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2017年8月29日火曜日

★8月29日北朝鮮ミサイル 速報)平壌国際空港から発射か


日本国内に落下物がないから安心のようですが、本質を見失っていませんかね。そういえばミサイル防衛で落下物が発生するから危険、と主張する議員もいましたね。またミサイル防衛をすれば挑発行為で攻撃を受けるから反対との別の議員もいましたね。条件反射的な報道もすぐ鎮静すると思いますが早く本質の議論に向かわないといけません。


North Korea fires missile over Japan in aggressive test 

北朝鮮が日本上空を飛ぶミサイル発射に踏み切る


In this Saturday, Aug. 26, 2017, file photo, a man watches a screen showing an image of North Korean leader Kim Jong Un, at the Seoul Train Station in Seoul, South Korea. (Lee Jin-man/AP)

SEOUL, South Korea — 北朝鮮が弾道ミサイル一発を平壌から発射し日本上空を通過し太平洋に着水した。米国に近い同盟国の領土上空を飛翔させたのは米韓合同軍事演習への反撥と見られる。
韓国統合参謀本部によれば飛翔距離は2,700キロで最大高度550キロで北海道上空を通過した。日本上空通過は2009年以来のことで米本土を狙う核ミサイル開発で北朝鮮がまた一歩実現に近づいたといえる。
今年に入って北朝鮮のミサイル発射が今までより早いペースで実施されており、トランプ大統領の第一期が終わる2021年早々には北朝鮮が長距離ICBMの実戦化を達成すると見る専門家もいる。
韓国軍によれば発射地点は平壌国際空港のある順安(スナン)で、空港滑走路を使い道路移動式ミサイルを発射する可能性が現実のものとなった。
今回の発射の前に短距離弾道ミサイル三発を日本海に打ち込んでおり、一か月前にICBMの二回目の発射をしたばかりだ。
極東研究所(ソウル)の研究員Kim Dong-yubによれば今回発射されたのは火星-12中距離ミサイルの可能性が高く、ムスダンの可能性もあるという。または固形燃料式の北極星-2も考えられるとする。
日本上空を初めてとんだ北朝鮮ロケットは1998年の多段式「テポドン-1」で1,500キロ飛翔し太平洋に着水した。2009年に再び日本を飛び越えたロケットは衛星を搭載し、北朝鮮は成功したと主張するが、米北米防空司令部は軌道飛行を確認していない。国連も衛星発射は長距離ミサイル技術の開発を禁じる措置を逃れる隠れ蓑に過ぎないと非難している。
平壌はこれまでも米韓軍事演習を北朝鮮侵攻作戦の予行演習だと非難しており、経済的にひっ迫する中で対抗せざるを得ない不満を感じていると見る専門家もいる。■

2017年8月27日日曜日

8月26日発射の短距離ミサイルはすべて正常に飛翔したと米軍が発表を訂正


やはり米韓演習を黙って見ておれずミサイル発射に踏み切りましたが、ICBMではなく短距離ミサイルを日本海に向け撃ったのは標的想定が日本なのが明らかです。EEZに着水しなかったらよい、という話ではありません。同時発射で精度をそこそこ確保できれば恐ろしい脅威です。戦後72年の今、日本の安全が一番危うくなっています。

 

