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ベア二機がインドネシアに着陸、ロシア軍活動が東南アジアで活発化

Indonesia calls Russian bombers visit part of navigation exercise インドネシアにロシア爆撃機編隊が航法訓練の一環で来訪 The visit by the aircraft is part of an increased Russian military presence in Southeast Asia in recent years. (Russian Ministry of Defence) By: Mike Yeo     https://www.defensenews.com/air/2017/12/06/indonesia-calls-russian-bombers-visit-part-of-navigation-exercise/ MELBOURNE, Australia — ロシア空軍の戦略爆撃機編隊がインドネシア東部に12月5日初めて着陸し、活発になっている東南アジアでのロシア軍の最新事例となった。 ロシア国防省は声明文でツボレフTu-95MSベア爆撃機二機が 極東アムール地区からインドネシア東部ビアク州フラン・カイシイエポ Frans Kaisiepo 空港に着陸したと発表。 声明文では爆撃機は太平洋上空でイリューシンIl-78の空中給油をうけ、「国際航空法に準拠し」飛行したとする。 空中給油したイリューシンIl-76MD二機は前日にビアクに着陸していた。インドネシア空軍が今回の訪問を発表し、爆撃機編隊は長距離航法訓練をしたと述べた。 同地マヌフア航空基地司令のファジャ・アドリヤント大佐 Col. Fajar Adriyanto は今回の来訪は両国軍の取り決めによるもので「ビアクは訪問地に指定してある」と述べた。 今回の爆撃機乗員含めロシア軍関係者のインドネシア訪問人数は110名を超えたとジャカルタポスト紙が集計し、空港関係者の発言を引用しロシア軍関係者は同地に12月9日まで滞在すると伝えた。 ロシア軍が東南アジアで活発な動きを示しており、太平洋艦隊艦艇がインドネシアを2016年2017年続けて寄港しており、今年はシンガポール、タイで観艦式にも参加している。 ただしオーストラリアのロウイ研究所の

ヘッドラインニュース 12月14日(水)

12月14日のヘッドライン 筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 トランプのF-35発言でロッキード株価が急落 12月12日の取引開始前にロッキード・マーティン株価は一日で3%と大きな下げ幅を示した。トランプは前週のボーイング次期大統領専用機に続き、F-35事業への疑問を公言している。 (トランプ発言によるF-35事業への影響の分析は別途記事を参照してください。) http://aviationweek.com/blog/lockheed-stock-drops-sharply-after-trumps-f-35-tweet 上院が大統領選へのロシア関与を調査 ロシアがトランプ当選を狙い選挙を操作下との嫌疑で上院は超党派対応で調査を開始するが、トランプには共和党議員との初の対立になる可能性がある。これはその疑いを報告したCIAを受けての調査となる。トランプ側は強く反発しており、議会共和党議員と対立すれば閣僚人事承認にも影響が出る可能性が出てきた。 http://www.defenseone.com/politics/2016/12/senate-will-investigate-russian-interference-us-election/133817/?oref=d-river ノルウェーがP-8導入へ 5機調達 総額11.5億ドルでP-8Aを5機導入し、P-3Cの後継機とする。オライオンを運用中の国は17カ国あり、今後P-8への切り替えを米海軍、ロッキードは期待している。 http://www.dodbuzz.com/2016/11/28/norway-order-five-p-8-recon-planes/ インドネシアがSu-35導入を検討中 インドネシア空軍はF-5E後継機としてフランカーEを候補としている。ロシアとは価格面が交渉の難題になっているとの現地報道がある。インドネシアはロシア製機材運用の経験が豊か。完成機導入後に部員の現地生産も視野に入るだろう。 http://www.janes.com/article/66155/indonesia-reportedly-negotiating-pr

US-2のインドネシア向け輸出が成約に近づく

インドより先にインドネシアが成約しそうということですか。3機というと少ないようですが、平成17年度から今まで納入されたのがわずか4機ですからメーカーの新明和工業にとっては大きな数字です。さらにインド他からの受注を期待する同社は忍耐強く成約を期待しているのでしょうね。戦前からの技術も入れれば数世代にわたる蓄積が鼻を開こうとしているというと大げさでしょうか。 Indo Defence 2016: ShinMaywa inches towards US-2 sale to Indonesia Jon Grevatt, Bangkok - IHS Jane's Defence Weekly 03 November 2016 http://www.janes.com/article/65215/indo-defence-2016-shinmaywa-inches-towards-us-2-sale-to-indonesia ShinMaywa Industries is looking to progress a sale of the US-2 to Indonesia in 2017. Source: Japanese Maritime Self-Defence Force 新明和工業がUS-2水陸両用捜索救難機(SAR)をインドネシアに販売しようとしている。同社関係者からジャカルタで開催中のインドディフェンス2016展示会でIHS Jane'sに明らかにされた。 まず3機を販売する計画だが、2014年4月の武器輸出三原則の改定した日本には初の大型国際防衛装備輸出案件となる。 新明和工業の輸出部門関係者は11月3日、US-2は非武装機材だが自衛隊が運用するため日本政府は防衛装備と認定していると述べた。 新明和工業はインドネシア国軍向け契約の締結は間もなと見ている。「政府レベルではUS-2輸出協議を続けており、2017年に成約すると見ている」(同上関係者) 後押しするのが2015年3月に両国政府間の防衛協力合意で防衛装備、技術の共同作業に道を開いたことだ。新明和はインドネシア企業PTディルガンタラDirgantaraと協議中だ。 同社によればUS-2取得に関心を示すインドネシア以外にアジア圏「数か国

