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M1A2エイブラムス戦車が台湾に到着(The War Zone)―台湾防衛にエイブラムズ最新型が必要だという台湾軍部の要望に答えた形だが、戦車を段階的に縮小していく日本とは対照的な動きとなりましたね。

最新型のM1エイブラムス戦車が台湾に到着した。これにより台湾はようやく近代的な戦車を手に入れたが、台湾の特殊なニーズに適しているかどうかについては疑問の余地がある    Taiwan Ministry of National Defense 台湾は、北京からの軍事的脅威の拡大に直面する軍の近代化を推進する中で、M1A2Tエイブラムス主力戦車の第一陣を受け取った。中華民国陸軍(ROCA)の近代化は明白ですが、特有の防衛要件に大型で重量のあるエイブラムス戦車がどれほど適しているかについては疑問が残る 台 湾国防部(MND)は本日、米国からM1A2T戦車の第一陣が到着したことを確認した。MNDは公式のソーシャルメディアチャンネルで、エイブラムス戦車の点検と、その後の輸送のための平トラックへの積み込みの様子を撮影した画像を公開した。戦車は昨日、台北港で船から荷揚げされたようだ。 台湾の国営通信社である中央通信社(CNA)によると、最初の出荷分はM1A2T戦車38両で、そのうち少なくとも一部は台湾北西部の新竹にある台湾軍機甲訓練司令部(ROCA)に納入される予定です。台湾からの他の報道によると、新戦車の10両は訓練部隊に配備され、残りの戦車は新北市の林口区と新竹県の福郷郷にある最前線の機甲旅団に配備される予定である。 これらの戦車は台湾北部の防衛に最適な位置に配備されることになる。 M1A2T戦車の最初の出荷の一部は、輸送の準備が整った。台湾国防部 台湾は合計108両のM1A2T戦車を注文している。CNAは、国防部を引用し、さらに42両が来年納入され、残りの28両は2026年に納入されると報じている。 台湾のM1A2T戦車発注は、2019年7月に国防安全協力局(DSCA)が発表したところによると、約20億ドル相当の取引で承認された。この武器パッケージには、スティンガーブロックI-92F地対空ミサイル250基、M88A2装甲回収車、オシュコシュM1070A1大型輸送車も含まれていた。 「このM1A2戦車の売却提案は、受領国の主力戦車部隊の近代化に貢献し、現在および将来の地域的な脅威への対応能力を高め、国土防衛を強化することになるでしょう」と、DSCAは当時発表しました。「これらの戦車は、受領国の軍事能力を最新のものに更新するという目標に貢献し、米国およびその他...

エイブラムズ戦車は40年にわたり供用され、今日も改良を続ける。米陸軍が手放したくない装備。ロシア、中国の最新戦車に対抗する決め手は?

    Image: Creative Commons.   米 陸軍はM1A2エイブラムズ主力戦車の後継装備を調達すべきか、それとも改良を続けるべきか。いまのところ、改修を支持する声のほうが大きい。   M1A2は大幅改良されており、車内は当初の様子から大幅に変わっている。同型式を世界最高峰の技術を盛り込んだ戦車だとする向きも多い。今年エイブラムズM1A2は北極付近の天候条件で2千マイル走破して寒冷地運用に問題がないことを証明する予定だ。   信じがたいことだが、エイブラムズの原企画はカーター政権時代の1970年代末だ。第一陣が納品されたのは1980だった。以後40年以上にわたり供用されている。最初の大規模実戦は砂漠の嵐作戦で、イラク軍を圧倒した。1,900両近くが砂漠に投入されサダム・フセインの軍を蹴散らした。エイブラムズ喪失はわずか18両で、第一湾岸戦争で戦車乗員に一人も犠牲者が発生していない。このあとに米同盟国からの同戦車発注が相次いだ。その後ロシア製戦車への対抗策としてエイブラムズは順次改良を受けていった。   エイブラムズには強力な120mm 滑腔砲と機関銃二門の武装がつく。乗員4名で運用し、三秒で次の砲弾を装填可能だ。ガスタービンエンジン1,500馬力で時速42マイルを出し、265マイルの航続力がある、   中でも大きな改良点が車両間情報システム Inter-vehicle Information System(IVIS) で戦闘中でも常時接続により通信が可能となった。先導車の車長に配下の各車から情報が自動的に更新されていく。各車それぞれの位置情報と移動ポイントが設定され、IVISの機能をフルに発揮する。IVISは敵戦車の位置も把握するのでM1A2は大きく戦闘で優位となる。各車長は全天候熱画像で状況を把握する。運転者にデジタルディスプレイがつき、砲手の視野角も広がった。IVISには音声認識機能及びデジタル地図機能が後日搭載される。   エイブラムズは40年にわたり供用されるという驚くべき戦車となった。対テロ戦では歩兵戦闘車や騎兵部隊が戦闘の前面に立った。だが、ロシアや中国が対戦相手となると装甲部隊間の戦闘となり、これまでの改良によりエイブラムズで米陸軍は優位性を保つはずだ。 ...