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2026年5月8日金曜日

現役の主力戦車世界のトップ10(10式は何位?)

 

M1 Abrams

世界の現役戦車トップ10

The National Interest

2026年4月28日

執筆:TNIスタッフ

今日の戦車トップ10 – 要点とまとめ

  • 戦場の現実 vs. 技術:ロシアのT-14アルマタや最先端の西側主力戦車(MBT)のような高度で先進的な戦車は、大規模かつ長期にわたる戦争においては、複雑すぎて高価すぎる。多くの軍は、シンプルで実績のある設計に頼る傾向が強い。

  • 大量生産が高度技術に勝る:ロシアのT-72がリストのトップに立つのは、最もハイテクだからではなく、安価で耐久性があり、容易に大量生産できるからだ。圧倒的な数と戦場での存在感こそが、派手なデザインを持つ戦車より決定的な役割を果たす。

  • 西側戦車の限界:レオパルトII、チャレンジャー2/3、M1エイブラムスといった戦車は高性能だが、コスト、重量、そして限られた生産能力が、長期的な戦場での持続性を損なっている。

  • 現代の脅威環境:主力戦車は現在、ドローン、ロータリング・ミューニション、ジャベリン、IED(即席爆発装置)からの脅威に直面している。生存性、戦場での修理可能性、そして数量は、最先端のスペックよりも重要な場合が多い。

  • 地域ごとの成功事例:K2ブラックパンサーやメルカバVのようなプラットフォームは、特定の環境や戦術においては優れているが、長期にわたる紛争や世界規模の紛争では容易に規模を拡大できない可能性がある。

今日の戦場を支配しているのはどれか?

主力戦車(MBT)は現代戦で依然として重要な役割を果たしているが、「最高の」戦車を決める基準は変化した。今日の戦闘地域では、単に誰が最も強力な火力を持ち、最も厚い装甲を備えているかというだけではない。ドローンの群れ、精密誘導弾、そして高い消耗率に耐え抜けるプラットフォームが重要である。要するに、最先端の技術よりも、戦場に留まり続ける能力の方が重要なのである。

現代の戦車に求められる要件

歴史を通じ、戦車の設計思想は高度な技術と持続可能性のバランスを追求してきた。第二次世界大戦中、パンサーやティーガーといったドイツの戦車は機械的には優れていたが、速度が遅く、製造コストも高かった。一方、米国のシャーマン戦車は生産が容易で、大量配備が可能であり、戦況の長期化において決定的な差を生んだ。

その教訓は2025年にも再現されている。ロシアのT-14アルマタは史上最も先進的な戦車の一つだが、実戦での投入は極めて稀だ。なぜか? それは高価で複雑であり、実際の戦場環境では脆弱だからだ。その代わりに、ロシアは改良型T-72に依存している。実績があり、頑丈で、はるかに容易に補充できるからだ。

西側陣営では、米国が引き続きM1エイブラムスに依存している。冷戦時代の主力戦車だが、デジタル化によるアップグレード、能動防御システム、モジュール式装甲によって絶えず進化してきた。エイブラムスは派手さには欠けるかもしれないが、依然として信頼性の最も高い戦車の一つであり、その長期にわたる存在は、実績あるプラットフォームがいかに重要かを示している。

戦車を真に有効なものにする要素とは

戦車は第一次世界大戦における塹壕線を突破する手段として開発された。その使命は変わっていないものの、脅威は変化している。現代の主力戦車(MBT)は、レーザー誘導ミサイル、爆発物搭載ドローン、さらに市街地における対戦車待ち伏せ攻撃を生き延びなければならない。

では、2025年に最高の戦車とは何だろうか?それは単なる紙上のスペックではない。最高の戦車とは、戦場に現れ、陣地を守り、戦い続けることができる戦車である。生存性、適応性、そして修理のしやすさは、最新の電子機器や最先端の砲弾を備えていることよりも、往々にして重要だ。戦車がプレッシャーに耐えられなかったり、迅速に補充できなかったりすれば、現代の戦争では長く持ちこたえることはできない。

戦場で最高の戦車を選定する基準とは

すべての戦車が同じように作られているわけではない。今日の最高の戦車は、単なる紙上のスペックだけでは判断できない。高度な光学機器、モジュール式装甲、デジタル射撃管制システムは価値がありますが、生存性、信頼性、そして戦場での実用性の方が、往々にしてより重要視される。

