スウェーデン空軍のカラーリングを施したC-390の完成予想図。 (画像出典:Embraer) ス ウェーデン国防相がC-390の取得プロセスを開始する意向書に署名した。 スウェーデンは、Tp84として知られるスウェーデン空軍の老朽化したC-130Hの後継機として、エンブラエルC-390を選定したと発表した。 ポール・ヨンソン国防相は2024年11月9日、ブラジルで開催された国防相会談で意向書(LOI)に署名し、航空分野での協力拡大の意志を表明するとともに、取得プロセスを正式に開始した。 C-130Hは50年以上にわたってスウェーデン空軍で使用されてきたが、老朽化が進み、アクセシビリティにも問題があるという。 2022年には中古のC-130Jを取得する可能性が報道されるなど、後継機探しは現在も長く続いている。 「これは待望の一歩を踏み出し、現行輸送機をC-390航空機システムに置き換えるプロセスを開始できることを意味する」と、国防参謀総長のカール=ヨハン・エドストローム中将はLOIについて語った。 LOIは、近代化プロセスを続けるスウェーデン軍に好意的に歓迎されている。 C-390購入は、南米諸国へのグリペンEの売却に続き、スウェーデンとブラジルの二国間関係をさらに強化するものである。 「我々は今、長期的な解決策に近づいており、C-390は大きな発展の可能性を秘めた非常に優れたプラットフォームであることに非常に満足している。「今、我々はこの絶対的に重要な能力をできるだけ早く導入することに全力を注いでいる。 スウェーデンのC-130H。 (画像出典:スウェーデン空軍) C-130Hを完全に置き換える決断をする前に、スウェーデンは現在就航中の機材をアップグレードする方法を検討していた。 しかし、アップグレードは、当分の間、運用機の数を減らすことになる。 現在も5機のC-130H(Tp84)と1機のKC-130H(Tp84T)が就航しており、最も古い機体は10年前に退役している。 「C-130Hを近代化しないことに決めたのは、一度に6〜9カ月かかる改修作業をしている間、数年間は保有機数が減少することを意味したからだ」と、当時のスウェ...
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