NK Missile Tests Didn't Fail, US Military Says in Revised Report

北朝鮮ミサイルの失敗は誤報と米軍が訂正


This photo reportedly shows the July 28 launch of a Hwasong-14 ICBM at an undisclosed location in North Korea. (Korean Central News Agency/Korea News Service via AP)
7月28日発射された北極星-14型ICBMと言われる写真。発射地点不詳。 (Korean Central News Agency/Korea News Service via AP)
Fox News | 26 Aug 2017
  1. 北朝鮮が8月26日に発射した短距離ミサイル三発はすべて飛翔に成功していた。当初失敗と発表していた米軍が訂正した。
  2. 韓国統合参謀本部によれば発射地点は東海岸で155マイル飛翔した。韓米両軍が解析中だが今のところ詳細発表はない。
  3. 米太平洋軍報道官デイヴィッド・ベンハム中佐から二発が「飛翔中に故障」し三発目は「発射直後に爆発した」と発表していたが、太平洋軍は評価を見直し、ミサイル飛翔は成功だったと韓国軍評価と一致する内容になった。
  4. 韓国大統領府は国家安全保障会議を招集し、今回のミサイル発射をとりあげた。今回の発射は7月の大陸間弾道ミサイル発射以来となった。
  5. 今回の発射は米韓合同軍事演習の五日目のことで北朝鮮は演習を開戦準備の一環と非難していた。朝鮮半島では晩夏と春季にそれぞれ展開される演習で緊張が高まる。
  6. 今回の発射前に北朝鮮国営メディアは金正恩が特殊部隊の訓練視察の様子を伝えており、金正恩は部隊に「無慈悲に敵部隊を一掃し一挙にソウルを占領して半島南部へ進軍する」と訓示した。
  7. 朝鮮中央通信は「標的命中コンテスト」に軍用機、多連装ロケット発射機、推進式銃弾が投入され、韓国の白ニョン島、延坪島を模した標的に特殊部隊がゴムボートで「奇襲上陸」したという。
  8. 国境地帯に位置する両島はたびたび軍事対立の舞台となっており、2010年には北朝鮮砲兵隊の攻撃で韓国海兵隊員二名、一般市民二名が犠牲となった。
  9. 北朝鮮の核開発の進展に対応し韓国でも軍備増強の動きが強まっており、米国と弾頭数上限の緩和ならびに米軍のミサイル迎撃装備の増強で協議が始まっている。
  10. 韓国も国産ミサイル玄武2型(射程約500マイル)のテストを行っている。戦力化すれば韓国が進める「キルチェーン」先制攻撃の重要要素になる期待が高まっている。■
Fox News' Lukas Mikelionis, Lucas Tomlinson and the Associated Press contributed to this report.

2017年6月9日金曜日

6月8日北朝鮮が発射したミサイルの正体を推測する



今年4月15日の軍事パレードで北朝鮮が展示したロシアの3M24対艦ミサイルを元に北朝鮮が導入した装備。6月8日発射されたミサイルがこの同型の可能性がある。Source: KCNA

North Korea test-fires possible anti-ship missiles

北朝鮮が対艦ミサイル数発を発射した可能性がある

 Gabriel Dominguez, London and Neil Gibson, London - IHS Jane's Defence Weekly
08 June 2017

  1. 6月8日に北朝鮮が同国東海岸から対艦巡航ミサイルの一斉発射テストを行ったと韓国聯合通信が同国統合参謀本部(JCS)発表を引用して報道している。
  2. 「北朝鮮が種別不詳の飛翔体数発を東海(日本海)に向け発射し短距離対艦巡航ミサイルの可能性がある。発射地点は江原道元山市近郊」とJCSが発表し、飛翔距離は約200キロとした。
  3. JCS報道官Roh Jae-cheon大佐は報道陣にミサイルは北東方向に飛翔し最高高度2キロに達したと伝えている。発射時刻は現地時間06:18 で飛翔時間は数分とも述べている。
  4. CNNも大佐の発言を伝えており、「北朝鮮は各種ミサイルの運用能力とともに米海軍空母打撃群が合同演習を行う中で正確な艦船攻撃能力があると示したかったのだろう」と述べている。
  5. またCNNは四発発射と伝えている。
  6. 今回の発射で今年に入って北朝鮮のミサイル試射は11回になった。韓国の新大統領文在寅の就任後5回目のミサイル発射になった。
  7. 今回のミサイルは4月15日金日成生誕105周年記念パレードで目撃された対艦ミサイルと同型の可能性はある。
  8. 北朝鮮から最新の発射状況の写真が発表されておらず確認できていない。北朝鮮はミサイル発射の翌日に当日の写真を公表することが多い。■

2017年5月17日水曜日

四回目で成功したKN-17の異例の飛翔は弾頭再突入技術の確立(で成功したらしい)