以下のランキングでは、従来の戦闘力の指標に加え、特に長期化または高強度の紛争において、戦車が実戦環境下でどのように機能するかを考慮した。

以下は、トップクラスの戦車を評価・ランク付けするために用いた主要な基準だ:

  • 生存性と防御システム: 対戦車ミサイル、地雷、ロータリング弾薬、ドローン攻撃など、現代の戦場における脅威に戦車がどれだけ耐えられるか。能動防御システム(APS)、反応装甲、乗員の生存性を高める機能がここで鍵だ

  • 行動半径と兵站: 戦車は長距離を移動し、頻繁な補給なしに戦闘を継続できなければならない。最高速度と同様に、燃費効率、航続距離、既存の軍事兵站システムとの互換性も重要

  • 適応力とアップグレードの可能性: 次世代センサー、射撃管制システム、APSなど新技術を、全面的な再設計なしに統合できる能力は、長期的な有用性を維持するため不可欠

  • 生産性と供給体制: 最も高性能な戦車であっても、数が少なければ実用性は低い。製造の容易さ、予備部品の入手可能性、そして生産規模の拡張性は、現代の紛争シナリオにおいて不可欠

  • 多用途能力: 都市、砂漠、森林など、様々な環境下で効果的に運用でき、直接火力以外の多様な役割(例:歩兵支援や対ドローン能力)を遂行できる戦車の価値は、ますます重要

  • 信頼性と実戦性能:実戦で実証された信頼性と、戦場での修理のしやすさが、戦車がどれだけの期間戦闘を継続できるかを決定する。泥や砂塵、過酷な環境下でも良好な性能を発揮する戦車の方が高く評価される

  • 戦略的影響力と抑止力:戦闘に頻繁に投入されない戦車であっても、その存在自体が軍事計画に影響を与え、強力な抑止力として機能する。たとえ実戦記録が限られていても、戦略的影響力は重要

まず佳作の車両から

チャレンジャー3(イギリス)大々的に宣伝されたチャレンジャー2主力戦車の後継として開発されたイギリスの次世代代替戦車であるチャレンジャー3は、完全な代替というより、むしろアップグレード版と言える。新型戦車は、ネットワーク対応のコンピュータシステムと、さらに強力な新型主砲のおかげで、能力が向上していると言われる。この戦車は120mm高圧L55A1主砲を搭載して製造されており、製造元であるラインメタルによれば、最新のキネティックエナジー対戦車弾やプログラム可能な多目的弾薬を発射可能である。

また、同戦車は現代的な電子戦能力を備え、乗員の装甲防護が強化されているほか、車長に長距離での目標捕捉と追跡を可能にするハイテクセンサーも搭載する。とはいえ、この戦車はおそらく莫大な費用がかかるため、英国がこの戦車を真に価値あるものにできる台数で量産されることはないだろう。

M1E3 エイブラムス(米国)米国は1980年代初頭からM1エイブラムズ戦車の派生型を運用しており、特に驚異的な成功を収めたM1A2は、世界各地での米軍展で主力となっている。最新型であるM1E3は、2026年1月のデトロイト・オートショーで公開され、2040年の配備開始が予定されている。

M1E3のM1A2からの改良点には、再設計された車体、新砲塔、および改良された電子機器が含まれる。注目すべきは、M1E3に自動装填装置が搭載される点だ。これはソ連やロシア製の戦車で一般的な革新技術だが、西側諸国の戦車では珍しい。自動装填装置により、乗員は4名から3名に削減され、車内スペースが確保される。M1E3はM1A2と同様に120mm滑腔砲を採用し、配置に目立った変更はない。

K3(韓国)韓国の複合企業現代ロテムは、2040年までに現行のK2ブラックパンサーの後継となるK3主力戦車の開発を進めている。この戦車は2023年のソウル国際航空宇宙防衛展示会(ADEX)で初公開された。

K3はK2に比べ大幅な改良が予定されている。「ブラックパンサー」と同様に、高度な複合装甲が装備され、乗員の生存性が向上する。K2とは異なり、装甲にはレーダー吸収材も組み込まれる見込みで、これによりステルス性が付与される。その他の革新点としては、新しい区画設計、人工知能(AI)や仮想現実(VR)を組み込んだ追加センサーなどが挙げられる。

