Satellite image ©2024 Maxar Technologies 衛星画像と無人機が撮影した映像から、同基地のS-400防空システムと大型輸送機の撤収作業が確認された S -400地対空ミサイルシステムを含むロシア軍がシリアのフメイミム空軍基地から撤退したのは明らかだ。同時に、ロシア当局は、長年の朋友であったバッシャール・アル・アサドが先週末に失脚して以来、フメイミム基地やタルトゥースの海軍基地における自国のプレゼンスの今後について、最終的な決定は下されていないと主張し続けている。両基地はシリアをはるかに超えた範囲で軍事力を発揮するためクレムリンが使用できる非常に戦略的でかけがえのない場所である。 本誌がMaxarから入手した、本日撮影されたフメイミム(Hmeimim)の衛星画像では、少なくとも一部のロシア軍が同基地から撤退中であることを示す最新証拠がわかる。冒頭および下記画像で確認できる通り、同基地には2機の大型輸送機An-124がノーズを広げ、貨物を積み込む準備ができている姿が確認できる。また、施設の北東端にある広いエプロンには、Il-76 Candid 輸送機が3機駐機している。 衛星画像 ©2024 Maxar Technologies 現在、フメイミムにあるIl-76のうち少なくとも1機はシリア航空の機材であり、シリアのフラッグキャリアである同社も保有しているヤコブレフ Yak-40 旅客機がその隣に駐機しているようだ。また、より小型のAn-72 CoalerやAn-26 Curl輸送機、Su-35 Flanker-E戦闘機も画像に写っている。基地の北東端にあるシェルターには、戦術ジェット機が隠されている可能性がある。 2024年12月13日に撮影された、フメイミム空軍基地の北端の広域画像。 衛星画像 ©2024 Maxar Technologies マクスター画像は、ロシア軍がフメイミムのS-400地対空ミサイルサイトやその他の防空資産を撤収させている様子も捉えている。また、回転翼が取り外されたKa-52攻撃ヘリコプターも確認できる。 12月13日(左)と11月25日(右)のフメイミムのS-400サイトを並べて比較すると、撤去され、格納庫から滑走路に移動された跡が見られる。衛星画像 ©2024...
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