UDN capture 台湾の対地巡航ミサイルHF-2Eは、10年以上前から運用中と言われるが、これまで公開されていなかった 台 湾の新聞が、陸上攻撃巡航ミサイル「HF-2E」の初公開となる写真とビデオクリップを掲載した。同ミサイルは10年以上前から台湾軍に配備されているが、これまで公開されていない。同ミサイルは、大陸を標的にすることで、中国の軍事介入を抑止し、台湾軍が秘密裏に保有中とされる反撃能力のひとつである。 台湾のUnited Daily News (UDN)の報道によると、画像は台湾南端屏東県の九鵬軍事基地から最近夜間に発射された際に撮影されたものという。UDNの報道によれば、雄風Hsiung Feng雄風 IIE (HF-2E)ミサイルはその後「何時間も」飛行したと「理解されている」。 台湾の半公式機関である中央通信社(CNA)の別の報道によれば、ある「軍」関係者は、九鵬で現在行われている3日間の実弾射撃訓練の一環で、「空軍は水曜日に機密ミサイルを発射した」と語ったという。CNAによれば、情報筋は、問題のミサイルがHF-2Eであるかについて肯定も否定もしなかったという。 HF-2Eが本当に九鵬から発射されたかは未確認だが、同基地はミサイル実験施設として知られている。また、国立中山科学技術研究所(NCSIST)の拠点でもあり、HF-2Eの開発を担ったとされる台湾軍トップの研究・試験機関でもある。 本日のUDN記事には、HF-2Eについて重要な新情報はない。同ミサイルは、地上発射型の陸上攻撃巡航ミサイルで、形状と機能において米国のトマホークを彷彿とさせるデザインと理解されている。 UDNが捉えた画像には、長い円筒形のミサイルで、比較的鈍い機首、尾翼、胴体後部の飛び出した翼のようなものが写っている。これは、トマホークだけでなく、ハープーン対艦ミサイルの派生型である米国のAGM-84H/Kスタンドオフ・ランド・アタック・ミサイル・エキスパンデッド・レスポンス(SLAM-ER)と外見上の類似点があることを示している。 これは、HF-2Eの設計と能力について以前に報告されたことと一致している。HF-2の開発は、少なくとも2000年代初頭までさかのぼるといわれる。本格的な生産は2011年に開始と伝えられているが、いつ正式に就役したのかは不明だ。 現在、...
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