K3の主砲は130mm滑腔砲で、現行の120mm砲よりわずかに大型化する。M1E3と同様に、自動装填装置を搭載すると見込まれている。

Business Korea最新レポートによると、この次世代主力戦車は「砲塔の突出部を最小限に抑えることで、機動性と防護性を大幅に向上させる」という。さらに、「多目的偵察ドローン」を砲塔後部から発射・回収する能力を備え、「戦場での汎用性」を高めるとともに、水素燃料電池と従来のディーゼルエンジンを組み合わせたハイブリッドエンジンを搭載する。現代ロテムは、同社の戦車が将来的に燃料電池駆動に完全に切り替わる可能性を強調している。

いよいよトップ10に入る戦車

こうした点を踏まえて、世界最高の戦車トップ10は(下位から順に)以下の通りである:

10. チャレンジャー2(イギリス)

イギリスのチャレンジャー2は、世界で最も過大評価されているMBTの一つである。第3世代戦車であり、イギリス陸軍およびオマーンで運用されている (ただし、英国は前述のチャレンジャー3への移行に伴い、同MBTを段階的に退役中)。L30 120mm戦車砲を装備し、ロングロッド・ペネトレーター弾と高爆発性スクワッシュヘッド(HESH)弾の両方を発射可能で、製造元ラインメタルのウェブサイトによると、この戦車は2023年の戦車供給ラッシュの際にウクライナに供与された。

残念ながら、チャレンジャーは重すぎ、ウクライナの戦場の柔らかい土壌で足を取られ動けなくなってしまう。これらの主力戦車はボスニアやイラクでの展開では成功を収めたが、実のところ、ロシアのようなほぼ同等の戦力を有する敵と対峙したことはなかった。報告によるとチャレンジャー戦車は昨年末の配備以来、すでに少なくとも2両(全14両中)を喪失している。主な原因は、ウクライナの軟弱な土壌では機動性が発揮できないことにある。言い換えれば、この戦車は完全に過大評価されている

Challenger 2

9. 10式戦車(日本)

10式戦車は、日本国外では知名度が低い。2010年に自衛隊に導入されたが、輸出実績はなく、実戦経験もない。とはいえ、紙面上では、この戦車は印象的なスペックを備えている。モジュール式セラミック複合装甲、時速70キロメートル(44マイル)を超える最高速度、油圧空気式サスペンション、そして国産自動装填装置を備えた120mm滑腔砲だ。10式戦車は戦場において注目すべき存在となるはずだ。現代の戦車に備わる他の機能、特に能動防御システムは欠いているものの、モジュール式設計により、将来的にこれらを追加することが可能となるかもしれない。

結局のところ、ウクライナや世界中の他の戦場で実際に使用されている他の戦車とは異なり、10式戦車が近い将来、実戦条件下で試される可能性は低く、その真価は謎に包まれている。島国として主に海軍力と空軍力に依存している日本が、この主力戦車を大量生産することはまずないだろう。

8. レオパルト2(ドイツ)

この戦車は、世界で最も先進的な主力戦車の一つだ。ロシアの侵略者に対するウクライナの3年に及ぶ戦いの第2年目に、苦戦するウクライナ軍を救う戦車として期待されていた。しかし、同戦車は、当初約束されていたほどの決定的な差をもたらすことはほとんどなかった。実際、インターネット上には、戦闘で損傷したレオパルトがウクライナの戦車乗員によって放棄された後、ロシア軍にモスクワへ引きずり戻され、展示される様子を捉えた画像が溢れている。これらの戦車は精巧で、機動性に優れ、効率的なエンジンを搭載し、強力な火力を備えている。

しかし、あらゆる西側技術と同様に、供給量が不足しており、システムがあまりにも高価かつ複雑であるため、迅速かつ容易に増産できない。これらの戦車が集中配備できる地域では、かなりの効果を発揮するだろう。だが、押し寄せるロシア侵略軍の大群と戦うには、十分な数にはならない。Leopard 2

7. T-14 アルマタ(ロシア)

ロシア最高の戦車と謳われているものの、この戦車は過大評価されすぎており、わざわざ記事を書く価値すらないほどだ。確かに、それは真に次元の異なる存在である。

しかし、先進的すぎるため、大量生産には高価かつ複雑すぎる。その独自の技術的性質ゆえに、この主力戦車を1台でも失うことがロシアにとって甚大な損害をもたらす恐れがあるとして、ウクライナ前線から早期に撤収された。したがって、このプラットフォームに組み込まれた技術レベルの高さにかかわらず、また西側の戦略家たちがどれほどこれを恐れていようとも、ロシアにとっては無駄な資産に過ぎない。

