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ミサイル防衛演習:同時発射5目標のうち3つの迎撃に成功

MDA Goes 3 For 5 In First-Of-Its-Kind Flight Test By Amy Butler   aviationweek.com October 26, 2012 米ミサイル防衛庁(MDA)が5発の迎撃発射中3発の迎撃に成功した。これは統合空中演習の初の試みとしてPAC-3地域防衛システム、終末段階高高度地域防衛システム (Thaad) 、SM-3IA搭載イージス艦を同時に運用した演習でのこと。 迎 撃に失敗したのはイージス艦USSフィッツジェラルド発射のレイセオンSM-3IAミサイル二発であった。MDA関係者によると同ミサイルは予定通りの飛 翔だったというが、イージス即応度評価用機-Bの短距離弾道ミサイルの迎撃に失敗している。SM-3IA二回目の発射ではBQM-74巡航ミサイルを目標 とした。この際は標的ミサイルと交叉することに成功したが、迎撃は確認できなかった。失敗の原因は調査中である。レイセオン空のコメントは出ていない。 今回の演習はMDAで最大規模でフライトテスト統合演習-01 Flight Test Integrated (FTI)-01の名称でクェジェリン環礁とレーガン試射場で実施された。現地時間10月24日夜間に実施された。 今 回のテストでは各種標的に対して三種類の迎撃手段が使われた。敵が複数種のミサイル数機を同時に発射して防衛体制を制圧しようとした想定(ペンタゴンが 「強襲」攻撃と想定するもの)をした。陸軍のPAC-3は標的二基の短距離弾道ミサイルの探知、追跡、迎撃に成功した。標的に使用されたミサイルは海外か ら入手したものとMQM-107巡航ミサイルであった。迎撃に使ったのは標準型PAC-3であった。 ロッキード・マーティンのThaadシステムも探知、追跡をAN/TPY-2レーダーにより成功させている。標的はC-17が投下した中距離弾道ミサイル (MRBM)を長距離空中発射目標と想定した。Thaadはこれを迎撃破壊し、初めてMRBMの迎撃に成功した。 強 襲タイプの脅威に対応する演習はMDAが長年にわたり実施しようとしていたもので、MDA長官パトリック・オライリー陸軍中将 Army Lt. Gen. Patrick O’Reillyも実施を望んでいたものだ。オライリー中将は来月退役