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VH-92ペイトリオットが当初計画より10年遅れマリーンワン任務を完全に引き継ぐ(The War Zone)

     USMC 大幅に遅れたものの、VH-92はマリーンワンの役割を完全に引き継ぐことになったが、実現は計画より7年遅れることになった 米 海兵隊は、大統領、副大統領、その家族、そして最も親しいアドバイザーたちを国内外に送り届ける「マリーン・ワン」用ヘリコプターとして、VH-92Aペイトリオットへの移行を進めている。これは、同機の投入開始を目指した最終計画より7年遅い。  現在使われている老朽化したVH-3Dは、来年には完全退役することになっている。VH-60Nは高温・高高度環境での運用に適しているため、少なくとも2030年までは飛行し続ける。2021年に公表された既存の計画では、海兵隊は2023年までにVH-3DとVH-60Nをすべて廃棄すると宣言していた。  今日発表された海兵隊の新しい航空計画では、海兵隊第1ヘリコプター飛行隊(HMX-1)に配属されている大統領専用ヘリコプターの新情報が含まれている。 HMX-1に配属されたVH-3D。 USMC 2025年度航空計画には、VH-3DやVH-60Nが現在何機就役しているかは書かれていない。米海兵隊が最後の航空計画を公表した2022年時点では、HMX-1には11機のVH-3Dと8機のVH-60Nが配備されていた。米海軍は海兵隊と協力し、2024年8月に23機目となる最後のVH-92の引き渡しを受け入れた。ジョー・バイデン前大統領は同月、アメリカの国家元首として初めてペイトリオットに搭乗した。  同上の2025年航空計画によると、海兵隊は2021年12月にVH-92Aの初期運用能力を宣言し、HMX-1はホワイトハウスでの試運転イベントを経て、2022年に運用任務への導入を開始していた。  「HMX-1には現在10機のVH-92Aが配備されており、任務をサポートしている」。  23機のVH-92Aのうち2機は試験専用機として知られている。HMX-1が最終的に16機しか運用しないのであれば、残りの5機がどうなるかは不明である。 本誌は海兵隊に問い合わせている。  とはいえ、「HMX-1はVH-3DとVH-60Nのレガシー機材からVH-92Aへの順次移行を進めている。「VH-3DとVH-60Nの)両機は耐用年数延長プログラムを経ており、VH-92Aへの完全移行まで任務をサポートするのに十分...

新型大統領専用ヘリVH-92がラスベガス遊説のバックアップ機材として展開した。機種交代がいよいよ近づいてきた

  航空宇宙ビジネス短信T2 次期大統領専用ヘリVH-92がラスベガスへ展開。現行VH-3D、VH-60Nの供用期間で終わりが見えてきた AP Photo/Manuel Balce Ceneta 米 国海兵隊は、ジョー・バイデン大統領のラスベガス訪問に先立ち、新型大統領専用ヘリコプターVH-92Aを1機派遣したた。しかし、VH-92Aは大統領専用ヘリコプター「マリーンワン」としての使用は未承認だ。そのため、ラスベガス展開は、あくまで「待機」的な位置づけだ。 海兵隊はVH-92Aを合計23機(うち2機は試験用に確保される)受領する。 「海兵隊ヘリコプター飛行隊1(HMX-1)は最近、予備機材としてVH-92Aを1機ラスベガスに配備した」と海兵隊航空広報担当のジェイ・ヘルナンデスはThe War Zoneに語った。「VH-92Aは、機種転換まで、正式なプラットフォームとして使用されることはない」。 「海兵隊は、ホワイトハウス軍事事務所、(海軍航空システム司令部の)大統領ヘリコプター・プログラム・オフィス(PMA-274)、および海兵ヘリコプター飛行隊1(HMX-1)と協力し、VH-3DおよびVH-60からVH-92Aへの移行の条件を整えている」とヘルナンデスは述べた。 HMX-1は、海兵隊の「ホワイトトップ」大統領専用ヘリコプターを運用し、供用中のVH-3DとVH-60NでVH-92が後継機となる。ヘリコプターは、大統領と家族、最側近の国内外移動時に使用され、一般的にマリンワンと呼ばれる。しかし、このコールサインは、厳密には大統領が搭乗時のみに使用される。 HMX-1の象徴的存在だが老朽化が隠せないVH-3D。同隊のVH-60Nとともに、VH-92Aに置き換わる。USN 海兵隊は2022年4月に同型機が初期運用能力に達したと公式宣言したが、重要な注意事項があった。VH-92Aのミッション・コミュニケーション・システム(MCS)の継続的な問題は、同機がマリンワンとして使用されるのを妨げる大きな要因となっている。また、エンジンの排気ガスがホワイトハウスの芝生を焦がす問題が完全に解決されたか不明だが、ラスベガスなど他の場所に配備される場合は問題にはならないだろう。 バイデン大統領は今日、ラスベガスに滞在する予定です。今夜は民主党全国委員会(DNC)の資金集めに出席し、...

原設計が1950年代の大統領専用ヘリコプターも今年中に新型機に交代。海兵隊が全力で整備し運用しています。

  今回の大統領の交代でトランプ大統領をホワイトハウスから移動させたマリーンワンの姿を見た方も多いのではないでしょうか。基本的に旧型の同機は海兵隊整備部門の献身的な仕事で長い供用を支えているのですね。しかし、今年中に新型機に交代するということです。VC-25もそのうちに交代となりますが、民間でも見かけなくなった747-200をどんなコストをかけても整備支援する姿に国家の威信が見えてきますね。 Photo by Tech. Sgt. Robert Cloys   V H-3大統領専用ヘリコプターはマリーンワンとして長年共用されてきたが、退役が近づいてきたと米海軍航空システムズ本部が発表した。   1月15日発表によれば海軍航空システムズ本部は東部機材整備センター*FRCE)でT58-GE-400B大統領専用ヘリコプター用エンジンの最終整備を完了し、第一海兵隊ヘリコプター飛行隊 (HMX-1) による大統領、副大統領、閣僚、海外賓客の輸送任務に投入する。   FRCEが整備を担当する大統領専用ヘリコプターのVH-3Dシーキングは新型VH-92Aに2021年中に交代する。   整備修理拠点は海兵隊チェリーポイント航空基地(ノースカロライナ)にあり、大統領専用ヘリコプター事業、ゴールドプレイトプログラムに50年にわたり関与している。   FRCEの仕事ぶりには定評があり、VH-92A運用の支援体制の準備がすでにはじまっている。   「当センターの大統領専用ヘリコプター事業支援の長い歴史を誇りに思う」とセンター司令マーク・E・ニエト大佐が述べている。「FRCEの人員は誇りを持って、特別の支援をこの重要ミッションに提供してきました。新型機支援にも同様に臨みます」   FRCEが大統領専用ヘリコプター業務を開始したのは1967年のことで、当時は海軍航空機材再整備施設(NARF)と呼ばれていた。ジェネラルエレクトリックT58-GE-8CエンジンでVH-3A型を運用していた。VH-3Aは シコースキー H-3シーキング対潜ヘリコプターを改装し大統領の短距離移動手段となった。   その後、エンジンは二回の換装を経て、T-58-GE-400Bが1985年に採用され、今日に至っている。   ゴ...