T-14 Armata6. T-99(中国)

2000年に開発されたこの第3世代主力戦車は、旧ソ連のT-90を奇妙に模倣したものであり、他の西側戦車から盗用した設計を融合させ、それらをT-99に混ぜ合わせている。例えば、

前述のドイツ製レオパルトII主力戦車を大ヒットさせた、モジュール式の追加型爆発反応装甲を備える。また、飛来するミサイルからの防御、敵戦車の光学機器の妨害、さらには敵ヘリコプターへの対抗も可能にするアクティブレーザー防御システムを搭載している。

中国は過去20年間でこの戦車を1,200両量産しており、同国の装甲部隊の中核となっている。とはいえ、これらの戦車は実戦での実績が比較的乏しい。それでも、比較的安価で大量生産が容易な戦車であり有用な機能を備えている。米国のM1エイブラムス戦車の方が優れた戦車である可能性は高いが、現実問題として、中国が大量生産できる能力を持っているということは、米国が数的に劣勢に立たされることを意味する。

5. K2ブラックパンサー(韓国)

ピーター・スシウはこの主力戦車を「世界最高の主力戦車」と評している。優れたエンジン、驚異的な防御力、そして毎分10~15発を発射可能な強力な120mm滑腔砲を備えている。韓国は、北朝鮮の侵攻を懸念し、これに対抗するためにこの次世代主力戦車を開発した。

この戦車は、北朝鮮が保有するあらゆる戦車に匹敵し、むしろそれを凌駕している。トルコ軍はこの戦車を他のどの戦車よりも好んでいる。

ただ一つ問題がある。K2は途方もなく高価だ。韓国のインフラが破壊されたり深刻な被害を受ける長期戦において、どうやってこのシステムを量産し、維持できるだろうか?

その点を除けば、この戦車が示す電子戦能力と戦闘における総合的な技術力により、世界最高の戦車となるはずだ。

しかし、大規模な戦争でこれらのシステムが大量に失われた場合、代替するのは困難であり、それが懸念材料となっている。

4. ルクレールXL(フランス)

このMBTは、速度と機動性を重視して設計されている。時速50マイルで走行可能であり、最大2.5マイル離れた標的を攻撃できる。この戦車は、M1エイブラムスなど第3世代主力戦車に比べて軽量である。

軽量であるため、競合する他の戦車ほど装甲は強固ではない。ただし、レオパルトIIと同様に、ルクレールも反応装甲を備えている。

この戦車を運用しているのは、他に3カ国のみである。実戦記録は限られている。ただし、アラブ首長国連邦(UAE)がイエメン内戦に介入した際、同国が使用した。その際、オブザーバーからは、レクレールがサウジアラビアが保有する米国製M1エイブラムス主力戦車より優れた性能を発揮したと評された。生産ラインは2008年に閉鎖されたが、現在50両の改良型が製造中である。しかし、繰り返しになるが、大量生産は困難であり、ロシアのようなほぼ同等の戦力を有する敵に対しては、十分な戦果を上げられない可能性がある。

3. メルカバV(イスラエル)

「バラク(Barak)」、すなわち「稲妻」の愛称で知られるイスラエルの主力戦車メルカバVは、センサーや電子戦能力といった先進技術に加え、人工知能システムも搭載している。同戦車は、イスラエル・ミリタリー・インダストリーズ(IMI)が開発した120mm滑腔砲を1門装備しており、高性能貫通弾や誘導弾を発射可能で、射程は最大4,000mに達する。

副武装としては、7.62mm同軸機関銃、砲塔屋根の右側に搭載された7.62mm機関銃、および車体内部に搭載された60mm後装式迫撃砲を備えている。そのセンサーや電子機器は驚異的であり、エンジン性能も優れている。現在、イスラエル国防軍(IDF)で限定的に配備されている。イスラエルは小国で、対等に近い敵との大規模地上戦を意図していないことを考慮すれば、イスラエルは驚異的な戦車を保有しているだけでなく、戦闘能力を維持するのに十分な数を生産できる可能性が高い。

2. M1エイブラムス(米国)

輝かしい戦歴を誇る伝説的なMBであり、世界最高峰のシステムの一つである。しかし残念ながら、老朽化が進んでいる。改良型エイブラムスXは、イスラエルの新型戦車と同様に車載AIシステムを搭載するなど、前世代機よりさらに高度なものになるだろうが、すでに戦場において時代遅れとなっている。