2030年のアジア経済上位5カ国は

2020年はもうすぐ先なので予測としては2030年が浮上しているようです。安全保障の環境を考える際にも国力の推移を見通すことが大事です。以下の予測には驚くべき要素がありませんが、それだけ主要各国の方向が定まってきつつあることの裏返しなのでしょう。この経済力を背景とした安全保障の議論が必要ですね。   Asia's Top 5 Economies in 2030 Who are the winners and losers? Shanghai's financial district. Wikimedia Commons/@Yhz1221 Anthony Fensom July 8, 2016 http://nationalinterest.org/feature/asias-top-5-economies-2030-16898 日本が世界最大の経済大国になるといわれていた時代を覚えているだろうか。予測にはリスクがつきものであるが、最近も中国が二ケタ成長を永遠に続ける、インドが急速に「新しい中国」になるとの予測が流布している。 アジアが世界経済の主役になるのは幻想ではなく、中国とインドの台頭は戦後世界を米国が独占していた時代から歴史的な経済規範が復活してきただけと見る向きが多い。 20世紀半ばまでアジアは世界GDP比で20パーセント相当に甘んじてきたが、日本や韓国の「経済奇跡」、東南アジアの新興勢力、中国の経済好況により今や40パーセントになっている。国際通貨基金は今後数年で世界の経済成長の三分の二を占めると見ている。 2030年アジアの上位五カ国を大胆に占えば、中国、インド、日本、インドネシア、韓国と見る。ただし、リスクは多数あり、地政学や経済上のショックが出現するかもしれない。疾病、革命、テロリズム、戦争がいったん発生すればその国はあるいは地域としてコースを外れることもありうる。 たとえば中国で民主勢力が蜂起し共産党政府を揺るがしたら、あるいは南シナ海で戦争が勃発したらどうなるか。韓国は北と統一を実現するのか。日本が移民制限を撤廃したら。インドではテロ攻撃の他に核戦争のリスクもある。 それにしても可能性のバランスの下に以下の五カ国が2020年代末までにアジアを牽引しているはずだ。 1. 中

密漁船は拿捕、爆破!インドネシアの豪傑女性大臣に中国はどう対応?

とにかく南シナ海は広大で、これまでは各国が暗黙の裡に漁場など共有する一定の秩序があったのでしょう。そこに中国が横柄な態度を示せば各国は反発します。中国には見方は弱小国少数しかないという不利な状況を早く認識してもらいたいですね。スシ大臣の強硬策に中国がどう出るかが見ものでしょう。同大臣は民間出身で、しかも女性で魚河岸の男の世界に乗り込んだ伝説の人物らしいです。日本の価値観も理解してもらっているようなので大事な人物ですね。   Indonesia Fights Illegal Fishing by Blowing Up Lots of Boats Here’s one way to stop poachers by ROBERT BECKHUSEN https://warisboring.com/indonesia-fights-illegal-fishing-by-blowing-up-lots-of-boats-ac36cb64ff3d インドネシア海軍海防艦が6月17日南シナ海ナトゥナ島付近で中国漁船に発砲し領海侵犯中の漁船団十数隻を追い払った。そのうち一隻 Qiong Dan Zhou 19038 がインドネシア海軍に拿捕され、乗組員11名が身柄を拘束された。 インドネシアは海外密漁者に真正面から挑み、海上で迎え撃ち、時には発砲も辞さない姿勢を見せている。 2014年12月より海軍艦船を派遣し不法漁船を狩り立てており、沈没させることもある。2016年4月には拿捕外国漁船174隻を一気爆破する思い切った行動に出ており、テレビ中継までしている。 「国籍を問わずインドネシア領海に一歩でも入ればTNI-AL(インドネシア海軍)は躊躇せず断固たる行動をとる」とのエディ・スチプト中将の声明を6月17日の事件後に出ている。 世界最長級の沿岸部を有する一方でインドネシアの海軍力は不十分だ。駆逐艦11隻、海防艦18隻、ドイツ製老朽潜水艦2隻しかない。インドネシア政府は不法漁船を食い止めることができないが、強硬姿勢でインドネシアの環境、経済上の被害を最小限にしようとしている。 ジョコ・「ジョコウィ」・ウィドド大統領は規外国漁船数千隻による不法操業で年間250億ドルもの被害を同国が受けていると主張しているが、この数字は誇張で2

