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海自に三番艦じんげいSS515が引き渡され、たいげい級の建造は順調に進んでいるが、その後建造する艦でVLSをどう運用するかが課題だろう

  NAVAL NEWS記事からのご紹介です。たしかに今後VLSを導入すると既存の電力インフラでは能力不足になる懸念があり、日本の潜水艦整備の方針が大きく変わる可能性がありますね。 The diesel-electric attack submarine Jingei was commissioned on March 8, 2024. Kosuke Takahashi picture. たいげい級潜水艦の3番艦が就役 海上自衛隊は、「たいげい」級ディーゼル電気攻撃型潜水艦(SSK)の3隻目を就役させた。 同級の1番艦「たいげい」は同日付で、試験潜水艦となった。 J S「じんげい」(SS 515)と命名された「たいげい」級の新造艦は、3月8日に三菱重工業(MHI)から神戸で引き渡され、横須賀海軍基地を母港とする第2護衛艦隊の第4護衛隊に編入された。  このクラスの1号艦「たいげい」は同日、試験潜水艦へ変更され、日本は合計22隻の潜水艦を維持し続ける。  海上自衛隊によると、新型潜水艦の乗組員数は約70名、全長84メートル、幅9.1メートル、喫水10.4メートル、標準排水量約3,000トンで、従来のそうりゅう型SSK(全長84メートル、幅9.1メートル、深さ10.3メートル、標準排水量2,950トン)よりわずかに大きい。  海上自衛隊によると、「たいげい」型は、最大6人の女性が居住できる居住スペースなど、女性専用区画を初め導入した。  「じんげい」とは、日本語で「迅速な鯨」を意味し、大日本帝国海軍時代の外洋皇室ヨットや潜水艦補給艦の名前である。「たいげい」型潜水艦は、これまでの「しお」「りゅう」に続き、「げい」(鯨)を名前に取り入れた。"たいげい "は "大きな鯨 "を意味する。  建造費約699億円(4億7300万ドル)の新型潜水艦は、6000馬力を発生するディーゼル電気エンジンを搭載し水中での最高速度は20ノット。  海上自衛隊によると、「たいげい」型は、海上自衛隊の「そうりゅう」型最終2隻「おりゅう」(SS511)と「とうりゅう」(SS512)と同様、リチウムイオン蓄電池を搭載しているという: である。  リチウムイオン電池を提供したのは、京都に本社を置く電池システムの開発・製造会社、GSユアサだ。今のところ、SSKにリチ

酒井海上幕僚長へのインタビュー記事をUSNI Newsが掲載。

  能登半島震災の救援活動でも自衛隊、特に海上自衛隊はLCACなど「目立つ」装備の活躍が注目を集めていますが、組織としての総合力が真価を発揮していると言っていいでしょう。その裏には日頃の訓練と活動を裏付ける予算手当があってのことでしょう。そんな海自ですが、トップに立つ海上幕僚長が誰かは国民は知らないのではないでしょうか。日本のメディアには積極的に海自指導層に取材する姿勢が見られませんね。そんななかでUSNI Newsがインタビュー記事を掲載していましたのでご紹介しましょう。昨年夏の取材が今年になり公開されたのはなぜなのか勘ぐってしまいますが、それはよしとしても、海自には広報活動にも注力していただき、国民に正しい認識を与えていただきたいものです。 Adm. Ryo Sakai in his office in 2023. USNI News Photo  西 太平洋で攻撃的姿勢を強める中国に対抗するため、アメリカ海軍の重要なパートナーとして海上自衛隊の存在が浮上している。  米政府関係者は、この地域における中国の行動に対抗する国防総省の戦略において、日本との関係が極めて重要だと繰り返し指摘している。  酒井良海上幕僚長は、日本政府が歴史的な防衛費の増額を追求する中、東シナ海における中国とロシアの継続的な侵略と時を同じくして、約2年間海上自衛隊を率いてきた。  酒井幕僚長は昨年夏、東京の事務所でUSNIニュースのインタビューに応じ、米海軍との協力関係から、自衛隊が戦闘機搭載の護衛艦を艦隊に統合する準備をどのように進めているかまで、幅広い話題について語った。  「海上自衛隊と米海軍の相互運用性は、自衛隊と米軍との戦闘活動の中心、あるいは基幹です」と酒井氏はUSNIニュースに語った。 米軍との連携 米政府関係者は、国防総省が日本のような国々と地上、空中、海中でどのように協力したいかを説明するのに、相互運用性や互換性といった流行語をよく使う。  例えば日本は、イージス艦搭載の誘導ミサイル駆逐艦やF-35BライティングII統合打撃戦闘機など、アメリカと同じシステム多数を運用している。  日米両海軍の相互運用性がなければ、両国の統合作戦は不可能だ、と酒井幕僚長はUSNIニュースに語った。  「それには多くの時間と莫大な予算が必要です。また、私たちの側でも、米国の情報や技術にある程

「もがみ」級12隻の連続建造は順調に進展中。さらに、発展形FFM12隻の企画も。高度省人化は日本特有のニーズだとしても、有事の対応力に疑問も残るのだが....(訂正ずみ)

