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歴史に残る艦 カサブランカ級は50隻量産された第二次大戦中の護衛空母

  海軍史上最も量産された空母クラスがカサブランカ級だ USS Lunga Point ア メリカは現在、11隻の原子力空母で世界的な力を誇示している。だが第二次世界大戦中に空母151隻を保有していたとは考えにくいだろう。 アメリカがそれだけの数の近代的な空母を持っていたら、全世界を相手にすることができただろう。しかし、当時の海戦は大きく異なっていた。第二次世界大戦を戦う米海軍は日本を打ち負かすのに十分な艦船を建造しなければならなかっただけでなく、損失艦を補う必要もあった。 史上最も建造された空母が、カサブランカ級護衛空母(CVE)だった。輸送船団護衛や揚陸攻撃の支援などを目的に、記録的な速さで50隻が建造された。この級は政府のバイヤーやプランナーに人気があった一方で、設計上の妥協が乗組員にとって危険なものとなっていた。 護衛空母の必要性 第二次世界大戦は、航空機が目視範囲を越えて戦うという、近代的な海戦の時代をもたらした。各国海軍は、異なる方法で新しい現実に適応した。アメリカでは、真珠湾攻撃後、戦争間はゆっくりだった移行が一気に加速した。  空母のおかげで、海軍は戦艦よりも長い距離で戦い、より効果的に偵察し、陸上目標にはるかに深く攻撃することが可能になった。大西洋では、空母搭載機がほぼ無傷で潜水艦を狩ることができた。しかし、空母は建造と運用にコストがかかる一方で、あらゆる場所で必要とされていた。  幸運なことに、解決策はすでにあった。海軍は、パイロットの訓練や航空機の輸送に使われる比較的小型の「航空機護衛艦」が、非常に特殊な任務に最適であることを発見した。  フルサイズの艦隊空母より小さく、速度も遅く、回復力も低かった。しかし、それでもほとんどの輸送船団や水陸両用強襲揚陸艦より速く移動し、20~30機の航空機を搭載できた。完全な空母戦闘には不十分だったが、1隻から2隻で大規模な輸送船団を守ったり、海岸攻撃に航空支援を提供したりするには十分だった。 海軍は、航空機護衛艦を補助空母、さらに護衛空母と再指定した。そして、護衛空母カサブランカ級を50隻発注した。 Casablanca -class escort carriers fitting out, circa April 1944. カサブランカ級空母 連合国は戦争中、130隻を護衛空母に改造・建造した。そしてその