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注目の機体 ジェネラルアトミックスのステルス無人機アヴェンジャーがロッキードのリージョンポッド搭載で敵ステルス機を探知、排除する可能性。忠実なるウィングマンの一例となりそう。

  GA-ASI     ジ ェネラルアトミックス が自社のアヴェンジャー無人機に ロッキード・マーティン のリージョンポッドLegion Podを装着し飛行テストを実施した。リージョンポッドは赤外線探知追尾センサー(IRST)を搭載し、遠距離の探知追尾に加え、その他各種センサー装備も搭載可能だ。リージョンポッドの搭載でアヴェンジャーは「忠実なるウィングマン」となり、単独または他の無人機との自律飛行も可能となる。   ジェネラルアトミックスの航空機システム部門 GS-ASI がフライトテスト実施を2021年1月15日に発表したが、実際の時期・場所は明らかにしていない。フライトは90分間でアヴェンジャー主翼下のパイロンでポッドを搭載した。GA-ASIはロッキード・マーティンとの共同作業は「コンセプトから飛行まで」三ヶ月未満で実施できたという。   GA-ASI フライトテストでロッキード・マーティン製リージョンポッドを搭載したジェネラルアトミックスのアヴェンジャー無人機。     「今回の飛行実証でアヴェンジャーRPA(遠隔操縦機)は迅速反応性能を示した」とGA-ASI副社長戦略開発担当J.R.レイドが報道資料で述べている。「アヴェンジャーはソフトウェア、ハードウェアでセンサーを統合し必要とされる性能を発揮できる偉大な機体になった」   ロッキード・マーティンのミサイル火器管制装備開発部門で固定翼センサー事業を担当するケネン・ネルソンは「アヴェンジャーRPAへのリージョンポッド搭載でリージョンポッドシステムの柔軟対応能力の一例となり、戦闘機から無人機まで対象に防御機能を改めて実証できた」とコメントしている。   リージョンポッドのアヴェンジャー搭載が両社の独自企画なのか発注元の要望に沿うものかも不明だ。1月6日、GA-ASIから別の発表があり、空軍が改装アヴェンジャー2機を借り上げ、スカイボーグ事業の代理機にするとあった。   この2機は「改良型データリンクとスカイボーグ・システム・デザインエージェント(SDA)の中核ソフトウェア含むペイロード」を搭載すると同社は発表。「両機は2021年2022年にわたり各種試験に投入され、有人機からアヴェンジャーを操作し、有人・無人機間でデータ情報を交換する」とある。   スカイボーグは空軍研究本部(AFRL)が統括し、人工知能(A

無人機を母機とする小型無人機スパローホークを発表したジェネラルアトミックス

  ジ ェネラルアトミックス の新型無人機は別の無人機を母機から発進回収される。  米無人機製造分野で大きな存在感を誇るジェネラルアトミックスが開発中案件として新型無人機構想を発表した。同機はスパローホークスと呼ばれこれまでにない特徴を有する。   同社によればスパローホークは小型無人航空装備で「空中発射回収技術の実証機」として母機となる大型無人機ないし別機種から運用する。   小型無人機は母機の機能を拡張する役目を果たすと同社広報資料にある。ジェネラルアトミックス社長のデイヴィッド・アレクサンダーは「スパローホークによりMQ-9が搭載するセンサーの能力が拡大され、省人化を進めながらISR有効範囲が広がる】と説明。   同機はまだ量産に入っていないが、折り畳み式主翼で機体全体は180度回転し飛行中の空力学的効果を狙う。     ジェネラルアトミックス説明ではスパローホークはグレムリン事業で製造するとある。これはDARPAの極秘事業で「UAV複数を既存の爆撃機や輸送機から発進させるねらいがある。母機は戦闘機や小型の機体でも対応可能とし、敵防空網の外から発進させる。   DARPAの説明では「グレムリンはミッションを完了すると、C-130が空中で回収し基地に戻る。基地で要員は24時間以内に次のミッションへ送り出す」とある。   安価な小型消耗品扱いの戦闘機が登場すればその利点は明らかだ。保守点検費用以外に航空要員の生命の危険を減らすメリットには大きなものがある。   ジェネラルアトミックスはリーパー、プレデターのメーカーとして有名だ。両機は米国の海外戦闘ミッションで不可欠な存在だ。だが、両機は長年供用されており、そろそろ後継機種が必要となってきた。   ジェネラルアトミックスが公開したのはスパローホーク以外にもあり、同社発表の想像図を見るとこの無人機はステルス全翼機のようで同社には初の試みとなる。同社によればこの無人機の特徴は長時間滞空性能だという。   無人機の老舗ジェネラルアトミックスはステルス無人機、無人機を母機とする無人機のほかにも隠し玉があるように見える。■   この記事は以下を再構成したものです。     Sparrowhawk: This Drone Can Be Launched from the Air and Recovered by a Mothe

