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日本周辺で気になる動き 24年1月29日現在 ①北朝鮮の巡航ミサイル試射 ②ロシア艦艇の動き ③在日米海軍の動き

  日本が北朝鮮、中国、ロシアと「不良国家」に囲まれていることは不幸としか言いようがあリませんが、逆にそういった勢力に対する抑止効果を最大限に発揮できる位置にあることも確かです。だからこそ、日本の一般市民も周囲の同行にもっと敏感であるべきですね。USNI Newsがコンパクトに最新状況を伝えていますので共有いたします。 T he North Korean submarine-launched cruise missile Pulhwasal-3-31. KCNA Photo 北朝鮮が潜水艦用巡航ミサイルの試射を続行 北朝鮮は日曜日、潜水艦発射式の最新型巡航ミサイルの発射実験を継続した。  国営朝鮮中央通信(KCNA)は月曜日、金正恩委員長が日曜日の朝、朝鮮労働党中央委員会の書記、北朝鮮の海軍部長や他の主要な高官を伴って、新しく開発された潜水艦発射型巡航ミサイル「プルファサル3-31」の試射を誘導したと報じた。2発のミサイルは日本海上空を通過し、標的の島を攻撃した。  KCNAは発射場所や使用されたプラットフォームを明言せず、公開された発射地点は発射の煙で見えず、発射装置は不明である。  北朝鮮は昨年9月、弾道ミサイルや巡航ミサイルを搭載・発射できる改良型ロメオ級潜水艦とみられる戦術核攻撃型潜水艦「英雄キム・クンオク」841番艦を運用開始したが、この潜水艦の運用状況に関する分析は分かれている。  北朝鮮は水曜日未明、同じ巡航ミサイルの初打ち上げを行い、水面から海上に発射した。北朝鮮に対するさまざまな国連決議は弾道ミサイルだけを禁止している。  韓国軍合同参謀本部(JSC)は日曜日に簡単な声明を発表しただけで、新浦Sinpo付近で数発の巡航ミサイルが探知され、米韓の情報機関がその分析を行なっていると述べた。  港湾都市新浦は、潜水艦建造を含む北朝鮮の主要な防衛産業の拠点で、弾道ミサイル搭載潜水艦の母港でもある。 「今回の試射は隣国の安全保障には何の影響も与えず、地域情勢とも何の関係もない」とKCNAは報じた。KCNAはまた、北朝鮮指導者が、現在の状況と将来の脅威から、北朝鮮の海洋主権を守るための努力をさらに加速させる必要があると述べ、北朝鮮は強力な海軍兵力の構築を目指した軍事近代化計画を引き続き実施すると述べたと報じた。  KCNAによると、金委員長はその後、原子力潜水

北朝鮮の新型SLBMの正体を推察。同国発表をうのみにすると情報操作に踊らされかねず危険。潜水艦発射だったのか疑わしく、飛翔パターンも失敗の可能性も秘める。

NORTH KOREAN STATE MEDIA 北 朝鮮が新型潜水艦発射弾道ミサイルSLBMを試射し、優れた飛翔制御を実証したと発表した。今回のミサイルはこれまでの北朝鮮SLBMよりかなり小さい。 同ミサイルへの関心が高まっているが、既存型式なのか新型かで評価が分かれている。 試射は2021年10月19日、東海岸の北朝鮮潜水艦運用の中心地シンポ付近で行われた。南朝鮮メディアは同ミサイルは430から450キロ飛翔し、高度は60キロに到達し、日本海へ落下したと報じている。南朝鮮政府は早くからSLBMと断定していたが、米政府は発射の事実を認めながら、ミサイルの種類については発言していなかった。日本の岸田文雄首相は北朝鮮がミサイル二発を発射したと発言したが、事実と反するようだ。 NORTH KOREAN STATE MEDIA 北朝鮮国営メディアが2021年10月19日のミサイル発射の写真を公表した。 NORTH KOREAN STATE MEDIA NORTH KOREAN STATE MEDIA NORTH KOREAN STATE MEDIA NORTH KOREAN STATE MEDIA 潜水艦発射型ミサイルのモックアップが先週ピョンヤンで公開されていた 。   「朝鮮国防科学院が新型潜水艦発射型弾道ミサイルの試射を19日実施した」と北朝鮮国営メディアが報じた。「初の潜水艦発射型戦略弾道ミサイル発射は5年前のことで、今回新型ミサイルを『英雄艦8.24』から発射したことでわが国の軍事力を見せつけた。党中央委員会への忠誠心がこの誇らしい成果を生んだ」とある。 ミサイル発射の実態は全く不明だ。北朝鮮国営メディアは同国に一隻のみあるコレ(鯨)級潜水艦の写真を公表し、同艦が名称不詳のミサイルを発射後に浮上したとした。同艦の写真を見ると発射ハッチがセイルにあり、開いたままだ。同時に衛星画像ではシンポのSLBM発射用バージが10月18日に港外に移動したことがわかる。 NORTH KOREAN STATE MEDIA 北朝鮮コレ級潜水艦の写真も公表された。同艦のセイル上の発射ハッチが開いている。 「国防科学アカデミーの発表で新型潜水艦発射型弾道ミサイルには高度の制御誘導技術が盛り込まれており、横方向移動のほか滑空ジャンプ操作も可能で、祖国の国防技術の進展で大きな一歩を示した」と

