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戦略能力整備室は何を目指す部署なのか 前編

オバマ政権で唯一評価できるのがカーター長官率いる国防総省の技術政策で、その中でもスカンクワークスのようにこれまでの官僚制度、慣例から自由に動いている観のあるのがSCO戦略能力整備室です。Breaking Defenseが室長のローパー氏に貴重な取材を行い概要を限定的ですが明らかにしています。これは前編です。 Strategic Capabilities Office Is ‘Buying Time’ For Offset: William Roper By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on July 18, 2016 at 4:00 AM http://breakingdefense.com/2016/07/strategic-capabilities-office-is-buying-time-william-roper/feed WASHINGTON: ウィリアム・ローパー率いる戦略能力整備室 Strategic Capabilities Office は米軍向けに最先端イノヴェーションを模索している 。 ポケモンGOの軍事版で陸軍兵士が脅威の所在を探る姿が想像できるだろうか 。 あるいはロボット頭脳の箱を海軍水兵が哨戒艇に取り付け無人航行させる様子を想像してほしい 。 海兵隊がマーケティング用ソフトウェアの「ビッグデータ」から反米感情の傾向を探り 、 危険な段階に発展する可能性を予測する姿を想像してもらいたい 。 「ビッグデータ用のツールはベータテスト中ですが1年以内に実用化するでしょう」とローパーは記者に珍しい単独インタビューで語ってくれた。戦闘用の拡張現実 augmented reality (ポケモンGO)はもっと早く出現する。 ただしローパーは自分自身を革命家とは見ていない。むしろ冒険野郎マクガイバーのようにそばにあるものからガジェットを作り、悪者の動きを止めようとしている。アメリカの敵が急速に実力をつけており米軍の優位性が消えつつある中で、広く利用可能な技術でローパーは時間を稼いでいるとも言える。 Defense Secretary Ash Carter talks to Strategic Capabilities Office director William Roper at Submarin