F-15 Silent Eagle scores two firsts with export license, flight test flightglobal.com Jul 10,2010 ボーイングはF-15サイレントイーグルの韓国 向け輸出ライセンスを7月8日に取得した。また、同機のステルス性能実現のために必要になる性能向上策のひとつを飛行テストしている。 米国務省は非公表の輸出方針に基づき二ヶ月間の 審査後にライセンスを交付した。韓国からはこれに基づき2011年第一四半期にもF-X3同国次期主力戦闘機調達契約の公示が発表される見込み。F- 15SEと競合関係になるのはロッキード・マーティンF-35およびユーロファイター・タイフーンになるだろう。 ボーイングが提案している性能改修策はF-15 の空中戦闘での生存性を高めるためのもので、xバンドレーダーに対して前面レーダー断面積(RCS)の縮小が含まれる。ボーイング社内ではF-35の「国 際提供版」のRCSと同等程度まで縮小する目標を掲げていた。ただし、ボーイングは同機の輸出許可内容にこの水準の実施が含まれているかの確認をしてい た。 顧客 の要望によってはF-15SEにはその他の性能向上策を盛り込むことができる。パノラマコックピットディスプレー、BAE製のディジタル電子戦システム (DEWS)およびテールフィンを外側に15度傾斜させることがその内容。RCS縮小には一体型武装格納庫(CWB)の採用が効果的だ。 F-15E1は実証機で7月8日に初飛行し、 CWBと してミサイル発射または爆弾投下用に改装した一体型燃料タンクの効果を示した。今回はデータ収集だけにとどまっているが、来週に初のミサイル発射テストを ポイントマグー射爆場(カリフォルニア州)で実施する。 ミサイル発射実験は7月14日および15日の二 回予定されており、高度1万5千フィートから速度 250ノットで発射する。実験用にコックピットにはコントロール装置が取り付けられパイロットがCWBを開閉できる。ボーイングは以前にも機体内部の兵装 庫から投下したことはあるが、あくまでも展示用だった。次回のフライトでCWBからミサイル発射に成功すれば、同社は次の課題をCWBを生産モデルに取り 入れる改装となる。 ...
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