歴史のIF(4) 朝鮮戦争が北朝鮮勝利で終わっていたら

歴史のIF(4)は北朝鮮が朝鮮戦争で勝利を収めた世界です。日本は当然反共の砦として今より早く強力な軍事態勢を整備していたでしょう。そのため経済成長が遅れたかもしれません。現実の金日成は米軍侵攻に恐れて逃げ回り中国義勇軍に失望を与えていたといいますからそもそも勝利を収める資質はなかったのでしょうね。 What If North Korea Had Won the Korean War? 北朝鮮が朝鮮戦争の勝者になっていたらどうなっていたか Robert Farley February 2, 2018 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/what-if-north-korea-had-won-the-korean-war-24334?page=show 1 950年の夏、朝鮮人民軍(KPA)が朝鮮半島で国連軍敗退の一歩手前までいった。だが釜山防衛線が辛うじて守られ、北朝鮮(DPRK)の完全勝利は実現できず、マッカーサーによる戦況を一変させるインチョン上陸作戦が続いた。もし北朝鮮軍が優勢のままだったらどうなっていたか。朝鮮半島はどうなっていただろうか。 北朝鮮はこうしたら勝利できた  北朝鮮勝利は次の三つのいずれかの場合だ。まず米国が不介入決定していれば、KPAは韓国軍を打ち破り釜山を陥落させただろう。これで戦争は終わったはずだ。二番目に米軍国連軍が展開後、KPAが釜山防衛線を破り防衛体制が崩壊したら米国は厳しい選択を迫られ、インチョン上陸作戦の実施が問われただろう。三番目に1950年11月の中国参戦で前進中の国連軍は大打撃を受けた。中国攻勢が国連軍を敗退させPLAが半島を征服した可能性だ。  いずれの場合も平壌が朝鮮半島を支配していただろう。米軍が釜山で敗退していればDPRKと米国に遺恨が残り、中国介入が功を奏していれば平壌は中国依存度を高めていたはずだ。ただここでは同じ扱いとしDPRKの政治経済面でのその後の進展を仮定する。 政治面  平壌主導で朝鮮半島が統一されたら今日どんな様相になっているだろうか。今日の韓国、北朝鮮のいずれとも異なっていたはずだ。  統一朝鮮は国際経済参入を中国やヴィエトナムより有利に行えていたはずだ。日本統治下で朝鮮に

平昌へ北朝鮮代表団が参加するのはいいが問題は実務面だ。その先には?

韓国のことなのでと放置しておけません。東京五輪は3年後のことで、同じ問題は日本で発生するのです。(北朝鮮がまだ存続しているとして)国連制裁決議との兼ね合いで韓国は自国民(韓国は北も自国としていますよね)なのでと強弁すると思われますがいかなる便宜供与も違反事項になるのではないでしょうか。そうなると国際オリンピック委も同様ですね。これも日本はよく見ておく必要がありますね。   North Korea is sending a huge delegation to the Winter Olympics — but getting them there will be tricky  北朝鮮が大規模代表団を冬季五輪に送り込むが実施方法はやっかいだ South Koreans perform on stage during the Pyeongchang 2018 Winter Olympic Games torch relay on November 4, 2017 in Busan, South Korea. Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images Rosie Perper and Tara Francis Chan http://www.businessinsider.com/how-north-korea-will-travel-to-the-pyeongchang-olympics-2018-1 北朝鮮は平昌オリンピック大会に代表団を送ると表明 北朝鮮代表団の渡航などロジは複雑になりそうだ。両国は交戦中の扱いのため 北朝鮮代表団の韓国入国方法、宿泊先、安全の各方法など検討課題が浮上 南北朝鮮が2年ぶりの直接会談で1月9日大きく踏み出した。 北朝鮮は平昌冬季五輪に参加すると発表し、北朝鮮は競技選手、芸術団、応援団、テコンドー実演チーム、報道団を送る。 北朝鮮でオリンピック出場資格があったのはフィギュアスケート選手男女ぺア(Ryom Tae-ok、Kim Ju-sik)のみだが昨年10月の登録締切期日に手続きしていなかった。国際オリンピック委員会は1月8日に北朝鮮向けに手続き延長を発表し参加に道が開けた。 問題は選手団等を韓国へどうやって連れて行くかだ。

