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2013年9月23日月曜日

イージスBMDテストで初の連続発射で迎撃に成功

Aegis Intercepts In First-Ever Salvo Test

By Amy Butler abutler@aviationweek.com, Michael Fabey mike.fabey@aviationweek.com
Source: AWIN First
September 19, 2013
Credit: MDA

.米ミサイル防衛庁 (MDA) がSM-3 Block IBミサイルによる初の連続発射によるミサイル迎撃に成功した。迎撃はこれまでの最高高度で実施された。
  1. 一発目のSM-3 Block IBは目標を捕捉。この目標は短距離弾道ミサイルで「これまででもっとも複雑な迎撃目標」とレイセオンが説明している。
  2. 二発目は2分後に一発目が失敗した場合に備え確実な目標破壊のため発射された。一発目がすでに迎撃に成功したため、破片がとびちる中を飛翔した。
  3. 目標補足したのはイージス巡洋艦USSレイクエリーのSPY-1レーダーで同艦がミサイルを発射。同艦のイージスシステムはBMD4.0ウェポンシステムで、SM-3 Block IBにはミサイルには二元赤外線追尾装置および高性能方向変換高度完成機能がついておりIAから改善されている。
  4. 同艦には第二世代イージスBMDウェポンシステムが搭載されており、火器管制の解を出しSM-3ミサイル二発を発射している。この第二世代では交戦距離が拡大しており、高性能の弾道ミサイルにも対応できるようになった。
  5. 今回のテストデータはシステム評価に活用される。レイセオンによると二発目のSM-3 IBの飛翔データから連続発射方法を確立していくという。
  6. 「今回のテストは実戦を意識したもので、標的の発射時刻や方位は事前に知らせておりません。また標的はこれまでで一番難易度が高くなっていました」と海軍が発表。
  7. 今回のテストはFlight Test-Standard Missile-21 (FTM-21)と命名され、これでSM-3ブロックIBはイージスBMD4.0ウェポンシステムを使いテストに四回連続成功したことになる。.
  8. 「今回は初めてUSSレイクエリーの乗員がBMDウェポンシステムを使い解析、発射、管制を同時に複数のミサイルを対象に実施したもの」とイージスの主契約社ロッキード・マーティンは説明。
  9. イージスBMD計画は2002年より発射テストを開始しており、今回のFTM-21は33回中27回目の迎撃成功となった。
  10. SM-3は数週間内で再度テスト発射が予定され、次回も成功すれば、本格生産が開始の運びとなる。

2013年9月12日木曜日

MDAがミサイル迎撃実戦テストに成功

MDA Goes Two For Two In First Operational Test Event

By Amy Butler abutler@aviationweek.com
Source: AWIN First

US Navy Photo


aviationweek.com September 10, 2013

米ミサイル防衛庁(MDA)が中距離弾道ミサイル二発の迎撃にそれぞれ成功した。小規模の攻撃をシミュレートした発射テストで、太平洋上クウェゼリン環礁で9月10日に実施された。
  1. 今回のテストは以前から米国のミサイル防衛網の実効性確認の機会として計画されており、ペンタゴン関係者はシリア攻撃で検討が進む中とは無関係と強調している。
  2. 今回のテストでは最終段階高高度地域防衛Terminal High-Altitude Area Defense (Thaad)システムおよびイージス装備の駆逐艦USSディケイターから発射のSM-3ブロックiAが迎撃した。
  3. 前方配備のAN/TPY-2レーダーおよび上空機材おそらく国防支援計画および宇宙配備赤外線システムの各衛星が脅威対象を探知し、追跡データを指揮命令システムに送信した。
  4. このうちAN/TPY-2が目標を捕捉したが、発射に必要な解は発射プラットフォームで独自のレーダーで求めたもの。すなわちThaadターミナルモードのAN/TPY-2とイージスのSPY-1レーダーである。.
  5. Thaadの二発目が発射されているが、これはイージスが目標迎撃に失敗した場合に備えてのこと。ただし、これは不要だった。イージスSM-3ブロックIAは昨年10月のテストで迎撃に失敗している。ジェイムズ・シリング海軍中将 Vice Adm. James Syring は8月に問題解決策はすでに織り込み済みと発言したものの、不良原.
  6. 今回の目標の一つはロッキード・マーティンの性能拡大型中距離弾道ミサイルExtended Medium-Range Ballistic Missile (EMRBM)で今回が初の発射となった。EMRBMはこの数年で急いで開発され、同規模の敵ミサイルをシミュレートするもの。C-17輸送機から投下されてから点火し飛行を開始している。今回のテストでは順調に飛行したことがデータで確認されている。MDAは同社から合計5基のEMRBM購入を契約している。
  7. 今回のテスト終了後にMDAから声明文が出ており、「テストでイージスの弾道ミサイル防衛(BMD)、最終段階高高度地域防衛(THAAD)で構成する層状防衛が機能することが実証された」としている。
  8. 今回は実戦テストだったので、操作には陸軍海軍の兵員があたり、「運用方針や戦術の内容向上に役立つ貴重な機会となり、同時に航空ミサイル統合防衛作戦の執行でいっそう自信がついた」とMDAは評価している。■

