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朝鮮戦争2.0で株式債券市場にどんな影響が出るのか、過去の戦時実績から予測

米朝開戦がここにきて現実味を帯びてきました。読者の皆さんは株式投資をされているのでしょうか。であれば昨今の状況を見て心配もされているでしょう。以下の分析を見ると必ずしも悲観する必要もないこともわかりますね。ただし本ブログはいかなる投資上の損失に責任を負わないことを明記しておきます。 Here's how the market responds when the US goes to war 米国が戦争に入ると市場の反応はどうなるのか Mark Armbruster , CFA Institute http://www.businessinsider.com/stock-market-when-the-us-goes-to-war-2017-8 株式市場は不確実性を嫌う。北朝鮮を巡る緊張でその不確実性が多分にある。 本稿は2013年9月13日に発表し、中東特にシリアの争乱状態を念頭に置いて米国が紛争介入した場合に市場にどんな影響が出るかを論じた。ここにきて北朝鮮の活動を巡る状況にかんがみ、CFA発行の Enterprising Investors 読者の要望に応え初稿に手を入れてみた。 まず今は株式市場から手を引くべきなのか。答えは状況次第ということになる。 今月までの北朝鮮ミサイルテストに呼応して市場の動きを見てみよう。 「今週のダウ工業株での1.1%下落を北朝鮮指導者金正恩と米大統領ドナルド・トランプの言葉の応酬のせいにしたくなるのはわかる。だが北朝鮮を巡る国際事件や1993年以降の核開発関連80件を調べると朝鮮半島の緊張と金融市場のつながりはほとんどないことがわかる」(アナリスト、スペンサー・ジェイカブSpencer Jakab) プラシャント・S・ラオPrashant S. Rao は別の見方だ。世界規模の市場動向では両国間の緊張増加から売り逃げを強める傾向がある。「アジア各地の株式市場は安く終わり、ヨーロッパの各種インデックスも開幕時に低く始まったのはワシントン、平壌の言葉のやり取りが実際の戦闘に移行すると心配しているからだ」 ロドリゴ・カンポスRodrigo Camposとルイス・クラウスコフLewis Krauskopfも世界規模で株価下落が始まったのは地政学的な緊張状態の反映と指