(左から)2019年4月3日、ホワイトハウスの閣議室でブリーフィングに出席するマーク・ミリーとジョン・ボルトン。 | チップ・ソモデヴィラ/ゲッティイメージズ トランプの敵となった元側近二名 ジョン・ボルトンとマーク・ミリーについて共和党は言及を避けている 共 和党員の中には、ドナルド・トランプ大統領が元国家安全保障担当補佐官の警護を引き揚げる決断を下したこと、特にイランを後ろ盾とする脅威が衰えていないという最近の報告を受けて、警鐘を鳴らす者が増えている。問題は、そのメッセージをトランプ大統領にどう伝えるかだ。 火曜日の上院共和党の政策昼食会でこの問題が取り上げられ、複数の上院議員がトランプ大統領の決定は不見識であり、米国の国家安全保障に長期的な打撃を与えるという意見で一致した。 しかし、その場にいた出席者によると、トランプ大統領の考えを変えることはできなかったという。 共和党の議会幹部補佐官2人と、この協議に詳しいトランプ政権の元高官によると、共和党が懸念を露骨にぶつけすぎると、トランプ大統領が踵を返しかねないと恐れているという。 共和党の上院議員幹部補佐官は、「共和党員が今すぐ記者会見を開き、大統領に詰め寄ったとしても、うまくいくはずがない」と述べた。 「繊細にやらなければならない」。 就任後2週間を通じ、トランプ大統領は、テヘランが暗殺を望んでいると米情報機関が考える4人の元側近から警備を取り上げている。イランの脅威のために警備を割り当てられた他の人々も、同様の危険にさらされる可能性がある。 イランの脅威は主に、トランプ大統領が2020年に同国の実力者カセム・ソレイマニ将軍を殺害したことに起因している。この動きはテヘランを弱体化させ、激怒させたため、テヘランはトランプ大統領とこの決定に関係する米高官12人に報復暗殺を求めた。 トランプ自身、この夏、イランの謀略の標的となった。 しかし、トランプ大統領の考えを変えることは、共和党にとって困難な課題だ。というのも、大統領は、詳細な情報を暴露した元側近の2人、前国家安全保障補佐官のジョン・ボルトンと、前統合参謀本部議長のマーク・ミリー退役大将との間に個人的に深い溝があるからだ。 トランプはまた、マーク・エスパー前国防長官とも確執があり、彼は今のところまだ警護を続けている。 そのため共和党は、...
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