2013年6月16日日曜日

ボーイングのファントムアイにミサイル防衛庁が極秘ペイロード搭載契約を与える

Phantom Eye Gets $7M Missile Defence Payload Contract

                   
                        UAS Vision, Posted on June 11, 2013 by The Editor                   
                   
                       


ボーイングの高高度実証無人機ファントムアイに初の顧客ができた。米ミサイル防衛庁(MDA)である。

MDAはファントムアイに情報非公開のペイロードを搭載し飛行させる契約を6.8百万ドルで交付した。ボーイングは同機三回目の飛行を完了したところで、四回目では性能限界を伸ばそうとしてる。

ファントムアイは液体水素動力技術の実証機で合計8回ないし9回の飛行を予定している。

「MDAが最初のペイロード顧客となり、フライト5から搭載します」とボーイングは発表。「フライト5以降は今年後半から来年にかけ実施します」

ファントムアイのペイロード最大搭載量は204kg (450lb) 。

「ファントムアイは大きな関心を集めています。需要がないとしたら当社としても実証飛行はしません。国防関連、民生部門の両方から高い関心を示す向きがあります。』(ボーイング)
.
ファントムアイの初飛行は2012年6月でその後着陸に失敗してから一年近く地上大気のままだった。設計上の飛行性能は4日間連続飛行可能で高度65,000ft (19,800m)まで上昇できる。MDAからは事実照会への回答はない。

2013年5月19日日曜日

SM-3IB三回目の迎撃テスト成功、標的ミサイルモックアップをC-17から投下実験に成功、MDAが同時に二件のテストを達成

MDA Scores Two Successful Flight Tests

By Amy Butler abutler@aviationweek.com
Source: AWIN First


May 16, 2013
Credit: Lockheed Martin


米ミサイル防衛庁がレイセオンSM-3 IB迎撃ミサイルに加えロッキード・マーティンが制作した新型弾道ミサイル標的の初の飛行実証テストの双方に成功している。
  1. . このうち SM-3 IBテストは4回中3回目の成功。これは5月16日に太平洋上で巡洋艦USSレイク・エリーがMDAがいうところの「空中で分離する短距離弾道ミサイル標 的」に対しSM-3 IBを誘導し迎撃に成功した。今後はもっと複雑な形で目標捕捉センサーの実力も試すテストが予定されている。
  2. SM-3 IBは性能向上型2色赤外線シーカーならびに調整可能な姿勢制御システムが搭載しており、この点でこれらがなかったSM-3 IAと異なる。
  3. SM-3 IAも分離型目標を相手に効力を発揮しているが、レイセオンはデータ解析が完了していない現時点では二型式の迎撃ミサイルの実力比較はできないとしている。ただし、IB搭載のシーカーは予想以上の性能を発揮した模様。
  4. 次回のSM-3 IBテストは年末の予定で複数標的に同時迎撃発射をする見込みだという。関係者は来年までにあと二回の迎撃飛行テストの実施をしたいとしている。
  5. SM- 3テストの三日前にMDAが支援する形で飛行距離拡大中距離弾道ミサイル Extended Medium-Range Ballistic Missile標的プログラムでプロトタイプの飛行実験がアリゾナ州ユマ実験場で実施されている。目標ミサイルの実物大モックアップがC-17輸送機より 高度25,000 ftで投下されたとロッキード・マーティンが発表。「ERBM空中発射装置と本体取り出しシステムはテスト