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南シナ海で緊張が高まる中、アメリカはフィリピン軍の近代化を支援を強化中。日本は相互アクセス協定をフィリピンと締結。(Defense One)

  イ ンドネシア、日本、韓国、フィリピンを含むアジア諸国の新たな「収束」が、インド太平洋の安全保障環境を再構築しつつあると、ロイド・オースティン米国防長官は今週、フィリピンのマニラで語った。 「私たちは、この新しい収束を目の当たりにすることができます。米国、フィリピン、そしてその他の同盟国協力国は、これまで以上に忍耐強く、有能に協力して活動している」。  オースティンは「中国の脅威に対して」とは言わなかったが、言う必要はなかった。フィリピンと中国の緊張は急激に高まっており、島嶼国フィリピンは、中国の侵略を抑止するの軍事力開発の支援を米国に求めている。オースティンとアントニー・ブリンケン国務長官は今週フィリピンを訪れ、フィリピン軍の海洋能力、特に自国海域における脅威をより的確に追跡・制御するための情報・監視・偵察能力の構築を支援する5億ドルのパッケージを正式に発表した。  2016年、ロドリゴ・ドゥテルテ・フィリピン大統領(当時)は、人権問題でドゥテルテを批判したバラク・オバマ米大統領(当時)を「売春婦の息子」と呼び、公然とワシントンと決別した。ドゥテルテは中国との関係も融和させようとし、中国の「一帯一路」構想を通じ中国からの投資を求めた。しかし、それは計画通りにはいかなかった。  2020年、フィリピンの排他的経済水域内にあるティトゥ島とウィットサン礁の近くに大量の中国漁船が現れ始めた。衛星画像によると、多くは漁船に偽装した民兵のようで、漁をしておらず、静止していた。ドゥテルテは2021年に米国との安全保障関係を復活させることを余儀なくされた。  しかし、緊張は高まり続け、より敵対的になっている。2023年、3人のフィリピン人漁師が、フィリピン当局が "外国船 "としか説明していない船と衝突して死亡した。同年、フェルディナンド・マルコスJr.が大統領選に勝利し、米国との絆を再構築する努力を加速させた。今年6月には、中国沿岸警備隊がフィリピン海軍の隊員を斧などの刃物で襲撃した。BRPシエラ・マドレ号は1999年に南シナ海の第2トーマス浅瀬で座礁したが、現在もフィリピン籍の海軍揚陸艦である。  中国は南シナ海全域を自国領だと主張しているが、米国やその他の国々は、支援や航行の自由を示すため定期的に海軍艦艇をこの水路に派遣している。中国とフィリピンは、...

ホームズ教授の主張 中共の南シナ海戦略は帝国主義(現状に挑戦している)そのものだ。だが、価値観を共有する各国が協調し、プレゼンスを強化すれば対抗できる。

  中共の海洋戦略はたしかによく練られています。ただし、完璧なものではないはずです。そして中共が主導する世界秩序の下では暮らしたくないものです。だからこそ、自由陣営も戦略を構築し対抗する必要がありますね。中共の考え方をより良く理解するためにも当方のKnow Your Enemyブログもぜひご参照ください。 編集部注:以下の記事は、2023年6月28日、ロードアイランド州ミドルタウンで開催された「Center for Irregular Warfare and Armed Groups Maritime Symposium」での筆者の講演から。 中 国共産党はインド太平洋で大きく望んでいるが、日常的には非正規のやり方が中心で、微々たる武力を投入している。これは戦略的論理に反するように映る。直感的には、大きな成果を求める事業に資源を投入するのは理にかなっている。大きくやるか、家に帰るかだ!だからこそ、中国の戦略と作戦方法は注目に値する。  クラウゼヴィッツは、利用可能な手段を用いて政治的目的を達成する方法を考案する古典的な公式を描き、戦闘員が「政治的目的」すなわち目標となる価値によって、努力の「大きさ」、すなわちその目標を獲得するため軍事関連資源を費やす割合と、その投資を継続する「期間」が決まるはずだと説いた。その割合に時間をかければ、不本意な敵から政治的目標を奪い取るため支払わうべき総額の札ができる。  言い換えれば、どれだけ欲しいものがあるか次第で、どれだけの金額を、どれだけの期間に費やすかが決まる。分割払いで目標を買うようなものだ。  つまり、クラウゼヴィッツの公式は、「大きく行くか、家に帰るか」と主張するのではなく、競争相手が政治的目標を大量に欲する場合、さまざまな選択肢があると示唆している。大きく行くこともできるし、成功のため最大限の努力もできる。長期化することを受け入れながら、中程度の努力をすることもできる。あるいは、極端な話、非常に長い時間で小さな努力を続けるることもできる。敵の抵抗の度合いに大きく左右される。勝者は敗者を打ち負かす必要があり、そのためには軍事力の最低限度の閾値を設定する必要がある。そして、政府、社会、軍隊がどれだけ忍耐強く目標を達成できるかにかかってくる。  これまで中国は、特に東南アジアにおいて忍耐の戦略を追求してきた。武力衝突...