空母7隻が同時展開中の米海軍、第七艦隊で三隻が同時訓練を実施するのは初

UPDATED: 7 U.S. Aircraft Carriers Are Now Simultaneously Underway 米空母7隻が同時展開中 空母7隻の同時展開は久しぶりだ。 上段: USS Ronald Reagan (CVN-76), USS Theodore Roosevelt (CVN-71), USS John C. Stennis (CVN-74) 中段: USS Abraham Lincoln (CVN-72) 下段: USS Carl Vinson (CVN-70), USS Nimitz (CVN-68), USS Gerald R. Ford (CVN-78). USNI News Image   By: Sam LaGrone November 6, 2017 1:49 PM • Updated: November 6, 2017 5:56 PM https://news.usni.org/2017/11/06/7-u-s-aircraft-carriers-simultaneously-underway 米空母11隻中7隻がここ数年で初めての同時出動中。海軍関係者からUSNI Newsが11月6日確認した。 西太平洋では航空部隊を完全配備した空母打撃群はUSSロナルド・レーガン(CVN-76)、USSニミッツ(CVN-68)、USSセオドア・ロウズヴェルト(CVN-71)の三個。 残る四隻は正式配備前の訓練段階でUSSカール・ヴィンソン(CVN-70)、USSジョン・C・ステニス(CVN-74)が東太平洋、USSエイブラハム・リンカン(CVN-72)さらに最新空母USSジェラルド・R・フォード(CVN-78)が大西洋で展開中。 レーガン、ニミッツ、ロウズヴェルト各打撃群は第七艦隊作戦海域にあり、レーガンは日本海で朝鮮半島近くに、ニミッツはペルシア湾での任務を終え母港キツァップ-ブレマートン(ワシントン州)への移動途中。ロウズヴェルトは10月7日サンディエゴを出港しニミッツと交替し対ISIS作戦につく途中。 各打撃群は第七艦隊で初の三空母同時訓練を行うと国防関係者がUSNI Newsへ伝えた。 「三空母は北朝鮮を特に意識していない」「わが方による同地域へ

★長距離識別レーダーは北朝鮮ミサイル迎撃に重要な技術になる

北朝鮮問題は長期化の兆しを見せていますが、忘れてならないのがロシア、中国ももっと大量のミサイルで狙いをつけていることです。ミサイル自体に防御、欺瞞技術が導入されつつあるので迎撃側も対応しなければなりません。迎撃ミサイルも無尽蔵ではないので有効に活用しなければなりません。そのために正確な情報をより早く遠隔地点で入手する必要があります。今回の技術はその意味で有望と思われます。 ロッキードの両面長距離識別レーダーはアラスカに配備され北朝鮮ミサイルの早期探知に投入される。 Lockheed Martin Lockheed Advances North Korea-facing Radar ロッキード新型レーダーは北朝鮮対応に効果を発揮する Apr 25, 2017  James Drew | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/lockheed-advances-north-korea-facing-radar トランプ政権が北朝鮮の核弾道ミサイル開発で米本土を狙うことを警戒する中、 ロッキード・マーティン 開発の新型レーダーがミサイル攻撃の阻止手段になるはずで、詳細設計段階に入りつつある。 完全新型のソリッドステート両極型超高周波レーダーはミサイル防衛庁が2015年発注し弾道ミサイル迎撃弾を大気圏上層部で迎撃させる際の誘導が目的で、とくに北朝鮮ミサイルを想定している。 ロッキードは18月のシステム段階設計開発を経て、長距離識別レーダーLong-Range Discrimination Radar (LRDR) の重要部品・製造工程が成熟化し技術即応段階6に入ったと発表。つまり想定される環境下で端末間のモデリング、実証が完了したということだ。 重要な初期設計段階を終えLRDRの2020年配備にめどがついた。この年になると平壌はICBM能力を整備し核弾頭小型化でミサイル装着が実現していると予想されている。 巨大な両面レーダー構造体はアラスカのクリア空軍基地から西をにらみ、北朝鮮のみならずロシア、中国も警戒する。米軍にはロシア、中国の大量ミサイル攻撃を食い止める迎撃ミサイルが足りないので、MDAは北朝鮮の脅威に