US Army 米陸軍は、新型M1A2 SEPv4エイブラス戦車の試作車をアリゾナ州でテスト中で、2025年度に初号車を部隊展開したい意向だ エ イブラムス戦車の最新型、M1A2システム強化パッケージ・バージョン4(SEPv4)の試作品と思われる初の写真がネット上に現れた。実車はアリゾナ州の米陸軍ユマ試験場でテスト中だ。 改良型エイブラムスの写真は、テキサス州フォートフッドに拠点を置く第1騎兵師団第1橋梁戦闘チームに所属する第12騎兵連隊第2大隊の公式Facebookページに、本日未明に投稿された。この戦車は、少なくとも車体右側の前端部に「M1A2 SEPv4」と刻印され、さらに車体の各所に「PV05 SEPV4」と書かれている US Army US Army ユマで第2-12騎兵隊の隊員新型エイブラムスのテストに協力している。Facebook投稿はその後削除されたが、写真はその他ソーシャルメディアに広く出回っている。 国防総省の運用試験評価局長室が昨年発表した報告書によると、SEPv4バージョンは、従来のSEPv3バージョンをベースに、以下の点を追加している。 第3世代の前方監視赤外線(FLIR)センサー、改良型レーザー距離計、フルカラービデオカメラを搭載した改良型砲手側主視点(GPS)。 コマンダーズ・プライマリー・サイト(CPS)の改良。第3世代のFLIRとフルカラービデオカメラ、レーザーポインターとレンジファインダーを搭載。 120mm主砲用の再プログラム可能XM1147高性能多目的(AMP)弾と通信可能なデジタルデータリンクの追加など、殺傷能力の向上。 精度を向上させるため、各種データを収集する新しいオンボード気象センサー。 通信、データ共有、車載診断システムのアップグレード。 陸軍がこれまでに発表した情報によると、SEPv4はレーザー警告受信機(LWR)システムも搭載し、対戦車誘導ミサイルの標的レーザーが自車に向けられていることを乗員に警告し生存率を向上させるとされている。SEPv4の開発とは別に、陸軍は既存のM1A2戦車にTrophy Active Protection Systems(APS)を組み込む作業も行っており、エイブラムス用の爆発反応装甲(ERA)キットも用意されている。 さらに、SEPv4には、各種新型電子機器と...
軍事航空、ISR、 無人機、サイバー、宇宙、安全保障、最新技術....防衛産業、軍事航空、軍用機、防衛関連宇宙開発等の最新技術動向を海外メディアからご紹介します。民間航空のニュースは「ターミナル1」をご覧ください。航空事故関連はT4へどうぞ。無断転載を禁じます。YouTubeでご利用の際はあらかじめご連絡ください。