南シナ海中国基地は米軍攻撃の前に生き残れない

北朝鮮問題に目を奪われている間に中国の南シナ海「不法占拠」は既成事実化しています。軍事的には攻撃を受ければひとたまりもない平たい島の上の施設で、米軍は簡単に排除できると笑っているかもしれませんが、わざわざ脆弱な基地を作った中国に別の狙いがあるのではないでしょうか。敵にわざと攻撃させて無実無罪を主張するとか。軍事化はしないと習近平は言っていましたが国際的に信用を落としてしまいましたね。National Interestの記事からです。 Are China's South China Sea Bases Pointless? 中国の南シナ海基地は意味がない存在なのか Robert Farley February 18, 2018 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/are-chinas-south-china-sea-bases-pointless-24546?page=show 中 国が南シナ海に島数か所を構築したが、中国は各島を防御できるのだろうか。  第二次大戦中の日本は島しょ支配で戦略的な優位性が生まれると考えていたが、米国の勢力を各島に分散させられず、逆に島が戦略的な負債になった。日本は各島への補給活動に追われた。南シナ海(SCS)の島各地は中国が整備したが、果たして中国軍事力にとって意味があるのだろうか。確かに意味はあるのだが、実際の武力衝突でその価値は急速に減るだろう。 構築した陣地施設は?  中国はSCSに軍事拠点多数を構築しており、スプラトリー、パラセルの両諸島に集中している。スプラトリーにはスビ、ミスチーフ、フィアリーに航空基地を完成させ、ミサイル装備、レーダー、ヘリコプターを配備している。パラセル諸島ではウッディ島に大規模な基地を作った。ここでもレーダー基地、ヘリコプター運用施設がある。中国はさらに建設工事を続けており、将来の軍事プレゼンス拡大を狙うのだろう。大型基地のスビ、ミスチーフ、フィアリークロス、ウッディ島には軍用機運用用のインフラが整備されており、戦闘機、大型哨戒機の運用が可能だ。ミサイル、レーダー、航空機の配備で中国は南シナ海を軍事活動範囲に入れたと言えよう。  このうち数か所にSAM陣地が稼働する。HQ-9は射程125マイル...

南シナ海で緊張高まる;中国がSu-35,J-20で哨戒飛行、カール・ヴィンソン空母打撃群がヴィエトナム寄港へ

Reports Claim China Has Sent Su-35s and J-20s to the South China Sea 中国がSu-35、J-20を南シナ海に展開か   Dave Majumdar February 9, 2018 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/reports-claim-china-has-sent-su-35s-stealthy-j-20s-the-south-24425 中 国人民解放軍空軍(PLAAF) がロシア製スホイSu-35フランカーE制空戦闘機を南シナ海上空で飛行させた。PLAAは最新鋭成都J-20ステルス第五世代戦闘機も同地区に配備したと噂される。  「中国空軍はSu-35による南シナ海上空の戦闘哨戒飛行を開始した」と中国国防省が発表した。「人民解放軍空軍がSu-35を運用するのは今回が初だ。同機はロシアのコムソモルスクオンアムール航空機製造協同組合が製造し中国には2016年末に導入されていた」  中国国防省は飛行開始時期を明らかにしておらず、また何機を投入しているかも不明だ。中国は24機購入している。公式発表ではJ-20について触れていないがPLAAFは同機が初期作戦能力を獲得したと発表している。現地報道では同機も哨戒飛行を開始したとある。  背景にアーレイ・バーク級駆逐艦USSホッパー(DDG-70)が航行の自由作戦(FONOP)としてs化ボロ礁の12カイリ以内を1月に航行したことがある。さらにUSSカールヴィンソン(CVN-70)空母打撃群がヴィエトナムに寄港する予定があり、中国が怒りをつのらせている。  中国国営新聞の環球時報は中国の対応は米国の挑発に直接対応したものと解説している。「高性能PLA戦闘機部隊の投入は水上艦艇を攻撃できる能力を誇示しつつ米国の挑発に対応するもの」との専門家Xu Guangyu(退役中将)の見解を伝えている。  Xuの見解ではPLAAFがSu-35を南シナ海上空に派遣したのは中ロが二大国として米主導の自由陣営に対抗する意思をともに示した意義があることになる。「ロシアから戦闘機を受領し、南シナ海の一触即発の環境に展開させているわけです。中ロ軍事合作が堅実かつ相互に見入り...

グアム島付近に海中センサーを設置した中国の狙いはもっと大きい戦略の一環であることを見逃してはならない

China Reveals It Has Two Underwater Listening Devices Within Range of Guam  グアム近辺に水中聴音機二基を設置したと中国が明かす The sensors are officially for scientific purposes, but they could just as easily monitor submarine movements and gather other intelligence.  公式説明はが学術目的だが、潜水艦の動向他情報収集に転用できる   BY JOSEPH TREVITHICK JANUARY 23, 2018 http://www.thedrive.com/the-war-zone/17903/china-reveals-it-has-two-underwater-listening-devices-within-range-of-guam 中 国政府が水中センサー二基を米領グアム島と南シナ海の中間に設置したと発表。公式には学術用としながら海中聴音装置は同時に米国他の潜水艦の動向を監視するのにも使われそうで同時に通信傍受の可能性も出る。  中国科学院から聴音センサー二基を設置したとの発表が2018年1月に出たが、実は2016年以来稼働中とサウスチャイナモーニングポストが伝えている。うち一基はマリアナ海溝の南端チャレンジャー海淵に設置され、もう一基はマイクロネシア連邦ヤップ島近くに設置された。ともに有効探知距離は620マイルとグアムや米軍のアプラハーバー基地をカバーする。  サウスチャイナモーニングポスト記事では中国科学院の深海調査通信部門トップが「深度が大きければそれだけ静寂になり捉えたい信号に専念できる」と述べている。  公式にはそうした信号とは海底地震、台風他自然現象や海中生物のものとされている。海中地震は津波を発生するためこうしたセンサー設置は早期警戒体制の強化という観点から大きな意味がある。 View image on Twitter Ian Burns McCaslin @IBMcCaslin The PRC gov. has placed powerful ...