  The War Zone が日本の未来型フリゲート「もがみ」に注目しています。 JS Yubetsu (FFM-8) launching ceremony at Mitsubishi Heavy Industries Maritime Systems November 14, 2023. Hunini via Wikimedia Commons, CC-BY-SA-4.0 「もがみ」級フリゲート艦は、大幅な自動化と少人数の乗組員、適切な能力、そして低コストという興味深い組み合わせの艦だ 11 月14日、本州南部に位置する岡山県玉野市で、8隻目となる「もがみ」級フリゲート艦「ゆうべつ」が進水した。「もがみ」級30FFM多機能フリゲート艦は、海上自衛隊(JMSDF)の基幹艦となる予定で、いろいろな先進機能を満載している。高ステルス性フリゲート艦は、幾何学的な形状から未来的な外観が特徴で、海上自衛隊の各種任務をこなす能力を持つ。これを念頭に、この魅力的で高度なまで自動化された艦のプロフィールを紹介する良い機会だと考えた。 「もがみ」級は、対地、対空、対潜水艦戦だけでなく、監視から掃海活動まであらゆる能力を持つ。このフリゲート艦は、先進的な電子戦とセンサー・スイートを備える。しかし何よりも、極めて少人数の乗組員で運用できるように設計されている。要するに、このフリゲート艦は、はるかに少ない人数で、はるかに多くのことをこなし海上自衛隊を支援する。 「もがみ」級の8番艦「ゆうべつ」は、元請けの 三菱重工業 (MHI)が建造中だ。「もがみ」級は日本の有名な河川にちなんで名付けられている。三菱重工はすでに、2022年4月、2022年12月、2023年3月に就役した「もがみ」、「のしろ」、「みくま」の3隻を海上自衛隊に引き渡している。「もがみ」級2番艦「くまの」は下請けの 三井造船 が建造し、「もがみ」に先駆けて2022年3月に就役した。 三菱重工は、海上自衛隊に5番艦から10番艦までのフリゲート艦を引き渡す契約を結んでおり、最初の4隻は「やはぎ」、「あがの」、「によど」、「ゆうべつ」と命名された。「やはぎ」と「あがの」は年内に就役し、「によど」と「ゆうべつ」は2024年に就役する。 合計12隻の「もがみ」級を海上自衛隊が調達する予定であり、その最終艦は2027年までに建造を終え

海自の次期イージス艦ASEVについてNaval Newsの続報をお伝えします

  SPY-7レーダーを搭載した海上自衛隊のDDGをイメージした図. Lockheed Martin 日本で次の弾道ミサイル防衛(BMD)艦となるイージスシステム搭載艦(ASEV)に関する最新情報をお伝えする 2 022年8月31日、防衛省は2023年度予算概算要求を発表したが、イージスシステム搭載艦  Aegis system-equipped vessel (ASEV)の項目が含まれていた。しかし、詳細はまだ確定していないため、予算額は具体的に示されていない。日本政府は、安全保障戦略を含む国家安全保障関連政策を年内に改定する方針で、そのため8月末時点では多数の項目で予算額が示されていない。 Naval Newsが以前お伝えしたように、ASEVは、2020年に中止されたイージス・アショアに代わる、弾道ミサイル攻撃の脅威から日本を守る資産として建造が決定した艦船だ。日本では特に2016年以降、北朝鮮による弾道ミサイル脅威が広く認識され、それ以降、海上自衛隊のイージス駆逐艦を日本海に常時展開し、北朝鮮による弾道ミサイル発射を警戒してきた。 しかし、東シナ海での中国の海軍活動活発化に対応するため、海上自衛隊のイージス駆逐艦に大きな負担となっていた。そこで、これに代わるものとして、イージス・アショア配備が計画された。しかし、イージス・アショアは、防衛省の失政と地元住民の反対のため中止に追い込まれ、イージス・アショアを搭載したASEVを建造しその代わりとすることが決定された。 国内報道では、ASEVは、全長210m、全幅40m、標準排水量2万トン、乗員数約110人という巨大艦になることが指摘されている。乗員全員に個室が用意され、快適性を最優先する。全長と排水量では海上自衛隊最大の「いずも」型DDH(全長248メートル、標準排気量1万9500トン)と同等だが、全乗組員に個室が与えられ、乗組員数がこのサイズではかなり少ないなど、軍艦というより民間船に近い船である。 浜田靖一防衛大臣は9月2日の記者会見で、このような大型艦を建造する理由と、高い乗組員快適性基準の根拠を説明しました。 「耐航性の確保、荒天時の運用、長期の洋上任務に備えた乗組員の生活環境の向上、将来的に極超音速滑空兵器(HGV)に対応できる拡張性などが理由 」という。 しかし、防衛大臣が挙げた理由以外にも、ASEVに

