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★★★F-3開発:急浮上したF-22生産再開提案は日本に費用負担大半を求める内容

降ってわいたようなこの話ですが、前からF-22生産再開の話はあり、日本の影もちらちらしていました。虫のいい話に聞こえますが、日本にはF-2事案でも苦い思いをした経験もあり、F-3国産開発で進んできたのですが、いよいよ今年中ともいわれる方針決定の段階で考慮すべき点は多く、以下の内容にも一定の長所はあるように思われます。実現するかは微妙ですが、貿易収支、米国の動向もにらむと可能性が皆無とも思われません。実現するとすればイスラエルも関与すべきと考えますが、皆さんはどう思いますか。 Lockheed Should Restart the Raptor Line If Japan Wants An F-22-F-35 Hybrid   日本向けF-22-F-35ハイブリッド新型機が実現すればロッキードはラプター生産ラインを再開する構え Geopolitical trends, security concerns, and industrial and combat aircraft capability needs, could give birth to an American-Japanese Raptor 2. 地政学、安全保障、産業構造、戦闘機ニーズを考慮すると日米共同のラプター2.0が実現する可能性が浮上 BY TYLER ROGOWAY APRIL 20, 2018 http://www.thedrive.com/the-war-zone/20288/japans-interest-in-an-f-22-f-35-hybrid-could-mean-a-restart-for-f-22-production-line OSAKABE YASUO ロッキード・マーティン と日本産業界共同でF-35ライトニングとF-22ラプターの長所を組み合わせた準国産戦闘機を開発する構想に関心が日本の関心を集めていいるとのロイター報道にThe War Zoneはさして驚かされていない。 以下ロイター電の抜粋だ。 「ロッキードは日本防衛省と協議を終え日本の情報開示請求(RFI)に対応した正式提案を機微軍事技術公開に関する米政府承認の後に提出する準備に入った。提案内容に詳しい筋から直接この内容が判明した。 高度機密航空機設計内容・ソ

空軍長官はF-22生産再開に冷淡な姿勢

SecAF James Is Cool To F-22 Restart By COLIN CLARK  on July 06, 2016 at 4:01 AM http://breakingdefense.com/2016/07/secaf-james-is-cool-on-f-22-restart/feed/ PENTAGON: F- 22生産再開は「費用が法外な規模」と空軍長官デボラ・リー・ジェイムズが 発言した 。 ジェイムズ長官 はワシントン記念碑を見下ろすペンタゴンEリングの長官執務室で取材に応じ、空軍は 航 空優勢2030構想を進め第六世代戦闘機あるいはシステム体系のシステムの概念を初めて定義づけようとしていると説明。F-22の設計が始まった1980年代後半と今では変化が明白でF-22が想定した脅威が今では「大きく変わっている」と述べ、同機は「傑作機」であり当初設定にない用途でも有益性を実証したと説明している。 前空軍参謀総長マーク・ウェルシュ大将が生産再開を公言したが、ジェイムズ長官が上げた再生産の功罪を引用していた。「突飛な発想ではないでしょう。F-22の性能と搭乗員の技量はずばぬけています。期待通りの成果を出している機体」とウェルシュは5月に発言していた。 それ以降F-22ライン再開の議論が活発化している。ロッキード・マーティンはF-35共用打撃戦闘機を今後数十年にわたる主力製品と位置付けており、同社が議論に火をつけたのではないようだ。下院は国防予算認可法案に最低でも194機のF-22の生産再開をした場合の費用面検討結果を来年1月1日までに提出するよう空軍長官に求める文言をわざわざ加えたほどだ。 だが生産再開となれば空軍は費用の数百億ドルを別事業から捻出せざるを得ず、現状でも予算管理法による強制削減措置への対処を迫られている。 F-22生産再開を強く推してたランディー・フォーブス下院議員は下院軍事員会シーパワー兵力投射小委員会の委員長をまもなく退く。フォーブスはヴァージニア州で議席を守れず、スコット・テイラーという州議員、元海軍SEAL隊員という無名の新人に敗れている。 ■

★★F-22生産再開はどうやら実現に向かいそう 日本も静観だけではすまなくなる?

