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第五第四世代機混合運用を想定すると機体間の通信方法の確立が真剣な問題になる

Air Force Fifth-to-Fourth Plan Questioned U.S. Air Force lacks clear plan to link F-22 and F-35 operationally Jul 17, 2014 Amy Butler | Aviation Week & Space Technology F-35の配備が予定より遅れ、F-22は183機に留まる中、新規予算は先細りとなり、このままでは第五世代戦闘機のみの編成を目指す米空軍構想の実現に数十年かかりそうだ。. その一方で、主力ステルス戦闘機ニ型式は単価1億ドル以上をかけたステルス性を犠牲にしなければその他機種と有効なデータ交換ができないという皮肉な状況になっている。 そこで空軍参謀総長マーク・ウェルシュ大将が「第五から第四へ」の能力開発を課題として提唱している。つまりF-22やF-35のセンサーで集めた情報を第四世代のF-15およびF-16への転送する。作戦運用ではステルス機を前面に配備し、敵の防空網の「バブル」の外側を飛行する友軍にデータ送信し、敵の脅威状況を伝えることにある。旧型機はLink 16でデータ共有を広げる。 ただし、データリンクの取り扱いががこれまで適当だったのが災いしている。F-22が飛行中データリンクin-flight data link (IFDL)で交信できるのはF-22間のみと設計されている。冷戦期にはF-22を100機単位で運用する構想だった。したがって交信は制限付きでもよく、むしろ正確さが重視された。 F-35では多機能高性能データリンク Multi-function Advanced Data Link (MADL) が採用され、指向性アンテナと波形を都度変えることで傍受可能性・方向探知性を低く low probability of intercept/low probability of detection (LPI/LPD) 抑えている。なお、空軍でのF-35供用開始は最短で2016年8月だ。 F-22は Link 16 でデータ受信のみ、F-35は送受信が可能だが、専門家によれば Link 16 でデータをやりとりするのは「空中に大型照明灯を点灯するみたい」なもの