ウクライナ戦争だけでも、ドローンがMBTよりはるかに戦争で効果的であることが証明された。

さらに、米国の防衛産業基盤が完全に崩壊しているため、これらの戦車は高価で再生産も困難だ。加えて、ウクライナに供与が約束されたエイブラムス(約30両)は完全配備されておらず、ウクライナが期待するような戦術的な効果をもたらすことはないだろう。

1. T-72(ソビエト連邦/ロシア)

この旧ソ連製戦車が「世界最強」とされるのは奇妙な選択に思えるかもしれない。しかし、効果的な戦車として求められる条件をすべて満たしている事実は変わらない。数十カ国で使用されているため、サプライチェーンは冗長かつ堅牢だ。操作も容易である。そして、非常に安価だ。

ロシアは、ウクライナでの戦争において、T-90M主力戦車や前述のT-14アルマタを使用しても、戦況が思わしくないことに気づいた。T-72こそが、ロシアを戦場に留まらせている。さらに、この戦車は大量生産が容易であり、たとえ戦損(戦闘で多くの戦車が失われている)が出ても、ロシアは容易に多くの戦車を生産できるため、実質的な問題にならない。

ドローン攻撃やその他の苦難にさらされながらも、T-72はロシアにとってウクライナとの戦争を勝ち抜く原動力となっている。洗練された戦い方ではない。しかし、任務は遂行されている。だからこそ、これが今日の世界で最高の戦車なのだ。

戦場における最強戦車:比較表

この並列比較では、主要な主力戦車が主要な戦闘カテゴリーにおいてどのように評価されるかを分析している。火力からコストまで、この表はどのプラットフォームが優れているか、そしてなぜ一部の戦車が戦場で他より長く持ちこたえるのかを明らかにしている。

注: コストおよび仕様は、バリエーションやアップグレードレベルによって異なる場合があります。

総括

主力戦車は依然として地上戦の要であるものの、その役割は変化しつつある。ドローン、上空攻撃ミサイル、電子戦が支配的な今日の戦闘環境において、純粋な火力だけではもはや不十分である。成功を収める戦車とは、生存性、適応性、兵站上の実用性と最先端機能を両立させたものである。

T-14 アルマタやK2ブラックパンサーのような戦車は現代技術の可能性を示しているが、実戦ではT-72M1エイブラムスのような、信頼性が高く、アップグレードが可能で、実戦実績があるプラットフォームが重宝される。生存性、修理の容易さ、生産規模は、ステルスコーティングやデジタル射撃管制システムと同様に、ますます重要視されるようになっている。

戦車は陳腐化が予測されているにもかかわらず、高強度な紛争において敵の戦線を突破し、陣地を死守し、歩兵を支援する上で、依然不可欠である。適切なアップグレードと統合兵科支援があれば、戦車はいまだに戦場で決定的な役割を果たし続けている。

よくある質問

今日の戦場で、戦車が最高である理由は何ですか?

それは単なる技術の問題ではない。最高の戦車とは、火力、防御力、機動性、そして持続性を兼ね備えたものである。真に優位に立てる戦車とは、実戦環境下で性能を発揮し、被弾しても生き残り、ダウンタイムを最小限に抑えながら運用を継続できるものだ。長期にわたる紛争においては、生産や整備の容易さも重要となる。

最先端の主力戦車を生産している国はどこか?

米国、韓国、イスラエル、ドイツなどの国々が戦車技術の最先端を走っている。米国はM1エイブラムス、イスラエルはメルカバV、韓国はK2ブラックパンサー、ドイツはレオパルトIIを生産しており、いずれも高度なセンサー、装甲、兵器システムを備えている。

現代の戦車は対戦車ミサイルからどのように防御しているのですか?

現代の戦車には、受動的防御システムと能動的防御システムが組み合わされて装備されている。これには、爆発反応装甲(ERA)、レーダーによる脅威検知、そしてイスラエルの「トロフィー」やロシアの「アフガニット」のような、飛来するミサイルが命中する前に迎撃できる能動的防御システム(APS)が含まれる。

最も優れた装甲防御システムを備えた戦車はどれか?

「トロフィー」APSと多層モジュラー装甲を備えたイスラエルのメルカバVは、現役戦車の中で最も防御力が高い戦車の1つと広く見なされている。ロシアのT-14アルマタや韓国のK2も最先端の防御システムを備えているが、その性能に関する実戦データは依然として限られている。

どの国が戦車を海外輸出しているのか?

