Screenshot from Russian MoD video ウ クライナ武器貯蔵庫へ向けブヤンM級コルベットがカリブル Kalibr 巡航ミサイル8発を発射した。ロシア国防省公開の映像は、同ミサイルの攻撃で初の公表となった。 ご注意 この記事はロシア国営通信社TASSの原稿を翻訳したものです。 国防省報道官イーゴリ・コナシェンコフ Igor Konashenkov は、海軍の精密ミサイルがロブノ Rovno 市北西14キロのオルジェフ Orzhev 兵器庫を攻撃したと発表した。「西側諸国が供給した武器や軍用装備を保管するウクライナの主要兵器庫を破壊した」と述べた。 カリブルミサイルは、黒海からプロジェクト21631ブヤンM Buyan-M 級ミサイル艦が発射したとされる。映像には、8発のミサイルが次々と発射される様子が映し出されている。同艦はミサイル8発を搭載するため、全弾発射したことになる。 独立軍事評論誌のドミトリー・リトフキン Dmitry Litovkin 編集長は、今回の一斉射撃で、カリブルミサイル全弾を同時発射で威力を確認できたと述べている。 情報のやりとり リトフキンは、カリブルミサイルが飛行中に情報を交換したと見ている。「人工知能は武器やハードウェアに導入され、あるミサイルが目標を見て、情報を他のミサイルと共有する。1発のミサイルが落ちれば、残りのミサイルはどこに飛べばいいのかがわかる。ネットセントリックが実現する」と述べた。 「一斉射撃でカリブルミサイルがリアルタイムで情報交換を行っていることを示した。巡航ミサイルは実はロボットだ」(リトフキン)。 カリブル巡航ミサイルを発射するブヤン級コルベット カリブルとは カリブルS-14(NATO報告名称SS-N-27シズラー Sizzler )は、エカテリンブルクのノバトール設計局 Novator Design Bureau がグラナート Granat S-10から開発し、93年に初めて一般公開された。 グラナートは、米国のトマホークSLCMとGLCMに対抗して設計された。グラナート3M-10は、1983年に魚雷発射管発射用アルファ Alpha 3M-51巡航ミサイルに開発された。1993年、アブダビでの兵器ショーとMAKS-93でモックアップが展示された。 1991年以降、設...
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