米空軍がMQ-9リーパー調達を終了する背景

米空軍がMQ-9リーパー調達を突如終了し、新型無人機調達に切り替えか これまでジェネラルアトミックスが米無人機生産の中心だったが、戦術面の現実の前にこれも変わりそうだ。 第432航空団所属のMQ-9 リーパーと運行に当たる隊員がネヴァダの夕日の中に立つ。432ND WING PUBLIC AFFAIRS—PUBLIC DOMAIN 米 空軍の2021年度予算要求でMQ-9リーパー無人機の最終購入24機が盛り込まれている。これまで生産はまだ5年は続くと見られており、363機のMQ-9調達になると予想されていた。突然の変更には深い意味がある。まず、メーカーの ジェネラルアトミックス には急な話でありとても歓迎できない話だ。二番目に空軍もやっと無人戦闘航空機の残存性に優先順位を認めたということだ。超大国間の戦闘で無人機にも大きな役割を期待される。  MQ-9の生産継続に黄色信号がついたのをAir Force Magazineが2020年2月26日に伝えており、 ジェネラルアトミックス 副社長クリス・パーソンが同社の状況に触れていた。 「突然の生産ライン閉鎖ですが次への展望がないまま、情報偵察部門にも混乱が生まれます。この影響はゆくゆく戦闘の第一線に現れますよ。この機体は訓練用じゃないんです....当社は納入の22ヶ月前からリードタイムの長い部品を手当してるんです....衛星受信機やエンジンとか....政府にも最適価格を提供してきたんです」 サプライチェーンに投資する中で突然はしごを外された格好...生産画境中止になればすぐ影響が出ますよ。雇用にも。解雇やレイオフとなれば新機種を生産しようとしても必要な技能職がすぐ見つからなくなります」 ジェネラルアトミクスにはとても郎報といえない。同社にはリーパー派生型のスカイガーディアン事業もあり、通常の航空交通の中を飛び、40時間連続飛行や高度50千フィートまでの運用性能がある。だが、リーパー生産ラインが閉鎖されれば空軍の遠隔操縦機調達での同社の独壇場も終わりを告げることになる。MQ-9は空軍の戦闘用無人機部隊で中心的存在だ。 GENERAL ATOMICS スカイガーディアン また同社はエル・ミラージュに巨大な新設備を完工したばかりだ。新施設には120千平方フィートの大格

大西洋横断飛行に挑戦するMQ-9Bスカイガーディアン

MQ-9B SkyGuardian to Highlight Endurance With Trans-Atlantic Flight  MQ-9Bスカイガーディアンが大西洋横断飛行で長時間飛行性能を実証へ General Atomics’ MQ-9B SkyGuardian (Photo: General Atomics Aeronautical) Military.com 26 Jun 2018 By Oriana Pawlyk https://www.military.com/defensetech/2018/06/26/mq-9b-skyguardian-highlight-endurance-trans-atlantic-flight.html 中 高度飛行用MQ-9Bスカイガーディアン無人機が初の大西洋横断飛行に挑戦する。これは7月のロイヤルインターナショナル・エアタトゥーに参加するためとメーカーの ジェネラルアトミックス が発表した。 同社によれば遠隔操縦機(RPA)のスカイガーディアンは同社のノースダコタ州グランドフォークス飛行テスト施設から英国フェフォードRAF基地へ飛行する。 「RPA長距離飛行で新標準を示したい」と同社CEOリンデン・ブルーLinden Blueが述べている。 「RAF100周年に当社としてRAFのイノーベーションの戦闘を走る姿をこのフライトで祝いたい」 MQ-BとはジェネラルアトミックスのプレデターB型の派生機で海洋情報収集・監視偵察型のシーガーディアンの最新型だ。RAFはスカイガーディアンを導入予定と同社発表にある。 スカイガーディアンは最近のテストで連続48時間フライトに成功し、予定の40時間を上回った。 MQ-1プレデターやMQ-9リーパーとの比較ではMQ-9Bの時速は240マイルで損傷や悪天候に耐える設計となっており、飛行制御ソフトが一層強化されたのが特徴だ。 その一環でバードストライクや落雷でも飛行可能だ。 同機は英国航空当局や米連邦航空局の要求水準に合致しており、今後はNATO標準型式証明取得をめざす。 「型式証明取得は衝突回避システムの強化とともにあらゆる民間空域での無制限飛行に道をひらくことになります」と同社は発表している。■