KN-17 launch

North Korea Tested Warhead Reentry in Latest Missile Launch

北朝鮮の最新ミサイル発射実験は弾頭部の再突入のねらいか

New KN-17 intermediate-range missile can hit Alaska, Guam with nuclear warhead

新型KN-17中距離弾道ミサイルはアラスカ、グアムも核攻撃可能

KN-17 launch / Getty Images
BY: Bill Gertz May 15, 2017 4:33 pm

北朝鮮の新型中距離弾道ミサイル実験の狙いは核弾頭の大気圏再突入だったとペンタゴンが見ている。
  1. ミサイルは南東部のコソンから発射され米情報機関はKN-17だとし、核弾頭搭載時の射程3,400マイルでアラスカとグアムに届く。
  2. ミサイル発射は土曜日の東部標準時4:30 p.m.で異例なまでの高高度およそ1,200マイルに到達しており、核弾頭の大気圏再突入能力を試している。
  3. 「核ミサイル開発で重要な一歩だが今の段階では同国は技術を獲得していない」と情報に詳しい国防関係者が述べている。
  4. 大気圏再突入後のミサイルは発射地点からおよそ400マイル先の日本海に着水した。
  5. KN-17は先月の平壌軍事パレードにも移動式発射台に乗せられて目撃されていた。ただし土曜日の発射は固定発射台からで移動式発射台は使っていないと上記国防関係者は述べている。
  6. 北朝鮮は第六回核実験を先月実施すると見られていたが、今のところ先送りになっている。ただしそのため中国が北朝鮮に強い圧力をかけたとの観測があった。
  7. 北朝鮮国営のKCNA通信社は15日になり、ミサイルは中距離弾道弾火星Hwasong-12で「主体兵器」のひとつ、つまり国産であると伝えた。また金正恩がテストに立ち会い、「ロケット研究関係者を抱きしめ、これまでの精進が大きな成果を生んだと述べた」と伝えている。
  8. 「試射は最大仰角で行い周辺国の安全に配慮した」とKCNAは伝え、「新開発の弾道ロケットの戦術及び技術諸元を確かめ、大型核弾頭搭載を検討した」と述べている。
  9. 「最悪の再突入状況でも弾頭の自動誘導の有効性が確認され、起爆装置の作動も正確だと分かった」(KCNA電)
  10. 今回のテストは韓国大統領文在寅Moon Jae Inの当選直後となり、文は北朝鮮との関係修復に意欲を示していた。選挙運動中に文は非核化と北との対話を同時並行で進めると述べていた。
  11. 「毎回のテストで北朝鮮政権が周辺国との関係をどう設定したいかを示している。今回の発射は文の出方を下がる意味もあるのだろう」とケン・ガウス(シンクタンクCNA主任研究員)が韓国の聯合通信に語っている。
  12. 今回の新型IRBMは4月5日が初のテストでこのときは打ち上げ直後に失敗している。二回目が4月16日だが、打ち上げ後数秒で爆発分解している。三回目も失敗に終わった。4月29日のことだった。
  13. 三回つづけて失敗したため米国が妨害工作として不良部品を北朝鮮につかませたとの報道も出た。
  14. 新型ミサイルの写真ではノーズコーンそばにフィン数枚が見え、同兵器は飛翔中に姿勢制御可能で迎撃ミサイルを出し抜く狙いがあると見る向きがある。
  15. KN-17を見た空軍の国家航空宇宙情報センターは一段式液体燃料で道路移動型ミサイルと判定した。
  16. KN-17は戦略級核ミサイルで軍事パレードでその存在を見つけたのも同センターだ。
  17. 同センターは中距離弾道ミサイルを投入するのは「補給拠点、域内の中心的軍事基地として航空施設、港湾、海軍艦艇を狙う」と見る。
  18. 「北朝鮮は弾道ミサイル開発を精力的に進めており、一部ミサイルやミサイル技術はイラン、パキスタン等に輸出されている」と同センターの2013年度版報告が述べている。「北朝鮮は核兵器保有も公言している。新型IRBMの他に旧式ノドン等MRBMも軍事パレードに登場している」
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