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ラベル(2022年2月ウクライナ侵攻)が付いた投稿を表示しています

ウクライナ国境付近でロシア軍機Il-76が墜落。ウクライナが発射したペイトリオットミサイルで撃墜された....ただし現地情報が混乱しているため注意が必要です。それにしてもロシアの主張にはどうして嘘が多いのか。

  ロシア発の情報が非常に疑わしい事が多いため、今回もロシア発表は鵜呑みにできません。たしかなのはウクライナの防空体制が相当の実力を発揮し始めていることで、先日のA-50撃墜とあわせ、ロシアの空には不安の眼差しが向けられているでしょう。この記事はThe War Zoneによるもので、今回は航空事故専門のターミナル4と共通記事といたします。 Crash capture via X/Il-76 Credit Aktug Ates via Wikicommons (GNU 1.4) ロシアは捕虜を輸送中だったとし、ウクライナ側はミサイルを輸送していたと主張が食い違っている 詳 細は非常に限られているが、ロシアのイリューシンIl-76キャンディード輸送機が本日、ウクライナと国境を接する同国西部のベルゴロド州で墜落した。ロシアとウクライナからの未確認の報告によると、ウクライナが航空機を墜落させたと主張しているが、現段階では独自に検証できない。ロシア側は、墜落された同機が、ウクライナの捕虜を乗せていたと主張している。ウクライナ当局はこの主張に疑問を投げかけているが、捕虜交換が今日計画されていたことは認めている。  今日未明、事件の動画と写真がソーシャルメディアに掲載された。映像には、急降下しながら炎上するIl-76の姿が映っている。数分後、地面に激突し、墜落現場から大きな火球が噴出し、その後、濃い黒煙が上がっている。  墜落現場を写した写真やビデオも出始めている。  ロシアメディアによると、航空機は現地時間午前11時頃、州都ベルゴロド市のすぐ北東にあるコロチャ地区のヤブロノヴォ村付近に墜落したという。ヴャチェスラフ・グラドコフ州知事は、航空機は「人口密集地に近い野原に落ちた」と述べたが、地上での死傷者は明らかにされていない。  ロシア国防省は、機内には74人が搭乗しており、全員が死亡したと主張している。その内訳は、65人のウクライナ人捕虜、6人の乗組員、3人の追加要員(明らかに捕虜の護衛)だという。墜落時、航空機はチカロフスキー-ベルゴロド間で「定期便として運航中」だったという。また、捕虜の名前だとするリストも公表されている。繰り返すが、情報の正当性は今のところ確認できず、捕虜が搭乗していたという物的証拠も提供されていない。  キャンディッドの基本的な軍用輸送機バージョンである

ポーランド配備のイタリア軍F-35がロシア軍Su-30をバルト海上空で迎撃したところ....

  2023年9月21日、ポーランドに配備されたイタリアのF-35Aが迎撃したロシアのSu-30SM。(ItAF via NATO) バ ルト海上空でイタリア軍F-35に迎撃されたSu-30フランカーの写真を入手した。  2023年9月21日、イタリア空軍タスクフォース・エア-第32飛行隊のF-35Aジェット2機が、ポーランドのマルボルク空軍基地から最初のQRA(即応アラート)発進を行った。  このスクランブルは、ドイツのウエデムに拠点を置く連合航空作戦センター(CAOC)が指令した。同センターはNATOの防衛空域に接近または侵入しようとする不審な航空機すべてのレーダー・トラックを監視するNATO部隊である。  イタリアのF-35は、バルト海上空の国際空域をFPL(飛行計画)なしで、ATC(航空交通管制)と接触せず飛行する未知の航空機を調査するために発進した。未知の航空機は、ロシア海軍のSu-30SMフランカーと判明した。  当初、イタリア空軍は迎撃したロシア機の画像を公開していなかったが、NATO連合軍航空司令部から「ゾンビ」(迎撃パイロットの専門用語で未知の航空機)の1機の写真を入手した。  興味深いことに、画像のSu-30は非武装のようだ。その機体番号84ブルーは、バルチック艦隊の第4衛兵海軍突撃航空連隊に配属された最新鋭Su-30SM2であることを示す。Su-30SMと比べて、Su-30SM2はエイビオニクス、ECM、レーダー制御システムがアップグレードされ、より多くの武器を搭載できる。  標準的な航空警備手順に従い、イタリア軍F-35は、フランカーがロシア領空(おそらくカリニングラード州付近)に近づくまで、国際空域に留まったまま、フランカーをシャドーイングした。  タスクフォース・エア-第32飛行隊」は、アメンドーラの第32ストーム(飛行隊)とゲディの第6飛行隊に所属するF-35Aを運用している。その任務は、NATO空域の完全性と安全を確保することであり、「NATO東側における防衛・抑止態勢の強化に貢献する」ことにある。  イタリア空軍のF-35は、2019年以降、アイスランドとエストニアに複数回展開しており、航空警察任務は初めてではない。さらに2023年9月21日の一件は、イタリア軍F-35がロシアのSu-30SMと接近遭遇する初めてのケースではない。

