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★極超音速飛行>中国が滑空テストに成功したと報道がありますが.....

極超音速飛行はまだ未知の領域で、ミサイル防空体制を無効にするミサイルになるまではまだ時間がかかりそうですが、米国の開発が予算問題などでもたもたしているうちに中国に先を越されかねません。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- China’s Hypersonic Glider Passes New Test POSTED BY: MATT COX APRIL 29, 2016 http://www.defensetech.org/2016/04/29/chinas-hypersonic-glider-passes-new-test/ The DF-ZF hypersonic glide vehicle. Photo: People's Daily Online. 中国が新型極超音速滑空体の第七回目飛行テストに先週成功していたことが人民日報オンライン版で紹介されている。 「DF-ZF」滑空体はマッハ5から10で飛行できるとしている。 中国での記事では米情報機関は中国がDF-ZFで「核弾頭を搭載しミサイル防衛システムを突破する」ことを恐れているとのWashington Free Beacon を引用している。 中国国防省報道官は中国が極超音速ミサイルの実験を2015年3月に行っていたことを確認しており、同実験では特定の国を標的にしたものではなく、あくまでも科学研究が目的だったと強調している。 米空軍も極超音速兵器開発で一定の成果を上げており、スクラムジェットの実験で成功を収めている。 2013年にX-51ウェイヴライダーの第四回目テストを行い、これまでで最長の飛翔時間を達成している。B-52から発射したロケットから分離したX-51はボーイング製で高度6万フィートまで上昇しマッハ5.1に加速して3.5分間飛行した後燃料切れとなり太平洋へ落下している。 X-51は9年間で3億ドルが投じられており、スクラムジェットで加速後、炭化水素燃料を取り込み、能動的な冷却効果を実証するのが目的だと空軍は説明している。通常のエンジンと異なりスクラムジェットあるいは超

極超音速技術の開発で軍事優位性を狙う米国は中ロの追随を振り切れるか

Hypersonics could help Air Force thwart enemy anti-air defenses By Phillip Swarts, Air Force Times 2:38 p.m. EST March 1, 2016 http://www.airforcetimes.com/story/military/2016/03/01/hypersonics-could-help-us-air-force-thwart-enemy-anti-air-defenses/81156854/ (Photo: Air Force) 音速の五倍で飛ぶ極超音速ミサイルで米空軍は敵の高度防空体制を突破できると一部議員と専門家が3月1日に述べている。 「極超音速はバック・ロジャースの未来世界SFの話ではなくなった」と空軍研究所長を務めたカーティス・ベドゥケ退役少将は語る。「極超音速兵器はこちら側が開発すべきなのはもちろんですが、別の勢力も当然開発に乗り出してくるでしょう。真剣に対応が必要していかないとこちらが出遅れてしまいます」 超高速ミサイルが実現すれば米国は敵地奥深くを標的にし、高性能防空体制を克服できる。とくにロシアや中国に対し超高速ミサイルで防空網を突破し、脆弱な内陸目標を狙えれば有人機を敵地に侵攻させパイロットの生命を危険にさらさなくてもよくなる。 「敵の反応より一歩早く敵地に届けば勝ちだ」とスティーブ・ナイト下院議員(共、カリフォーニア)は語る。 米国は過去にも極超音速技術に投資している。直近では2013年にX-51ウェイブライダーがあり、テストでは三分間にわたり時速3,500 mph に近づいた。この成果はおおむね成功と受け止められたが、次のテストは2019年まで実施されないとベドゥケは述べる。 それまでにロシアや中国が米国を追い越して極超音速技術の開発に成功するのを専門家は恐れる。防空ミサイルに応用されれば第四世代戦闘機は実質的に全機安全に飛行できなくなる。 「極超音速兵器は敵の防空体制に対応するため必要だ」とオリン・ハッチ上院議員(共、ユタ)は語る。「ロシアが危険な各国に武器を拡散させ、中国は技術開発で驚くべき成果を示している。中長期的には米軍は高性能装備を相手にせざるを得なくなる

X-51実証結果はどのように活用されることになっているのか。

High-Speed Strike Weapon To Build On X-51 Flight By Guy Norris Source: Aviation Week & Space Technology aviationweek.com May 20, 2013 Credit: USAF Guy Norris Los Angeles スクラムジェット推進式X-51Aウェイブライダーは5月1日に高度64,000フィートで燃料を使い果たし、太平洋に落下し、同機開発計画は幕を下ろしたが、米空軍研究所は極超音速飛行の歴史が確実に一歩前進したことを確信できた。 飛 行時間6分でマッハ5.1に達した同機は空気取り入れ式極超音速飛行の歴史を塗り替える成果を示し、開発開始から9年、初飛行から2年でX-51A開発 チームは自由飛行方式でスクラムジェット推進の吸熱燃料endothermically fuelを使用した飛行体の有効性の証明に成功した。 こ れからはデータ解析の段階となり、計画立案部門は次の機体へ関心を寄せている。X-51Aの成功は極超音速推進で長距離偵察、輸送あるいは空気取り入れ式 で初の宇宙アクセス可能な機体出現の可能性を示しており、近い将来ではミサイルとして応用できる。空軍の高速度兵器開発ロードマップの要求水準を参考にし た高速度打撃兵器体系 High Speed Strike Weapon (HSSW)の一部として応用が想定される。これは2020年をめどに基本型の実証作業が予定されている。この日程を見ると兵器としての利用は2020年 代中頃までに実現しそうだ。 . ただし極超音速飛行開発は数々の失敗プロジェクトの歴史でもある。最近の国防高等研究プロジェクト庁Defense Advanced Research Projects Agency's (Darpa)のHTV-2および極超音速飛行実証機Hypersonics Flight Demonstration (HyFly)に加えX-51Aも2011年2012年と連続して失敗しているのであり、5月1日の飛行成功はやっと成功したというべきだ。 「ま だ丘の上の岩ころを一つにすぎません」と謙虚に語るのはAFRLでX-51A計画責任者を