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核兵器搭載可能な中国H-6N爆撃機が日本海上空でロシアTu-95とデータ "ネットワーク"していた(Warrior Maven) ― 中国報道が正しければ日本にとっても看過できない進展だ

  中国のJ-16戦闘機に護衛され、ロシアのTu-95爆撃機と2機の核搭載可能なPLA空軍のH-6N爆撃機が日本海を飛行し た  中国のJ-16戦闘機に護衛され、ロシアのTu-95爆撃機と2機の核兵器搭載可能なPLA空軍のH-6N爆撃機が、長距離多国間攻撃能力の共同ショーで米国とこの地域の同盟国を「威嚇」するとも言える飛行で日本海を横断した。  ロシアと中国の航空機は以前にも共同パトロールを行ったことがあるが、H-6Nのアップグレードや、ロシアと中国の爆撃機が "情報を共有"できたという中国メディアの報道を考慮すると、今回の演習はいくつかの重要な理由から重要であると思われる。  中国政府系の環球時報は、「爆撃機の複合飛行は、広大な空域を横断し、複雑な気象条件をナビゲートした」と伝えた。同紙は、ロシアと中国のパトロールを長距離抑止と "情報共有 "の観点から説明している。 「共同パトロールは、両軍の情報共有と共同戦闘能力を強化し、強化した」。  多国間のデータ交換は、データフォーマットの統合、トランスポート層の相互運用性、情報交換を確実にするのに十分なインターフェースの確立など、技術的な課題があるからだ。このレベルの高速空中情報交換が先進的かつ高度に運用されるようになれば、ロシアと中国の爆撃機編隊は前例のない脅威となる可能性がある。効果的にネットワーク化されたロシアと中国の爆撃機が、高速センシングとデータ処理によって支援され、長距離にわたってインテリジェンスとターゲティングの詳細を交換できれば、はるかに広い地域を危険にさらすことができ、滞空時間またはターゲット識別ウィンドウを短縮することができる。  ロシアと中国のネットワーキングとデータ共有の程度や技術的洗練度を見極めるのは難しいかもしれないが、中国紙はH-6N爆撃機の「航続距離」の長さを挙げている。これは確かに、日本、台湾、そしてフィリピンさえも、本土から発射された爆撃の射程内に置くことになる。 アップグレードされたH-6N 中国紙はまた、H-6Nの「アップグレード」にも言及している。H-6Nは、数十年にわたってPLA空軍で運用されている長距離爆撃機H-6の核武装型だ。しかし、環球時報によれば、「N型」のH-6が最新型だという。 『ディプロマット』の2018年のエッセイによれ...

中国のH-6爆撃機の下に吊るされた黒い謎の機体の正体を推理する

  Chinese Internet. 中国のH-6爆撃機が大きな謎のペイロードを積んでいる写真が出てきた H-6にぶら下がるのはWZ-8ロケット・ドローンと別の可能性がある 中 国のH-6爆撃機の胴体の下に、暗色の大型飛翔体のようなものが搭載されている画像が出てきた。この物体はH-6から空中発射されるようだ。その大まかな形と大きさは、他の既知の運用中またはテスト中の中国の空中発射システムで一致するものがなく、正体は謎のままである。 問題のH-6の写真は、中国のソーシャル・ネットワーク「微博(ウェイボー)」に掲載され、先週金曜日にネット上で広く出回り始めた。画像には、操作されたり捏造されたりした明白な兆候は見られず、非常に現実的な可能性であることを念頭に置く必要がある。 画像はすぐに、WZ-8を搭載したH-6が初めて目撃された可能性があるとして注目を集めた。しかし、これは明らかに事実ではない。 WZ-8が初めて公に姿を現したのは2019年で、中華人民共和国建国70周年を記念する北京市内でのパレードだった。同年の後半に同無人機が限定されているとはいえ実際に運用されていた証拠が出てきた。 WZ-8s on parade in Beijing in 2019. Chinese Internet 2019年以降、米軍はH-6M巡航ミサイル空母機の亜種(H-6MWと呼ばれることもある)がWZ-8の発射プラットフォーム1つだと評価している。 また、H-6KをベースにしたH-6Nの空中発射型「マザーシップ」型もあり、各種の空中発射弾道ミサイルや新型極超音速ミサイルを搭載していることが確認されている。H-6NとH-6MWの主な違いは、前者が大型ペイロードを搭載するために主胴体の下に半凹型のエリアを持つのに対し、後者は胴体の下に直接を搭載する点である。H-6Nはまた、H-6Kに見られるような機内給油プローブを持ち、それ以外はH-6Kと同じフロント・エンドを共有している。H-6Mは、H-6の初期バージョンと、その派生型であるソ連のTu-16バジャーに見られるガラス張り機首を持っている。H-6MWとH-6Nが搭載できる機体には重複する可能性がある。 すでに指摘したように、H-6の新しい写真に写っているのは、大型のペイロードWZ-8ではない。中国の航空宇宙専門家であり、The Wa...

