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シリア空爆は北朝鮮攻撃の予行演習になるのか

金正恩が見え見えの核実験凍結等の発言をしてすぐ反射的に喜んだのは韓国与党勢力でした。韓国の野党や日本は冷たい見方をしていましたが、今や金正恩に核兵器放棄の意図が全くないことが明らかになり、世界はあきれているのが現実です。ただこの記事にあるシリア攻撃が北朝鮮を頑なにさせているとの見方はどうでしょうか。来るべき米朝会談が決裂し、金正恩をなびかせることが出来なくなった米国が北朝鮮を攻撃する可能性が減る可能性はないでしょう。つまり、朝鮮半島の危機は緩和されることはないと見ます。今年上半期の動向が重要です。 Syria: A Preview of What Is to Come in North Korea? シリア空爆は北朝鮮にこれから起こることの予告編だったのか Daniel R. DePetris April 22, 2018 http://nationalinterest.org/blog/the-skeptics/syria-preview-what-come-north-korea-25505?page=show 先週の米英仏協調によるシリア国内化学兵器施設三か所への攻撃には明白な目的があった。サリンや塩素ガスを使用したバシャル・アル-アサド政権にはっきりと警告のメッセージを送ることだった。作戦自体は限定的ながら精密に攻撃対象を選び、死傷者は一人も発生していない。作戦完了後にジェイムズ・マティス国防長官は報道陣に今回のミサイル攻撃は「一回限り」でアサド二個例以上の化学兵器使用に向かわせないことを目指したと強調した。 今回はアサドを狙った攻撃だったが、事態の進展を注視していたのはアサドだけではなかった。トランプ大統領が今回の武力行使に踏み切った背景にもっと大きな構図があり、アサドはわき役に過ぎないとの見方がワシントンにある。タカ派の色彩が濃いワシントンのシンクタンクには今回のシリア攻撃にはアサドへの懲罰以上の意味があると指摘する向きがある。国際社会に北朝鮮の金正恩にホワイトハウスの言動に深刻に対応させる意味があることを示したというのだ。 ジョージ・W・ブッシュ政権でスピーチライターだったアメリカンエンタープライズインスティチュートのマーク・ティーッセンMarc Thiessenがワシントンポストに寄稿し

連合軍シリア攻撃をシリア(ロシア)が迎撃できなかった理由

今回のミサイル攻撃にあたり、米側は巧妙な多方面発射作戦を実施したのですね。シリア(ロシア)は対応できなかったわけですか。それでも平気で嘘を発表するシリア、ロシアの神経が分かりませんが、事実を認めないのは世の東西を問わず敗色の濃い側の共通行動ですね。 台湾や日本のように防御側に回る国には今回のスタンドオフ攻撃は格好の研究材料ですね。 © Mighty Networks, 2018 All Rights Reserved (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist Seaman Trey Fowler) How the Navy fooled the Russians before the US struck Syria シリア攻撃に先立ち米海軍に騙されたロシア軍 Article by Alex Lockie https://www.wearethemighty.com/navy-fooled-russians-us-syria ド ナルド・トランプ大統領がシリアへのミサイル攻撃の構えを見せた際、ロシアは反撃の構えをさっそく示し、すべての目は米海軍が同海域に展開中の唯一の駆逐艦に向かった。だがこれは策略だった。 2017年4月に米海軍駆逐艦部隊が東地中海から同じくミサイル攻撃に踏み切り、59本の巡航ミサイルがガス攻撃を実施したシリア政府に向け発射されていた。 シリア政府が民間人を対象に再び化学攻撃をしたことを米国は深く受け止める中、ロシアが米ミサイルは撃ち落とすとし、ミサイル発射艦も例外ではないと豪語していた。退役ロシア提督は同地域に留まる唯一の米艦USSドナルド・クックを撃沈すると公言していた。 2018年4月14日(現地時間)に攻撃が始まると、クックは一発も発射せず、実は巧妙な策略だったと判明した。 アーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦USSドナルド・クックが黒海を通過した際の様子。 (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist Seaman Edward Guttierrez III) かわりに米潜水艦USSジョン・ワーナーがミサイル数本を東地中海で潜航中に発射し、水上の駆逐艦より探知を難しくさせた。

