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北朝鮮は、米国製RQ-4Bグローバルホークを忠実に再現した新しい無人航空機システムを公開した。
北朝鮮の国営メディアによると、金正恩委員長は、新たに開発された 「新しい人工知能(AI)技術を組み込んだ特攻ドローン」とともに、新しい長距離偵察ドローンを自ら視察した。ドローンの正式名称は明らかにされていないが、防衛関係者間では非公式に「グローバルホーク型」システムと呼ばれている。
この無人機は平壌で開催された2023年兵器装備博覧会で正式に紹介され、金委員長とロシアのセルゲイ・ショイグ元国防相が出席した。両国間の軍事協力が深まりつつある中、このイベントへのロシア政府関係者の出席は注目を集めている。
北朝鮮の無人偵察機は、米国のRQ-4Bグローバルホークと構造的、機能的に類似している。目立つV字尾翼の構成や、高高度、長時間持続する偵察プラットフォームと一般的に関連する背側に取り付けられた吸気口の設計要素などだ。アナリストによれば、これらの特徴は、この無人機が持続的で広域の情報収集活動用に設計されたことを示唆しており、北朝鮮が長期間にわたって米国、韓国、日本の軍事活動を監視することを可能にする可能性があるという。
北朝鮮のシステムが米国のグローバル・ホークの性能や能力にどれだけ近いかはまだ不明だが、この開発は、平壌が外国の技術をリバースエンジニアリングし無人軍事プラットフォームを拡大する努力を続けていることを強調している。
北朝鮮による高度なUAS技術の追求は、朝鮮半島での軍事活動が活発化する中で行われたもので、米国と韓国は合同演習を実施し、平壌による継続的な兵器実験に対応して防衛の約束を再確認している。■
North Korea reveals clone of U.S. spy drone
Mar 27, 2025
Modified date: Mar 27, 2025
https://defence-blog.com/north-korea-reveals-clone-of-u-s-spy-drone/
著者について
ディラン・マリヤソフ
ディラン・マリヤソフはディフェンス・ブログの編集長。 ジャーナリスト、公認防衛アドバイザー、コンサルタント。 防衛アドバイザー、コンサルタントとしての経歴は、ジャーナリストとしての活動にユニークな視点を加え、彼の報道が十分な情報と権威を持つことを保証している。
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