防衛省が新型イージス艦二隻(各排水量2万トン)の建造計画を公表。調達を加速化し、一号艦を5年で就役させる。

  JS Maya(DDG-179) in Port of Kobe, Japan on Nov. 23, 2020. JMSDF Photo   防 衛省が弾道ミサイル防衛艦2隻の建造を提案した。第二次世界大戦以降、日本で最大の艦艇となる。  防衛省は、イージス艦2隻の設計費用とエンジンを、23年度予算要求で、予算編成時点で具体的費用が決まっていない100項目に入れた。防衛省は来年度予算として、2022年度予算の384億ドルを上回る397億ドル支出を要求している。  ミサイルの破片が地上に落下するリスクを踏まえ、2020年にキャンセルされた陸上イージス・アショアの代わりに2隻は建造されると、USNI Newsは当時報じていた。  共同通信によると、河野太郎防衛相(当時)は「配備に必要な費用と時間を考慮し、プロセスを停止する」と記者団に述べていた。  「当面の間、イージス駆逐艦によるミサイル防衛能力を維持する」と述べていた。  新造イージス駆逐艦は、排水量約2万トン、全長約690フィート、幅約130フィートの見込みで、海上自衛隊で最大かとなる。これに対し、いずも型駆逐艦は排水量19800トン(満載時27000トン)、全長800フィート、ビーム124フィート、現時点で日本最大の駆逐艦はまや型で、排水量8200トン、ビーム22.2メートルである。  乗員は110人で、日本周辺での長期駐留を可能にするため、居住区を充実させる。防衛省は、1番艦を2027年に、2番艦を2028年に就役させるよう働きかけているとUSNI Newsは伝えている。   浜田靖一現防衛大臣は、 金曜日の記者会見で、2隻の新しい艦船が日本の現在の8隻のイージス駆逐艦のBMD任務の負担を軽減し、日本南西部への海洋侵略に対する抑止力として自由に行動できるようになると述べた。  海上自衛隊のイージス駆逐艦は現在、「まや」型2隻、「あたご」型2隻、「こんごう」型4隻の合計8隻である。 また、北朝鮮が弾道ミサイルの運用能力を向上させ、複数同時発射や軌道の高度化などを進めていることから、既存艦船より高い迎撃能力を持つ新しい艦船が必要であるとも述べた。  浜田防衛相は、駆逐艦2隻は荒天下での作戦行動を可能にする十分な大きさと、長期展開を可能にする乗組員居住区の強化が必要であると述べた。はまた、極超音速滑空兵器を迎撃

尖閣諸島周辺での中国、ロシアの気になる動き。外交(だけ)で平和は守れると奇妙な主張をする野党に不利なニュース。参院選挙での与党圧勝を後押しする効果になるか。憲法改正を妨害する野党には消えてもらいたい。

    ロシア、中国両国の海軍部隊の活動が尖閣諸島周辺に展開した。防衛省     西 太平洋で中国とロシア両国の活動が活発化しており、尖閣諸島付近で中国の作戦がより頻繁になってきたと、日本政府が27日に発表した。   岸信夫防衛大臣は、尖閣諸島の現状を変えようとする中国のいかなる試みにも日本は断固として、かつ冷静に対処する、と述べた。   中国が釣魚島、台湾が釣魚台と呼ぶ尖閣諸島は、台湾の北東約186キロ、沖縄の西約410キロに位置する無人島群であり、日本が実効支配しているが、中国と台湾双方が領有権を主張している。   岸大臣によると、月曜日午前7時44分頃、人民解放軍海軍のフリゲート艦「Jiangwei II」が尖閣諸島の魚釣島南西を通過した。中国艦船が尖閣諸島の接続水域に入ったのは、2016年、2018年、先月とあわせ4回目となった。国際法では、軍艦含むどの国の船舶も、国家の安全を脅かさない限り、沿岸国の領海の航行が認められている。米国も、中国が支配するパラセル諸島を自国艦が通過する際に、同じ権利を主張している。   岸大臣は、ロシア海軍のSteregushchiy級コルベット艦一隻も月曜日に魚釣島周辺の接続水域を航行したと付け加えた。   松野博一内閣官房長官は、火曜日の記者会見で、ロシア艦は台風8号を避けて同地域にいた可能性があると述べた。長官はまた、中国沿岸警備隊2隻が火曜日未明に尖閣諸島内の領海に接近し、日本漁船に接近したと述べ、日本はこれらの行為について中国へ外交的な抗議を行ったと述べた。   記者会見でロシア艦の名前は特定されなかったが、土曜日と火曜日の防衛省統合幕僚監部(JSO)発表では、ロシアのコルベットRFS Gremyashchiy(337)が尖閣諸島付近を航行したとある。   土曜日に発表された統合幕僚監部の声明では、ロシア海軍の艦船3隻が金曜日に八重山諸島の与那国島の南方を航行しているのが目撃された。各艦はその後、与那国島と西表島の間を北東に航行したと、同声明にある。JSO公表の写真に見える艦番号から、ロシア艦は駆逐艦RFSマーシャル・シャポシニコフ(543)、コルベット艦RFSグレミャーシチー(337)、補給艦ペチャンガであると確認されている。JSOは、マーシャル・シャポシニコフと グレミャーシチーが、6月15日から日本付近で航行中のロ