ウクライナはロシア国内をこうやって攻撃している

  2023年8月11日、ウクライナでロシアとウクライナの戦争が続く中、ドネツク州で歩兵訓練を受けるウクライナ兵。(Diego Herrera Carcedo/Anadolu Agency via Getty Images) 反攻が行き詰まったかに見える中、ウクライナはロシア領内で攻撃を強化している   8 月23日、ウクライナはクリミアの奥深くで、ウクライナ製の「完全に近代的な新型」ミサイルによる攻撃を開始し、ロシアのS-400「Triumf」防空・ミサイル防衛システム(ロシアの最新防衛能力)を破壊した。 国家安全保障・防衛評議会のオレクシー・ダニロフ長官によると、ネプチューンは8月23日のロシアのアルマズ・アンテイS-400「Triumf」防空・ミサイル陣地への攻撃で「完璧な」性能を発揮したという。  翌日、ウクライナ海軍の支援を受けたウクライナ国防省情報総局(GUR)所属のウクライナ特殊作戦部隊が、クリミア西海岸のオレニフカとマヤク近くに上陸した。GURのテレグラム・チャンネルによると、「水上バイクに乗った特殊部隊が海岸に上陸」した後、この地域に駐留するロシア軍と交戦し、ウクライナ部隊は損害を被らなかったと報告している。  8月24日のウクライナ独立記念日に近いこともあり、ウクライナが勝利を誇示しようとするのは不思議ではない。しかし、ウクライナがいかにロシアを前線から遠ざけ、混乱させようとしているか、長距離攻撃と敵陣深く潜入する特殊工作員を織り交ぜて語っている。そしていずれのケースでも、自国産の、あるいは少なくとも自国内で改造された武器が大きな役割を果たしている。 再利用と改造 S-400は単価6億ドル以上と、ロシアの装備で最も高価な防空システムである。2016年からクリミアに配備され、黒海の西半分全域の制空権を掌握していた。  対照的に、キエフのルチ国家設計局によって設計されたS-360ネプチューンミサイルは、2022年2月の侵攻前は生産率が低かったとしても、この金額の何分の一の規模だ。同じミサイルが2022年4月、ロシア黒海艦隊の旗艦であったモスクヴァを沈没させている。  オレクシー・ダニロフ国家安全保障・防衛会議長官によると、ネプチューンは8月23日、ロシアのアルマズ・アンテイS-400「Triumf」防空・ミサイル複合体への攻撃で「完璧に」機能したとい

ロシア空軍基地のエプロンにTu-95の外形ペイントが登場。タイヤに続き、ロシアが必死に重要機材を守ろうと必死だ。

  PHOTO © 2023 PLANET LABS INC. ALL RIGHTS RESERVED.  ウクライナの攻撃を妨害しようとロシアは、爆撃機のシルエットを地上に描くまでになった   衛 星画像によれば、ロシアは現在、爆撃機基地エンゲルス空軍基地(別名エンゲルス2)の駐機場で、Tu-95MS「ベアH」戦略爆撃機のシルエットをペイントしている。同基地は昨年から繰り返し攻撃を受けている。 War Zoneが9月29日に入手したPlanet Labsの衛星画像には、エンゲルス基地の駐機場に2次元のデコイが写っている。4発爆撃機の特徴的な平面形状を、黒く塗られたコックピット部分までほぼ「コピーペースト」している。完成品の隣には、2機目の塗装済みデコイが部分的に見える。注目すべきは、これらがある種の薄型の布/キャンバスなどのデコイである可能性があることだが、縦方向の寸法がほとんどないため、塗装の可能性が高い。 PHOTO © 2023 PLANET LABS INC. ALL RIGHTS RESERVED. REPRINTED BY PERMISSION 興味深いのは、塗装済みデコイには、その左側にある本物のTu-95と同じように、中央翼と胴体部分にタイヤが敷き詰められていることである。これは明らかにリアリズムのため追加されたもので、囮に説得力を期待している。タイヤは現在、ロシア空軍で駐機中に使用する一般的な対抗手段だ。 ペイントされたデコイにはいくつかの目的がある。その第一は、衛星を欺き、誤った標的データを提供することで、ウクライナの攻撃作戦を「発射前」に(実行される前に)事実上混乱させることだろう。しかし、限られた高解像度の商業衛星画像でさえ、シルエットと実際の航空機を明確に区別できるのだから、これは明らかに機能しない。合成開口レーダー(SAR)衛星画像(これも市販されている)のような複数情報源を使えば、標的が3次元の物体でないことは明らかだ。それでも、この戦術は低解像度の画像衛星でも有効であり、過去にも同様の応用例がある。言い換えれば、偽のシルエットのランプを描くことは新しいことではないが、ロシアは不可解なほど時代遅れの対策に投資している。 また、「偽のベア」が局地的な攻撃を実行するドローン操縦士を混乱させることを期待しているのかもしれないが、現実には大き

