スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(イラン)が付いた投稿を表示しています

フーシがこれまでで最大規模の対艦攻撃を紅海で展開。英米海軍が撃退している模様。OPG参加国は増えたが艦艇派遣は少数。大手海運会社に紅海通過を忌避剃る動き。

  相変わらず日本国内では紅海の情勢に無関心ですが、すでに紅海ルートを迂回する海運会社も現れています。当然、その物流コスト上昇は利用者が負担するわけで、せっかくインフレが低下してきた状況が再び不安定になりかねません。ところで日本もいつの間にかOPGに参加しているのでしょうか。国会でこの話題が出てくるのかが注目です。The War Zone記事からのご紹介です。 Photo by Yasin Demirci/Anadolu via Getty Images 世界の海上貿易の約15%がこの海域を通過しているが、今回の脅威を受け、一部の大手海運会社は喜望峰経由に変更している。この航路はかなり遠回りになり、コストも大きく影響する。 紅海航路への過去最大の攻撃: 私たちが知っていること イ ランに支援されたフーシ派勢力は昨夜、紅海南部の海運に対してこれまでで最大と言われる攻撃を開始し、米英の軍艦や戦闘機が21機の無人機やミサイルを撃墜した。攻撃の余波による被害や負傷者の報告はないが、この重要な貿易ルートで現在繰り広げられている対立を明確に示した。  グラント・シャップス英国防相は、「フーシ派による紅海での攻撃としてはこれまでで最大」と述べた。同様の評価は、アントニー・ブリンケン米国務長官も出しており、同長官は「最大の攻撃」であり、「イランによる援助と幇助、技術と装備の提供」と述べている。  この攻撃はイエメンの港湾都市ホデイダとモカの沖合で行われたと、民間の諜報・警備会社アンブレイが発表した。  アンブレイによれば、ホデイダ沖では、船舶がミサイルや無人偵察機の飛来を伝える無線メッセージを発し、同海域の軍艦は「最大速度で航行するよう」 促したという。  ホデイダ沖の事件は、イギリス軍のUKMTO(United Kingdom Marine Trade Operations)によっても記録されている。  一方、モカの事件では、アンブレイは、艦船がミサイルの飛来、少なくとも1機の空中ドローン、数隻の小型船を目撃したと報告したと述べた。  米中央軍(CENTCOM)はこれを「複合攻撃」と表現し、空母USSドワイト・D・アイゼンハワー、アーレイ・バーク級駆逐艦USSグレイブリー、USSラブーン、USSメイソン、英海軍45型駆逐艦HMSダイヤモンドのF/A-18E/Fによって、18機の一

気になるニュース:ホルムズ海峡でイランが民間船拿捕をねらい発砲。米海軍の急行でイラン海軍は退散したが、日本への原油輸送にも警戒信号だ。

  イ ラン軍艦がオマーン沖で石油タンカーに発砲し、米海軍が到着すると現場を離れたと、米第5艦隊が水曜日発表した。  7月5日早朝、イラン軍艦が民間タンカー2隻を奪おうとした。米海軍発表によると、イランの要員は、石油タンカーRichmond Voyager を捕獲しようとし、数回発砲した。  USSマクフォール(DDG-74)とMQ-9リーパー、海軍P-8Aポセイドン海上哨戒機を含む監視資産は、2件の押収未遂に対応した。  イラン海軍は、現地時間午前 1 時頃、マーシャル諸島船籍の石油タンカーTRF Moss をまず奪取しようとした。第 5 艦隊によると、マクフォールが到着すると、イラン海軍艦艇は退去した。  約3時間後、別のイラン海軍艦船が、バハマ籍のリッチモンド・ボイジャーの停船を試みた。イラン海軍が接近すると、リッチモンド・ボイジャーはオマーンのマスカット沖20マイル以上の国際水域にいた。  マクフォールが現場に到着すると、イラン海軍艦は立ち去った。石油タンカーは発砲による目立った損傷はなかった。リリースによれば、銃弾数発がタンカーの船体、乗組員の居住スペース付近に命中したものの、負傷者はいなかった。  英国の海上警備会社Ambreyによると、タンカーはイラン側から無線で停船を指示された。タンカーが応じなかったため、イラン側が発砲した。  イラン海軍と宗派軍のイスラム革命防衛隊海軍は、ここ数年、民間船を拿捕しようとする動きを強めている。海軍によれば、イランは2021年以降、20隻の国際船籍の船舶に嫌がらせをしたり、攻撃したり、拿捕したりしている。  今年に入り、イラン軍は1週間でタンカー2隻を拿捕したとUSNIニュースは5月報じていた。  米国は5月初旬、イランが1週間で2隻の民間船を拿捕したことを受け、ホルムズ海峡をパトロールする船舶と航空機のローテーションを増やした。■   VIDEO: Iranian Navy Warship Fires on Oil Tanker in the Strait of Hormuz - USNI News By: Heather Mongilio July 5, 2023 12:48 PM

