. クルスクでロシアのために戦うために、およそ1万人の北朝鮮の精鋭部隊を派遣するという金正恩の決定を、中国が黙認したのかは不明だ どう考えても、この部隊だけで戦闘の流れを変えるには不十分だろうが、減りつつあるウクライナの物資と兵力をさらに削ぎ落とすという点では、効果をもたらすだろう。 この動きは、中国がロシアと北朝鮮という、しばしば二流パートナーとして認識される2つの国家に対する影響力を失いつつあることを示唆している。 実際、ここ数カ月で中朝関係の冷え込みを指摘する声は多い。中国大使は、毎年恒例の休戦記念日の祝賀行事に欠席した。 朝鮮とロシアの貿易が急増しているにもかかわらず、中朝貿易はCOVID以前のレベルまで回復していない。 いつものように、中国はこの決定に対して反論はしていない。 外交部(外務省)の林建報道官は、平和と自制を促す以上のコメントは避けた。 北朝鮮とロシアが緊密化していることについて質問されると、「主権を持つ両国であり、望むのであれば緊密化する権利がある」と答えただけだった。 それにもかかわらず、ロシアを有意義に助ける北朝鮮の能力を北京は一貫して軽視している。 さらに、習近平は金正恩向け書簡の中で、北朝鮮を "友好的な隣国 "とする従来の表現を排除した。 中国の駐米大使も、オースティン長官が北朝鮮軍のロシア駐留を確認した日に、奇妙な声明を発表した。声明では、中国、ロシア、北朝鮮、イランを結びつける動乱の枢軸が存在するとの考えを否定した。宣伝的ではあるものの、この声明は、そのタイミングと、中国が修正主義国家群から最小限ながら距離を置く潜在的なシグナルとして興味深い。 EUとNATOはすでに、インド太平洋における軍事活動の拡大という報復の脅しをもって、中国に従属国を抑え込むよう働きかけ始めている。 金正恩の決定は韓国を西側の軌道に引き込み、NATOのマーク・ルッテ事務総長の言葉を借りれば、「ヨーロッパ大西洋とインド太平洋」地域の結びつきを深めた。EUの外交機関である欧州対外行動庁は今月初め、中国がロシアに直接、戦争の援助を行っていることを確認した。 欧州議会は、北京の台湾周辺での軍事演習を非難し、「一帯一路」政策の解釈を否定し、中国極西部の新疆ウイグル自治区で進行中のウイグル族の大量虐殺を非難している。E...
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