EDT June 27, 2016

NETHERLANDS-US-DEFENCE-F-35(Photo: EVERT-JAN DANIELS, AFP/Getty Images)
LONDON – 英国デビューを二年前に断念したF-35ライトニングIIがいよいよロイヤルインターナショナルエアタトゥー(RIAT)ならびにファーンボロ航空ショーで7月に登場する。
  1. 国防総省とロッキード・マーティンはエンジントラブルで前回2014年の出展を中止した埋め合わせをする。今回は5機を英国へ飛ばす。
  2. だがファーンボロ航空ショーの見どころはF-35だけではない。
  3. 英国からは大型調達案件の発表が見込まれる。ともにボーイングのP-8ポセイドン哨戒機とアパッチAH-64E攻撃ヘリコプターだ。.
  4. 新型機ではブラジルのエンブラエルがKC-390ジェット軍用輸送機をC-130ハーキュリーズのライバルとして発表する。英ハイブリッド航空機 Hybrid Air Vehiclesは全長92メートルのエアランダー10飛行船を初公開する。
  5. とはいえF-35が関心を集めることは想像に難くない。
  6. 米海兵隊仕様の二機、英国用一機のF-35B短距離離陸垂直着陸型STOVLに米空軍仕様F-35A二機がまずRIATに登場する。会場は南部イングランドのフェアフォード英空軍基地で7月8日から10日までだ。
  7. 英軍は今のところF-35A調達の予定はないが、138機調達の公約を実現する中で同型の導入も検討するのではないか。
  8. STOVL型3機はファーンボローでも飛行展示を7月11日まで続ける。ショー会場に着陸せずフェアフォードへ帰還する。
  9. 今回出展されるとSTOVL型で初の米国外展示となる。英国産業界も同機生産に参画しており、ハリヤー運用の歴史を有する英国にとってSTOVLは愛着を覚える存在だ。
  10. 英国のF-35がユーロファイター・タイフーンとともに打撃力の中心となる点も重要だ。そこに排水量65千トンの空母二隻が加わる。空母はスコットランドでの建造がいよいよ最終段階に入る。
  11. ハワード・ホィールドン(ホィールドン戦略コンサルタント)はF-35の英国デビューは英軍にとって大きな意義があると述べる。
  12. 「百聞は一見にしかず、ですよ。RIATとファーンボロにF-35がやってくるとRAF、英海軍に強力な能力を付与することが関係者に実感できますよ。その意味で大きな一歩で英航空戦力の新時代の幕開けです」
  13. ただ空軍力の増強となるとF-35だけではない。
  14. 国民投票もあったが、ショーは海外有償軍事援助制度を利用した大型案件ふたつの発表の場になると見られる。RAF向けボーイングP-8ポセイドン哨戒機と英陸軍向けボーイングAH-64Eアパッチ攻撃ヘリコプターの導入を公式に発表の見込みだ。
  15. ボーイングにとってファーンボロは大きな成果を実現する場になる。7月15日に同社は創立100年を迎え、ファーンボロは同社の過去現在未来の業績を大々的に示す場にもなる。
  16. 米航空宇宙産業各社と英国企業がファーンボロで最大の勢力だが、中国もプレゼンスを示そうと準備中だ。国際パビリオン計22棟のうち中国、韓国、ブラジルが大部分を使うのは前代未聞のことだ。
  17. ショーの主催者ファーンボロインターナショナルは取材時点で飛行展示機のリストを完成させていなかった。
  18. ただし飛行展示各機もF-35の前では影が薄くなる。2015年8月ショアダムで旧式ジェット機が飛行展示中が墜落し11名が死亡したため飛行制限が適用されている。
  19. ファーンボロ上空でも安全を重視し曲技飛行は大きく制限される。このためRAFはレッドアローによる曲技飛行を自粛し、飛行通過だけとする影響が出ている。また会場付近の道路は午後から閉鎖され帰りの交通移動は苦痛となるだろう。■


2014年4月18日金曜日

F-35の英国遠征案が明らかになる


Lockheed Preparing For F-35 U.K. Deployment

By Anthony Osborne tony.osborne@aviationweek.com
Source: AWIN First
aviationweek.com April 16, 2014
Credit: Lockheed Martin


ロッキードマーティンは米国防総省、英国防省と共同でF-35の英国でのデビュー案を最終調整中。

  1. 原案はチャック・ヘイゲル国防長官が4月16日に承認ずみで、王立国際航空タトゥー(RIAT)が今年7月11日から13日にフェアフォード英空軍基地で開催されるのにあわせ、F-35を飛行展示とと地上展示する。
  2. またファーンボロ航空ショーにも出展するが飛行展示のみとし、会期中はフェアフォードに機体を駐機し移動させる。
  3. 派遣するのF-35Bは三機で二機は海兵隊仕様で一機は英国向け機体とし英パイロットが操縦する。
  4. 派遣が決まると、運用基地から三週間にわたり遠隔地に送られるため苛酷な条件となるほか、空中給油により長時間飛行して移動することになる。給油機が海兵隊のKC-130Jか、空軍のKC-135ないしKC-10になるかは現時点では不明。
  5. もうひとつはっきりしないのは今回派遣対象の機体のうち一機が7月4日予定の英国の新型空母HMSクイーン・エリザベスの命名進水式(スコットランド・ロサイス)で役割を与えられるかどうかだ。
  6. 英国は現在三機のF-35を保有しており、四機目を発注中。期待されている追加14機の調達案はまだ発表されていない。■