イランがロシア向け弾道ミサイル売却を初めて認めた---ウクライナ戦の最新状況 現地時間10月18日現在

Iran State Media イランはロシアに短距離弾道ミサイル、ドローンを追加売却する   ロ イター通信は、イランの高官の発言を引用し、イラン当局が、数百発の短距離弾道ミサイル(SRBM)とドローンのロシア売却を初めて認めたと報じている。 イランはロシアへのミサイルと無人機売却について、明白な事実があるにもかかわらず、これまで否定してきた。 イラン外相ホセイン・アミラブドラヒアンHossein Amirabdollahianが「イラン・イスラム共和国はウクライナの戦争で使われるいかなる武器も提供しておらず、今後も提供しない」と述べたと、10月16日ワシントンポスト紙は報じた。 この取引は、ポストが最初に伝え、186マイルから435マイルの距離のターゲットを攻撃できるファテFateh-110とゾルファガルZolfaghar SRBMsを含んでいる。 イラン当局者は、短距離弾道ミサイル「Fateh 110」をロシアに売却すると認めた (Photo by Mohsen Shandiz/Corbis via Getty Images) いずれのSRBMもイランは攻撃に使用した実績がある。 国際戦略研究所の不拡散・核政策ディレクターで元国連兵器査察官マイケル・エレマン Michael Elleman によると、ゾルファーガルは2020年1月のイラクのアルアサド空軍基地への攻撃で使用された。この攻撃では100人以上の米軍兵士が外傷性脳障害を負った。  Fateh-110は、2022年3月のイラク・エルビルへの攻撃でイランが使用した。ゾルファガルは両方の作戦に先立ち、シリア標的の攻撃にも使用された。ともに高精度で非常に強力な打撃力がある。今月初め、各種弾道ミサイルや軍事用ドローンを製造するイランが、ロシアに弾道ミサイルを売り込むと予測したときに書いたことでもある。 イランで行われた年次軍事パレードで、地対地ミサイルファテ 110をパレードする軍用トラック。 (ATTA KENARE/AFP via Getty Images) イランの安全保障関係者の1人はロイターに対し、「ロシアは、中距離ミサイルも含め、イランのミサイルを何百発も購入希望し、我々は、彼らの要求するゾルファーガルとファテ110短距離地対地ミサイルなら数百発、すぐに出荷できると伝えた」と述べた。「正確な時