クリミアでドック入りしていたロシア・キロ級潜水艦はウクライナの攻撃でここまでの損傷を受けていた----

  CIT via X クリミアでドック入り中のロシア潜水艦が攻撃され、甚大な被害を受けた   先 週、ウクライナの巡航ミサイルによる攻撃を受けたロシア海軍のキロ級ディーゼル電気攻撃潜水艦が受けた大きな損害を示すとされる写真が、ソーシャルメディアに出回り始めた。キロ級は、ロプチャ級揚陸艦とともに、ロシア占領下のクリミアのセヴァストポリ港で乾ドックに入っていたが、9月13日未明に攻撃を受けた。 改良型キロ級潜水艦の損傷を写した2枚の写真のうちの1枚は、 Conflict Intelligence Teamが最初に公開したものらしい。CIT via X 独立調査機関CIT(Conflict Intelligence Team)が最初に公開したらしいこの写真には、艦首に直撃らしき跡があり、ぽっかりと穴が開いている。セイルの後方、右舷側にも大きな衝撃があり、おそらく二次爆発の結果、船体の一部が吹き飛ばされたようだ。もうひとつ考えられるのは、今回の攻撃で使用されたと広く報じられているストームシャドウやスカルプEG巡航ミサイルが搭載している二重の「BROACH」弾頭の爆発である。  英国国防省を含む複数ソースによれば、問題の潜水艦はロストフ・オン・ドン(B-237)で、プロジェクト636.3クラスの改良型キロ艦、ウクライナの標的に対して広く使用されているタイプのカリブル陸上攻撃巡航ミサイルを発射できる。同艦は2014年に就役した黒海艦隊配備4隻のうちの1隻である。  ともあれ、この潜水艦が受けたダメージの程度を見る限り、完全に放棄せざるを得ないだろう。最良のシナリオでも、可能な限りの部品を回収して再建する必要があり、何年も使用できなくなる。さらに、そのような修理はほぼ間違いなく黒海の外で行わなければならず、それ自体が深刻な物流上の努力となるだろう。  潜水艦戦で権威あるアナリストのH・I・サットンと元米海軍潜水艦乗りのアーロン・アミック両名が本日、キロ級改良型潜水艦は修復不可能なほど損傷していると考えているとツイートした。  確かに、この写真は、潜水艦は(揚陸艦とともに)修理され、活動に復帰するというロシア公式発表に重大な疑問を投げかけるものだ。ウクライナ側は"修復対象にならない可能性が高い "と主張していた。  攻撃直後から、セヴァストポリからの衛星画像で

北朝鮮がウクライナ戦線へ『志願兵』を送りロシアを援助する日が来る?

北 朝鮮の独裁者、金正恩は日曜日に6日間のロシア訪問を終え、専用の装甲列車で帰国の途に就いた。まるで観光客のように、5機の爆発物「神風」ドローン、偵察用ドローン、「防弾チョッキ」など、ロシアの地方知事からのお土産多数を手に帰国したと伝えられている。 ロシア極東部への訪問は、COVID-19のパンデミック以来、金正恩にとって初の海外公式訪問であり、先週、プーチン大統領と直接会談し、2人は宇宙発射施設を見学した。金委員長はまた、多くの軍事施設、造船所、航空機工場を訪問した。 北朝鮮とロシアの緊密な関係  今回の訪問は、モスクワと平壌がより緊密な関係にあることを示すものであり、潜在的な技術共有は西側諸国を心配させている。プーチンは、北朝鮮技術がロシアより何十年も遅れているため、北朝鮮がスパイ衛星を宇宙に打ち上げる支援を提供しようと申し出た。 BBCが報じたように、北朝鮮が敵を監視できるように人工衛星を宇宙に打ち上げる手助けをすることは、国連安全保障理事会で禁止されている核・ミサイル開発の援助とは大きく異なる。平壌には核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイルがあり、理論的にはアメリカまで届く。モスクワはその技術を平壌に提供し、米国を射程距離に収めることができよう。 北朝鮮はおそらく、クレムリンのウクライナ戦争を支援することで、その借りを返すだろう。すでに北朝鮮はモスクワに兵器を提供しているが、次は兵力の提供だろう! 金正恩は公式に戦争を支援しないだろうが、北朝鮮からの「志願兵」がクレムリンの軍隊を強化する可能性はある。 外国人志願兵 シリア人がロシアの側で戦っているという報告もあるように、志願兵を送るロシア同盟国は北朝鮮だけではないだろう。 しかし、もうひとつのロシアのパートナーは、モスクワを援助することにあまり熱心ではない。 今月初め、キューバは、ウクライナ戦争でロシアのために戦うために自国民を徴用した疑いで17人を逮捕した。 両国は同盟国であり、キューバ人はロシア渡航にビザは必要ない。ロシア法では、外国人がロシア軍に入隊することを認めているため、ウクライナで戦うためにリクルートされた者もいるようだ。しかし、キューバの法律は一般的に自国民が傭兵として働くことを認めていない。冷戦時代には、キューバの軍事顧問が多くの国や反政府勢力に援助を提供していたからだ。 北朝鮮の軍団が姿を見せ