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ラベル(2021年11月17日英F-35B喪失事故 HMSクイーンエリザベス)が付いた投稿を表示しています

英海軍 クイーンエリザベス発艦に失敗したF-35Bは人為ミスでの喪失か、事故の様子を伝えるビデオが流出。一方、海中の機体を回収するのは米海軍。

  11 月 17 日に英軍の F-35 共用打撃戦闘機が英旗艦空母 HMS クイーンエリザベスから発艦直後に海面へ墜落したが、その後ネットに上がった映像では同機は完全に発艦しないまま太平洋に墜落していたのがわかる。 [事故時のビデオは下をクリック] https://twitter.com/i/status/1465351592018956295 同機は空母のランプ最先端に接近したものの、最悪のタイミングで減速したようだ。ランプ最上部に到達した段階で前方へ進む勢いがほぼ全部失われており、パイロットは機体が海に飲み込まれる前に射出脱出している。 今回の映像はスマートフォンで同艦の艦内カメラ映像を撮影したもののようで、今回の事故の原因となった飛行前に除去すべき空気取り入れ口のカバーがついたままであったことを示している。映像は本物のようで報じられる失態を裏付けるもののようだが、英海軍は本記事執筆の時点で真偽を確認していない。 パイロットは無事脱出できたが、英国保有の F-35 計 24 機のうち一機を喪失したのは英海軍にとって痛い結果となった。ときあたかも英国では今後の F-35 発注を減らそうとしており、同機の運行経費が高水準なのを理由としている。 英国政府検査院による分析では今回喪失した F-35B は機体価格 134 百万ドルと F-35 ファミリーで最も高価な機体とある。 The Sun の報道では(真偽は疑う必要があるが)匿名筋の情報として今回の事故で機体がランプを移動する段階で誰が見ても何かおかしいと思ったとある。 「発艦前にエンジンカバーとブランクを外しておくことになっている。これは厳格に地上要員が行っている。パイロットも機体周りを点検する」と匿名筋は説明している。 ところが同筋によれば今回の F-35 墜落は「人的ミス」だという。未確認だが、なんらかの不具合があれば英軍のその他の F-35 のみならず世界各地の同型機の運行を止めていたはずだが、これは発生していない。また事故直後に英空母で運用は再開されている。 F-35 にも空気取り入れ口のカバーに加え安全ピンがつき、稼働していない間のエンジン他敏感な部品を異物混入や天候条件から保護する。安全ピンは常時正しい位置にあり、「飛行前に取り外せ」との赤色タグがつく。