イラク、シリア国境地帯への米軍空爆作戦の背景。わかりにくい状況に日本は目をつぶっていてはいけない。

  CENTCOM イラク国内の米軍拠点が無人機襲撃を受ける事案が増加しており、攻撃はイラン支援を受けた戦闘員集団が行っている。 イ ラン支援を受けた戦闘員拠点三か所への米軍による空爆の様子が公開された映像で判明した。対象はイラクーシリア国境地帯にあり、ジョー・バイデン大統領の命令で実行され、無人機運用能力を攻撃の第一目標とした。ここにきてイラク国内の米軍施設を無人機が襲撃する事例が増えていた。 米中央軍(CENTCOM) は2021年6月28日に映像三点を公開した。攻撃は前日に米軍機により実施された。ペンタゴンはイラク、シリア国境地帯の施設はカタイブ・ヘズボラ、カタイブ・サイド・アルシュハダが主に利用したと発表している。 CENTCOM 米中央軍発表の映像。シリア・アルフリのイラン支援を受けた戦闘員集団施設が空爆を受けた   「必要かつ適切な行動として、エスカレーションのリスクを抑えるべく慎重に行動を取った。同時に明白かつ誤解を与える余地のない抑止メッセージを送った」と国務長官アントニー・ブリンケンが公式訪問中のローマで記者団に語った。 ペンタゴン報道官ジョン・カービーは「各標的の選択に当たってはイラン支援を受けた戦闘集団が無人機(UAV)を使った襲撃を在イラクの米人員や施設を標的に行っている地点を選択した」「今回の襲撃でバイデン大統領が米人員保護に真剣であることを明白に示した。イラン支援を受けた集団による在イラク米国権益への攻撃が続いており、大統領はもう一歩踏み込んだ軍事行動により攻撃を抑止する必要があると判断した」と述べた。 今回の空爆地点はイラク、シリアを結ぶ戦略地点である。バイデンはこれまでもカタイブ・ヘズボラ、カタイブ・サイド・アルシュハダ関連の別の地点の空爆を命令しており、今回の地帯も2月に空爆の皮切りとして選定されていた。今回の空爆はイラン北部で今月発生したエルビル国際空港で働く米契約企業要員がロケット攻撃で死亡したことへの報復である。カタイブ・ヒズボラはその他の米空爆の対象にもなっていた。 公開された映像はそれぞれシリア国内と説明があるが、CENTCOMがアルフリ、シサクと説明している二点が実際にはシリア領内にある。三番目がカサバットでイラクにある。 GOOGLE MAPS 2021年6月27日の米軍による空爆地点を示す地図。 based on g

シリアで何が起こっているか ① イランUAVをイスラエルアパッチが撃墜、シリアがF-16Iを撃墜

Israeli F-16I Sufa Crashes After Coming Under Massive Anti-Aircraft Fire From Syrian Air Defense シリア防空網がイスラエル空軍F-16Iを撃墜 F-16I-SUFA By David Cenciotti Feb 10 2018 - https://theaviationist.com/2018/02/10/israeli-f-16i-sufa-crashes-after-coming-under-massive-anti-aircraft-fire-from-syrian-air-defenses/ イ ランUAVが2月10日イスラエル領空に侵入しAH-64アパッチにより撃墜された。イスラエル空軍はシリア報復攻撃に出撃s多賀、F-16I一機に被弾が生じイスラエル北部に墜落した。パイロット二名は脱出に成功したが、一名が重傷である。  「2月10日、アパッチヘリコプターがシリアから発進しイスラエルに侵入したイラン製UAVの迎撃に成功した。侵入機は防空体制により早期探知され追尾を続け迎撃した。これに対してIDFはイラン機を発進させたシリア国内の施設を攻撃した」とイスラエル国防軍が発表している。  撃墜の瞬間を映した映像では機体はセーゲ(サンダーボルト)のようで、イラン革命防衛隊(IRGC)が2016年に公表した無人機で先に捕獲した米RQ-170ステルス無人機を原型にしたもののようだ。 2月10日に撃墜されたUAVはRQ-170原型のイラン無人機に酷似している。 i mage: https://theaviationist.com/wp-content/uploads/2018/02/Drone-shot-down.jpg  ただしその後に発生したことの方が重要だ。   「その後、イランUAV侵入に対応しイスラエル空軍(IAF)はシリア国内12か所を攻撃目標とし、うち三か所が防空施設、四か所がシリア駐留イラン軍施設であった。攻撃中に対空ミサイル複数がIAF機に向け発射され、F-16パイロット二名が射出脱出したが、一名が重傷で現在病院で治療中だ」  第一報で撃墜されたのはF-16IスーファでsA-5およびS