韓国がGEエンジンをKF-Xに選定

S. Korea Picks GE to Provide Engines for Fighters Agence France-Presse 9:50 a.m. EDT May 26, 2016 http://www.defensenews.com/story/defense/policy-budget/industry/2016/05/26/s-korea-picks-ge-provide-engines-fighters/84963934/ (Photo: KAI) SEOUL, South Korea — 韓国は戦闘機開発事業で米ジェネラルエレクトリックのエンジン採用を決定したと政府関係者が明らかにした。 国防調達事業庁DAPAの広報官はAFPに「6月に正式契約を調印したい」と述べた。. GEエイビエーションがユーロジェット共同事業体(ロールスロイスホールディングsとMTUエアロエンジンAGなどが構成)を下す形で選定された。 韓国はこれから十年間で「国産」次世代多用途戦闘機を(韓国向けに)120機生産し、F-4、F-5の後継機とする構想だ。 韓国戦闘機実験機(KF-X)には18兆ウォン(152億ドル)の予算が付き、インドネシアも一部費用を負担することで今年初めに調印している。 インドネシアは(50機の調達をめざし)費用の二割を負担し、最高で100名を開発生産に参画させる。 DAPAは政府官庁で事業統括の立場だが、産業界では韓国航空宇宙工業(KAI)がまとめ役として事業を推進していく。 KAIは昨年三月にロッキード・マーティンと組み契約を獲得している。 韓国はロッキード・マーティン保有のジェット戦闘機関連技術25件を利用したいとして居tが、米政府がこのうち4点の移転を禁じている。その機微技術にはアクティブ電子スキャンアレイ(AESA) レーダーが含まれている。■ なお対象のエンジンはF414-GE-400とのことでユーロジェットEJ200を性能、価格、現地生産化、事業管理のすべてで上回ったのが選定の理由と調達事業庁は発表しています。

★US-2のインドネシア輸出は実現しそうだ

これはまた期待したい案件になりそうですね。インドネシアと日本の関係も良好ですから条件があえば案件として十分成立するのではないでしょうか。原油価格が最近下降しているためインドネシアには交易条件は逆風ですが、日本政府による融資制度など使えば完成機輸出には十分道がひらけるのではないでしょうか。今後注目ですね Japan and Indonesia agree to start defence trade talks Jon Grevatt, Bangkok - IHS Jane's Defence Weekly 17 December 2015   http://www.janes.com/article/56749/japan-and-indonesia-agree-to-start-defence-trade-talks 日本はインドネシアと防衛装備の輸出入および技術移転について交渉開始を合意したとの12月17日に発表した。 東京での両国の防衛、外交大臣会合で合意形成ができ、日本からインドネシアへの装備品輸出が成約しそうだ。輸出想定で浮上してきた装備は新明和工業US-2i水陸両用捜索救難機だ。 日本の防衛省発表では今回の会談で防衛安全保障分野での二国間協力の枠組みができて、日本からの装備品供給や関連技術分野での協力に道が開けたとしている。 中谷厳防衛相は「防衛技術の移転に関する交渉の開始が合意できた。これは大きな一歩」と発言したと伝えられる。中谷に対応するインドネシア国防相リャミザルド・リャクドゥはUS-2i取得への関心を改めて表明し、海洋監視安全保障体制の改善に取り組む同国の取り組みの一助としたいと発言している。■

★主張 南シナ海の平和維持のためインドネシアに国際海上作戦センターを設置すべきだ

インドネシア大統領が訪日していますので、ちょうどいいタイミングでしょう。南シナ海、インド洋を視野に入れた海上交通の安全確保の作戦基地をインドネシアに設置してはどうかという現役米海軍士官の意見です。またインドネシアへのテコ入れも視野に入っているようですが、海洋国家としてのアイデンティティに目覚めようという資源大国(最大のイスラム国家でもあります)のインドネシアを安定させ、中国の危険な動向に対する抑止力に巻き込むという構想にはなかなか面白いものがあります。集団的安全保障の典型例になるかもしれません。注目したいと思います。 Essay: U.S. Should Consider Establishing a South China Sea International Operations Center in Indonesia By: Lt. Cmdr. Jeff W. Benson, USN March 9, 2015 7:15 AM • Updated: March 8, 2015 11:32 PM http://news.usni.org/2015/03/09/essay-u-s-should-consider-establishing-a-south-china-sea-international-operations-center-in-indonesia 太平洋艦隊司令官ハリー・B・ハリスジュニア大将が海上自衛隊杉本和孝二佐と基地内を歩くon Feb. 6, 2015. US Navy Photo 米太平洋軍U.S. Pacific Command (PACOM) の司令官に就任するハリー・B・ハリス大将は議会で昨年末証言し、「中国の台頭が軍事的には地域内で、経済的には全世界的に顕著となり、自己主張を全面に出した行動を域内各国に示すことで当方には機会になる一方で慎重な対処が必要だ。我慢強くこの最大課題に取り組む必要がある」と発言。 . その課題に答えるべく、米海軍は国際海洋作戦センターInternational Maritime Operations Center (IMOC) 司令部をインドネシアに置き、アジア太平洋地区での海軍の責任を示しつつ、南シナ海やインド洋の最新状況を監視し、中国の台頭に対応する新しい仕組