本当にウェルシュ参謀総長はF-22生産再開が望ましい選択と信じているようです。気になるのは改良型開発-生産再開の前提として米議会は海外国の参画を考えている様子があることで、想定される同機の導入国がイスラエルとわが日本ですが、イスラエルはうまく逃げるでしょうから日本が相当の負担を迫られることが容易に想像できますね。そこまでしてF-22改がほしいとしたらF-35はどうなるのでしょう。これまでの投資が無駄にならないことを祈るばかりですが、考えれば考えるほど厄介な機体ですね、F-35は。 USAF warms to F-22 Raptor revival proposal 26 MAY, 2016 BY: JAMES DREW WASHINGTON DC https://www.flightglobal.com/news/articles/usaf-warms-to-f-22-raptor-revival-proposal-425794/ 予算制約のため新たに導入する ロッキード・マーティン F-35より多くの旧型機を退役させざるを得ない米空軍だが、任期が残りわずかになった参謀総長マーク・ウェルシュ大将はF-22ラプター制空戦闘機改良版の生産再開は「突飛な案」ではないとする。 ペンタゴンの最新の装備調達予算案によれば議会が求める作戦機材1,900機体制の実現に必要な予算が2021年度以降に不足する。 第一線戦闘機と飛行隊の規模は2022年から2026年にかけて「実質的に縮小」し、フェアチャイルド・リパブリックA-10「ウォートホグ」他長期にわたり稼働してきた機体が2031年に退役して最低規模になる。 そこで対策が必要だが、5月26日に空軍協会主催のフォーラムでウェルシュ大将はこの点を問われ予算が課題だと認めた。ウェルシュ自身はF-16およびA-10を操縦した経験がある。グローバル展開できる超大国の地位を今後20年、30年、50年にわたりアメリカが堅持する決意があるのなら空軍に相応の予算配分を講じるべきと述べた。 US Air Force 現時点でF-35A多用途戦闘機、 ボーイング KC-46A空中給油機、ロッキードC-130J戦術輸送機が空軍の機材調達予算のほとんどを消費しているが、このうち

★F-22生産再開に米空軍で初めて前向き発言したウェルシュ参謀総長に注目

もし本当にF-22を生産再開すれば、当然日本はイスラエルと並んで購入を期待されるでしょうが、参謀総長の言うように第六世代機(まだ概念も完成していません)の実現を差し置いて実現するのであれば考えてしまいますね。F-35が予算拠出元となればそれはそれでいいのですが、これは議会対策含め老獪なウェルシュ大将流のレトリックで次世代機の開発に向かった方が得策ですよと言っているのではないでしょうか。 Welsh: F-22 Restart for US Air Force Not 'A Wild Idea' Lara Seligman , Defense News 3:14 p.m. EDT May 26, 2016 http://www.defensenews.com/story/defense/air-space/2016/05/26/f-22-restart-not-wild-idea-says-welsh/84971806/ (Photo: John Rossino/US Air Force) WASHINGTON — ロッキード・マーティンのF-22生産ライン再開をめぐり米空軍や産業界から非現実的との声がある中、退任近づく空軍参謀総長から突飛な思い付きではないとの声が26日木曜日に出てきた。 マーク・ウェルシュ大将の発言は議会の申し出に空軍上層部がF-22生産再開は絵に描いた餅とけんもほろろな中で初めて空軍から出た前向きな反応となった。 議会はかねてから生産ラインを閉鎖した五年前のロッキード決断を批判してきた。しかしF-22生産再開が勢いをつけてきたのは今年に入ってからで、下院は本会議で議決済みで上院が可決すれば法案が晴れて成立し、空軍に正式に生産再開の検討を求めることになる。 議会の求めに応じて空軍はすでにF-22生産再開の場合を想定した検討は始めているとウェルシュ大将は述べた。再開の場合は第六世代戦闘機の代わりにF-22を生産するかもしれないという。ウェルシュ大将は空軍協会主催の会合で発言している。 空軍幹部は生産再開はけた違いの費用になると述べてきたが、ウェルシュ大将は「とんでもない案ではない」と述べた。 「突飛な発想ではないでしょう。F-22は成功した機材であ

★F-22生産再開>本当に実施したらどうなるのか 専門家による検討結果

政治家の発想から始まった今回の案件ですが、どこまで真剣な議論なのかわかりません。とりあえず専門家の見地から実施できるのか、実施するとしたらどうなるのかを手短にまとめていますのでご参考に供します。ゲイツ長官がせっかく正しい結論を出していたのにここにきて戦闘機万能主義がまた出てきたのでは航空戦力の正常な進化が数十年後退しませんかね。とはいえ日本、イスラエルが生産に参加できる条件なら検討してみるのもいいかもしれません。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Want More F-22s? Here’s What That Would Take APRIL 22, 2016 BY MARCUS WEISGERBER http://www.defenseone.com/technology/2016/04/want-more-f-22s-heres-what-would-take/127729/?oref=d-channeltop LOCKHEED MARTIN ラプター生産ラインは閉鎖から5年近くたっている 米議会がF-22ラプター戦闘機の生産再開の検討を空軍に求めているが、これは小切手を切って照明を再点灯するような簡単な話ではない。 2017年度国防予算認可法案の審議で下院軍事委員会から空軍に194機のラプターを新規製造した際の検討を求めている。実現すれば空軍が算定した必要機数381機に十分となる。同委員会の委員長マック・ソーンべリー議員(共、テキサス)他は世界は2009年から変化したと主張。ロバート・ゲイツ国防長官(当時)がF-22製造を187機で打ち切り、F-35共用打撃戦闘機に比重を移したのがその年だ。ステルスで超音速巡航飛行が可能なラプターは敵となる相手のない制空戦闘機としての地位を数十年は保持すると見られていたがこれは楽観的過ぎると判明した。 「ロシア、中国両国が予想を上回る高速の機体を開発しています」とジェイムズ・ホームズ中将(空軍参謀次長、立案要求部門担当)が上院軍事委員会の公聴会で3月8日に話している。 「増産が有効な