ちょっとびっくり MQ-25競作でジェネラルアトミックスにボーイングが共同開発に加わることへ

General Atomics to partner with Boeing on MQ-25 Stingray ジェネラルアトミックスがボーイングと合作でMQ-25スティングレイ採用をめざす GA-ASIのシーアヴェンジャーを原型にした米海軍向けMQ-25スティングレイの想像図。 Source: GA-ASI Gareth Jennings, London - Jane's International Defence Review 13 February 2018 http://www.janes.com/article/77855/general-atomics-to-partner-with-boeing-on-mq-25-stingray ジ ェネラルアトミックス・エアロノーティカルシステムズ Inc.(GA-ASI)は ボーイング と共同でMQ-25スティングレイ提案を米海軍に行うと同社が2月12日に発表した。 同社は ボーイング・オートノマスシステムズ と共同でMQ-25スティングレイ無人空母運用航空システム(UCAAS)競合に臨むことになった。 「当社はジェネラルアトミックスと共同でMQ-25提案に臨むことを喜ばしく思います」とボーイング・オートノマスシステムズ副社長クリス・レイモンドが述べている。「GA-ASIをわが社の航空機、自律運行の知見で助けていきたい」 GA-ASIはMQ-25提案の内容が明らかにさた。エンジンは プラット&ホイットニー PW815、降着装置は UTCエアロスペースシステム 、通信装置は L3テクノロジーズ 、ソフトウェアに BAE 、航法システムは ロックウェルコリンズ 、降着装置特に拘束ギアにはGKNエアロスペースのフォッカーを採用する。さらにGA-ASIは傘下のジェネラルアトミックス・エレクトロマグネティックスシステムおよびジェネラルアトミックス・システムズインテグレーション部門の力も借りる。 GA-ASIはこれ以外の協力企業を明示していないが、機体はシーアヴェンジャーとして知られるアヴェンジャー(プレデターC)UAVの海軍版を原型にすると見られる。  中止となったUCLASS(無人空母運用偵察攻撃機)構想の後を引き継ぐMQ-25スティングレイは米海軍

ボーイングが12月19日に発表したのはMQ-25海軍向け無人給油機だった

Boeing Unveils Prototype For The Navy's MQ-25 Drone Tanker Competition ボーイングが海軍MQ-25無人給油機競合への自社提案を発表 After teasing the reveal on social media, we finally get our first peak at the company's clean-sheet, aircraft carrier-borne, unmanned tanker design. ソーシャルメディアでのもったいぶった発表は完全新型空母搭載無人給油機と判明 BOEING BY JOSEPH TREVITHICK AND TYLER ROGOWAY DECEMBER 19, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/17086/boeing-unveils-prototype-for-the-navys-mq-25-drone- tanker-competition 謎 めいた ツイッター 投稿で好奇心を刺激してくれた ボーイング の謎の機体の正体は米海軍向けMQ-25スティングレイ無人給油機案と判明した。同社は ジェネラルアトミックス に次いで同事業参画をめざす二番目の企業となった。  2017年12月19日、ボーイングが新型無人機をファントムワークス作品として発表した。ファントムワークスは極秘機材の担当部門で ロッキード・マーティン のスカンクワークスに相当する。同社はこの機体の社内呼称等を発表していない。これでMQ-25参入を表明しながら機体発表していないのはロッキード・マーティンだけとなった。MQ-25はCBARS(空母搭載空中給油システム)としても知られるが当初はUCLASS(無人空母運用空中監視攻撃機事業)だったが経緯があり変更されたもの。  ボーイングのファントムワークスで給油機をまとめるドン・ギャディスDon Gaddisは「ボーイングは空母搭載機を海軍に90年にわたり納入しています」と述べ、「技術製造開発契約を交付いただければフライトテストを実施できる状態です」と声明文を発表した。 View image on Twitter