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中国に対抗するため米空軍の構造が全面的に刷新、POLITICO記事内容に対し米空軍がコメント。12日に空軍があらためて新方針を発表とのこと。全ては中国との戦闘に備えたもの。

  先日「米空軍が中国との戦闘を念頭に大幅な組織改編を検討中。」としてお伝えしたPOLITICO記事について、米空軍から内容を否定する発言が出たのはそれだけ核心にふれていたためかもしれません。日本時間で13日になると思いますが、米空軍からの重大発表になりそうなのであらためて速報をその際にお知らせします。今回はTWZの記事からのご紹介です。 (U.S. Air Force photo by Senior Airman Roslyn Ward) 米空軍は、2月12日月曜日に開催されるAir & Space Forces Warfare Symposiumで、大規模な構造改革を発表する予定だ。 中 国からの脅威の高まりに対抗するため、空軍はその運用方法と組織について大規模な変化を遂げようとしている。「大国間競争のための再開」 “Reopitmization for Great Power Competition”の名称がついた構想の詳細は、月曜日にデンバーで開催される航空宇宙軍戦シンポジウムで、フランク・ケンドール空軍長官や他の上級指導者たちによって発表される予定だと、空軍関係者がThe War Zoneに語った。  アンドリュー・ハンター空軍次官補(取得・技術・兵站担当)は2月9日金曜日に、空軍の作戦部隊の編成方法から新兵器システムの取得方法まで、広範囲に渡る変更が行われることを示唆した。  「私たちは、取得コミュニティにおける組織の縦割りを超えて統合する能力だけでなく、軍全体の作戦コミュニティにおいても、より高度に統合する能力に向かっている」と、ハンターはアトランティック・カウンシルのイベントで語った。  「大国間競争への最適化は、単なる調達の近代化だけではない......本当に空軍全体を見渡すことである。それとも、以前の戦略、つまり以前の国防安全保障に重点を置いた戦略の遺産に縛られた構造、形、あるいは重荷の中にあるのだろうか?  20年以上にわたり、限られた武器しか持たない敵との対反乱戦では通用したことが、中国やロシアとの戦いでは通用しない、とハンターは指摘する。  「成功するために、我々は過去20年以上にわたる多大な投資を活用し、世界中で非常に高精度で、非常に効果的で、非常にインパクトのある空爆作戦を行うことができましたが、非常に控えめな規模です」とハンタ

米空軍が中国との戦闘を念頭に大幅な組織改編を検討中。

  組織とは時流の変化に対応し自らも変化していくべきものであり、伝統や過去にしがみついていては対応力を失います。米空軍が大幅な機構改革をめざしているのも、このままでは中国に対抗できないと判断しているからでしょう。この通りに実現するかはわかりませんが、空軍から分離した宇宙軍創設からの流れが続いていることがわかります。こういう動きが非常に苦手な日本でも触発されて自衛隊の(航空自衛隊だけではありません)組織改編を迫られるかもしれません。 米 空軍は、中国の軍備増強に対応する国防総省の取り組みの一環として、大規模な構造改革に向け最終的な詰めを行っている。  計画に詳しい関係者6人によると、空軍は今後数週間以内に、主要司令部一部を統合し、戦闘機と爆撃機を単一部隊に統合し、予算と計画部門を強化する発表をするという。  狙いは、空軍内の官僚機構にメスを入れ、中国に真っ向から対抗することだという。この大改革は、空軍が新型航空機を計画、予算化、設計する方法を再編成するもので、国防予算が微増もしくは比較的横ばいになる予想の時代に、新しい無人機や戦闘機プロジェクトを始動させる可能性が高い。  フランク・ケンドール空軍長官は、「大国間競争のための再最適化」 “Reoptimizing for Great Power Competition” と呼ぶ同計画に9月から取り組んでいる。本誌取材に応じたのは、宇宙軍関係者、議会補佐官3名、空軍顧問2名で、未公表計画について話すために匿名が認められた。全員がこのプロジェクトについて説明を受けている。  空軍は2月12日、コロラド州で開催される航空宇宙軍協会(AFA)主催の戦争シンポジウムで計画を発表する予定だ。顧問2名によれば、複雑な基地問題が解決され、一部司令部を運営する文民と制服将校の間の緊張が解消されるが、詳細の多くは流動的なままという。  ケンドール自身は、9月のAFA年次総会で、戦争に備えるため空軍を「再最適化」する空軍即応性の「抜本的」”sweeping”見直しに取り組んでいると語り、再編成計画に言及していた。彼はその時点で、計画は1月までに準備できると述べた。  空軍の広報担当2人は、変更が進行中であることは認めたものの、詳細について明言を避けた。「戦略的環境における重大かつ危険な変化」のため再編成が必要であり、空軍は「空軍省を再最適化