ブースターモーターを取り付けて試験発射中の改良型12型。防衛装備庁 新 型の12式SSMは、地上ランチャーと艦船の両方から発射できる「改良された能力」を持ち、侵略勢力を早期かつ長距離で阻止・排除するスタンドオフ防衛能力を提供するものだ。 日本が2024年7月下旬に改良型12式SSM(地対地ミサイル)を発表してから4カ月余り、日本の軍当局は12月6日、10月から11月にかけて一連のデモンストレーションで行われた同システムの試射画像を初めて公開した。 防衛省によると、試験は新島の航空装備研究所で行われた。日本は、既存の12式AShM(対艦ミサイル)より長い射程とより高度なバージョンを開発するため、2023年度予算でこのプロジェクトに2億3500万ドルを割り当てていた。 防衛装備庁は、実射テストの画像をXで共有しながら、新しい12式SSMは、地上ランチャーと船舶の両方から発射できる「改良された能力」を持つと述べた。 これは「我が国に対する侵略勢力を早期に、かつ遠距離から阻止・排除できるスタンドオフ防衛能力を早期に構築するため」だという。「スタンドオフ防衛能力の早期構築に引き続き取り組む 」と投稿のキャプションにある。 声明は、12式SSMの地上発射型、艦船発射型、航空発射型の開発は、それぞれ2025年度、2026年度、2027年度までに終了する予定であると付け加えた。この新しい12式SSMは、日本が米国から契約しているAGM-158B JASSM-ER (Joint Air-to-Surface Standoff Missile-Extended Range) を運用す航空自衛隊のF-15Jから発射されることが期待できる。 海上自衛隊は最近、最新鋭の「もがみ」型護衛艦の1隻を自国建造で進水させた。声明は一方で、「スタンドオフ防衛能力」の「早期確立」に向けたコミットメントを繰り返した。 資料によれば、日本はまた、アメリカからのトマホーク・ミサイル配備のスケジュールを2026年度から2025年度に前倒しした。もうひとつの興味深いプロジェクトは、「多目的」ミサイルの開発だ。交換可能な弾頭と、攻撃・偵察・レーダー妨害の目的で新しい誘導システムを設置するためのモジュラー・アーキテクチャーを備えている。 テスト MHI(三菱重工業)が開発した改良型12型は、2024年1...
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