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フォード級空母のEMALSカタパルトとAAGアレスター・ギアの陸上基地への導入構想に注目

   EMALSとAAGが、陸上での過酷な作戦に新たな可能性を開く可能性が出てきた 対中戦が迫っているとの認識で、滑走路が脆弱担っている中、航空機の前線運用を根本的に変えるかもしれない    ジ ェネラル・アトミクスは艦艇用の電磁式航空機発射システム(Electromagnetic Aircraft Launch System)と、先進的復元装置(Advanced Arresting Gear、それぞれEMALSとAAGとして知られる)の陸上使用を検討していると 本誌に 語った。同社が最初にEMALSとAAGを開発したのは米海軍のフォード級航空母艦のためだったが、陸上での前線作戦への関心の高まりは、従来型の長い滑走路を利用できない航空機の運用方法についての新たな考えを促している。  本誌の取材に対し、ジェネラル・アトミクスの広報担当C・マーク・ブリンクリーは次のように語っている: 「GA-EMS(ジェネラル・アトミクス電磁システム・グループ)は、遠征用電磁発射・回収システムを研究しており、このコンセプトについて広範な研究を行ってきた」。  この基本的なコンセプトは、米海兵隊がベトナム戦争中の戦闘活動を支援するために実際に採用したものである。  米海軍のフォード級空母の能力の中心であるだけでなく、EMALSとAAG設計の派生型はフランスの次世代空母にも採用され、インドの将来のINSヴィシャールにも搭載される可能性が高い。クイーン・エリザベス級空母から運用できる固定翼機の種類を将来的に増やしたいと考えているイギリス海軍にとっても、EMALSやAAG、あるいは同様の技術は選択肢のひとつになるかもしれない。  特にEMALSは使いこなすのが難しいが、蒸気カタパルトに比べてさまざまな利点がある。最も明らかなのは、大量の蒸気を発生させて移動させるシステムが不要となることだ。  しかし、それと同じくらい重要なのは、リセット時間の短縮による出撃率の向上である。一方、EMALSとAAGの両方が、打ち上げと回収の際に航空機に与える力をより細かく調整することができるため、小型で壊れやすいタイプを含む、より幅広いタイプの航空機に対応できる。同時に、個々の航空機の損耗も軽減される。  より小型で軽量な航空機を運用する能力は、ドローンにも及んでおり、ドローンは遠征作戦で大きな意味を有する。