台湾を威嚇するPLAのH-6爆撃機に「極超音速巡航ミサイル」が搭載されている可能性について、まず台湾次は沖縄か。さらに日本本土....シナの野望は留まるところを知らない

  「極超音速ミサイル」で武装したH-6K爆撃機が、全天候型・24時間体制で台湾島を「包囲 」パトロールする。 中 華人民共和国政府を後ろ盾とする『環球時報』に出た中国の主張は、哨戒、演習、近接軍事訓練作戦を通じ台湾への圧力を大幅に強化する中国の広範かつ極めて「透明」な努力と一致している。夜間の「包囲」パトロールは、H-6K爆撃機の技術的なアップグレードや兵器の強化に関与しているように見えるため、台湾にさらに強い圧力を加えるだけでなく、多くの点で重要だ。  H-6K爆撃機は、KD-20陸上攻撃ミサイル、YJ-12超音速対艦ミサイル、YJ-21極超音速ミサイル含む多種多様な弾薬を搭載できる。  YJ-12はKD-20と同様、超音速巡航ミサイルとして知られている武器だが、H-6Kが搭載するのは、台湾の陸上目標に対する爆撃機のスタンドオフ脅威の攻撃範囲と精度を向上させる目的の新型火器管制と武器誘導技術かもしれない。しかし、2023年6月19日付の『環球時報』報道で最も重要な部分は、H-6KがYJ-21「極超音速ミサイル」で武装していると主張していることだ。YJ-21空中発射型極超音速ミサイルはマッハ6に達すると伝えられている。  同ミサイルを搭載する、あるいは搭載可能であるということは、台湾上空のH-6K夜間哨戒機が極超音速ミサイルを搭載していることを必ずしも意味しない。事実ならば、人民解放軍(空軍と海軍)が米軍に先行する可能性がある。米空軍は最近、極超音速兵器「Air Launched Rapid Response Weapon」を「一時停止」しており、海軍は2025年まで駆逐艦に極超音速兵器「Conventional Prompt Strike」を搭載する計画はない。  Military Watch誌とNaval NewsはいずれもYJ-21の存在を挙げているが、水上艦船から発射されるアプリケーションでしか言及していない。どちらのレポートも、人民解放軍-海軍のビデオを引用し、準ステルス055型駆逐艦からのYJ-21「極超音速ミサイル」の試験発射を示した。しかし、2022年のどちらのレポートも「空中発射型」YJ-12極超音速ミサイルの変種に言及していないため、中国の論文で引用されているH-6K発射型の変種は、中国がごく最近開発したものかもしれない。2022年から...

ここに来て動きが出てきた米、中、ロの戦略爆撃機の状況について。B-21、H-20、PAK DA他既存機種も。

    B-21の初飛行と低率初期生産開始は2022年と米空軍の最新工程表にある。Credit: Northrop Grumman Concept   米 、中、ロの「超大国」間での競合復活をうけ戦略爆撃機が再び注目を集めている。   上記三国は新世代ステルス爆撃機を秘密裏に実用化しようと労力を投入してきたが、長期供用中の既存機種でも性能向上を同時に進めてきた。その新型ステルス爆撃機第一陣が2021年に姿を表しそうだ。今回は新規開発機とあわせ供用中機種の改修の状況もお伝えする。   【B−21】米空軍はノースロップ・グラマンB-21レイダーの初飛行は2021年12月4日とすると2018年7月に公表したあと低姿勢だったが、今後12ヶ月以内にカリフォーニア州パームデールのプラント42第4地区の建屋401から初号機が姿を表しそうだ。▼空軍の新日程表ではB-21初飛行を2022年としている。新型機が初飛行に先立ち屋外地上テストを6-9ヶ月かけるのが通例なので、逆算すれば新型機がロールアウトする時期は2021年下半期となる公算が強い。▼B-21では低率初期生産が2022年に始まるとノースロップ・グラマンは述べており、工程表だと量産仕様機材引き渡しは2024年からになる。   B-21開発は空軍の迅速戦力開発室が統括した秘匿体制のもとで進められており、B-21の正確な機体単価は不明だ。▼契約交付の2015年10月時点で空軍は80-100機生産した場合の平均単価を550百万ドル(2012年ドル価格)としていたが、インフレ調整を加えると632百万ドルに相当する。▼ペンタゴンは今後数年間の国防予算をよくて横ばい、削減も覚悟しており、空軍最大の課題はその他事業の予算を減らしB-21本格生産を軌道に乗せることにある。   【H−20】製造状況がよくわからないのが中国初のステルス、全翼機形状の爆撃機H-20だ。▼2018年に米国防総省が議会向け年次報告でH-20をステルス亜音速爆撃機でノースロップB-2あるいはX-47Bに似た形状で有効航続距離を少なくとも4,590 nm (8,500 km) 、通常兵器、核兵器少なくとも10トンのペイロードとした。▼2019年に同省はH-20のデビューは2020年代に予想されると追加発表...