★★ここまでわかったシリア攻撃の内容、ミサイル105発のスタンドオフ攻撃

今回の攻撃の概要がだいぶわかってきました。さっそく攻撃は違法と主張する政党が出てきましたが、スタンドオフ攻撃の実例となり、攻撃規模も昨年より倍増され、北朝鮮攻撃の予行演習と言えなくもありません。我が国としては中国のスタンドオフ攻撃が一番怖いので防衛側に立って状況を咀嚼する必要がありますね。 Coalition launched 105 weapons against Syria, with none intercepted, DoD says 連合軍はシリア攻撃に105本を発射、迎撃の動きは皆無とDoD発表 By: Aaron Mehta and Tara Copp     1 https://www.defensenews.com/pentagon/2018/04/14/us-launched-105-weapons-against-syria-with-none-intercepted-dod-says/ USS Monterey launches strikes against Syria WASHINGTON ― 米、英、仏各軍がシリア政権施設三か所に爆弾の雨を降らせた。ロシア防空装備は対抗措置を一切とらなかったとペンタゴンが土曜日に発表。 今回の攻撃は「何年も」前に立案されていたとケネス・マッケンジー海兵隊中将(統合参謀本部)はシリア化学兵器製造関連施設は今回の三か所以外にもあると認めた 三か国の艦船、航空機から合計105本が発射された。標的の三か所は以下の通り。 バルザ研究開発センター:マッケンジー中将は化学兵器開発の「心臓部」と呼び、ダマスカス近郊で「世界でもっとも強力な防空体制」をしいていたと表現。海上からトマホーク57本、JASSM-ERをB-1B二機編隊から19発発射し、戦闘機も掩護した。米側評価で同施設は破壊された。 ヒム・シンシャール化学兵器施設、ホムス近郊にあり、三か国が攻撃した。米軍はトマホーク9本、英軍はストームシャドウ8発をトーネード、タイフーン編隊から、フランスは海軍が巡航ミサイル3本と空中発射SCALPミサイルを発射した。米側評価では同施設は破壊された。 ヒム・シンシャール化学兵器貯蔵庫は同上標的からおよそ7キロ地点で、フランスがSCALPミサイルで攻撃した。SC

シリア攻撃に投入された兵装の概要

The US, UK, and France teamed up for missile strikes in Syria — here's everything we know they used 米英仏各軍が投入した兵装はこれだ Daniel Brown http://www.businessinsider.com/syria-air-strike-what-us-uk-france-used-2018-4 フランス軍のラファール戦闘機編隊. French Army/ECPAD via AP 米英仏参加国が米時間金曜日夜にシリア政権を攻撃した 米軍はB-1B爆撃機を投入したほか駆逐艦三隻からトマホークミサイルを発射したとの報道がある フランスはミラージュ、ラファール各戦闘機を、英国はトーネード戦闘機を投入した 米、英、仏三国はシリアの現政権を標的とした空爆を米時間金曜日9:00 PM ESTに実行した。 ジム・マティス国防長官は記者会見で2017年4月の前回の二倍の兵装が投入されたと発表。前回はトマホークミサイル59発を発射している。 米軍はB-1B爆撃機の他、USSポーター、USSクック、USSヒギンスの三隻からトマホークミサイルを発射したとニューヨークタイムズ記者トーマス・ギボンス-ネフがツイッターで米関係者発言として伝えている。 同記者はフランスがミラージュ、英国がトーネードの各戦闘機を投入したとも伝えている。 フランスはラファール戦闘機にSCALP-EG巡航ミサイルを搭載して投入したとThe Driveでタイラー・ロゴウェイが伝えている。フランス政府はラファール編隊が攻撃にむけて離陸する映像を公開した。 ロゴウェイはB-1B爆撃機にJASSM巡航ミサイルを搭載していたとも伝えている。 View image on Twitter Tyler Rogoway @Aviation_Intel We have this exclusive photo that is said to show the B-1B used in the strikes all loaded up with JASSMs as we suspected. This sortie wil