ドイツのレオパルトIIは世界で最も多く輸出されている戦車の一つであり、ヨーロッパをはじめ世界各地の国々で使用されている。米国はエイブラムス派生型を輸出しており、韓国はK2をポーランドに輸出し、中国のT-99も複数国に販売されている。同盟関係、ライセンス供与、地域の防衛ニーズが、輸出の決定を左右することが多い。■

この記事は、Brandon J. Weichertによるオリジナル記事を基に更新・改編したものです。

すべての画像はクリエイティブ・コモンズまたはShutterstockのものです。


10 Best Tanks on the Battlefield Fighting Right Now

April 28, 2026

By: TNI Staff

https://nationalinterest.org/blog/buzz/10-best-tanks-battlefield-fighting-right-now-2024-210899



2024年1月26日金曜日

英独共同開発のチャレンジャー3主力戦車の全貌が明らかになった---2027年にIOC獲得を目指す

 ウクライナ戦で主力戦車の効用が疑問視されていますが、いますぐ戦車が表舞台から消えるわけではありません。英独共同でチャレンジャー戦車の性能向上が進んでいることが明らかになりました。Breaking Defenseの記事からのご紹介です。



Images of the British Army’s first Challenger 3 main battle tank prototype were released for the first time by RBSL today. (RBSL)




「チャレンジャー3は、NATOで最強の戦車となり、ネットワーク対応のデジタル主力戦車として、一歩先の能力を提供する」


独の合弁会社ラインメタル・BAEシステムズ・ランド(RBSL)は、英国テルフォードの生産施設で新型車両の製造を完了し、チャレンジャー3主力戦車(MBT)プロトタイプの画像を公開した。

 プロトタイプの初公開画像は、本日ロンドンで開催されたIQPC国際装甲車会議で公開され、車両はまもなく試験を開始する。来年のシステム適格性審査に先立ち、英国とドイツで合計18カ月の試験が計画されている。試作車は8台開発される。

 「チャレンジャー3プログラムは、NATOで最高の戦車を提供し......ネットワークに対応したデジタル主力戦車を提供し、兵士に段階的に変化する能力を提供し、21世紀の抑止力を[2040年に予定されている]使用停止日まで確保します」と、RBSLの戦略・未来ビジネスディレクターであるローリー・ブリーンは述べた。「プロトタイプは......今後数週間で試験を開始する予定だ」。

 乗組員なしの状態で行われるトライアルの主な目的は、「(その後の)乗組員によるトライアルのためにシステムが安全であることを確認すること」だとブリーンは付け加えた。

 イギリス陸軍の現役主力戦車チャレンジャー2からチャレンジャー3規格にプロトタイプをアップグレードするため行われたエンジニアリング活動についても詳しく説明した。

 「プロトタイプで行うことは、むき出しのシャーシを使い、LRU(Line Replaceable Units)の約50%を交換することです」。

 プロトタイプに搭載され、8億ポンド(10億ドル)規模のチャレンジャー3計画の一環として148両の量産戦車に搭載される予定の新アイテムには、ラインメタル製120mm滑腔砲、デジタル化砲塔、昼夜照準用照準器、ラファエルのトロフィー・アクティブ・プロテクション・システム、モジュール式装甲システムなどがある。

 機動性の向上には、第3世代のハイドロ・ガス・サスペンション・システムと、より強力なエンジンも含まれる。

 チャレンジャー3開発は、「防御力、火力、機動性という鉄のトライアングルの進歩を示すものだ」(ブリーン)。

 英国国防省の要請があれば、RBSLはゼロから新型車両を製造することも可能だという。現在の計画では、同社はチャレンジャー2のアップグレードのみを請負っている。

 英国陸軍のチャレンジャー2の整備性と運用準備性は、英国政界で論争の的になっており、英国が2023年にウクライナに主力戦車を供与することを受けて、これまで以上に関連性が高まっている。

 英国国防参謀総長のロバート・マクゴーワン中将(財務・軍事能力担当)は、ロンドンがウクライナに14両の旧式車両を寄贈する決定を下したことで、英国陸軍の主力戦車の「運用資産」が3分の1近く減少したこととの指摘を否定した。中将は2023年2月、実際の割合は「それほど高くない」と議員団に述べたが、整備性の問題については言及を避けた。

 英陸軍は当時、「(チャレンジャーの)アップグレードプロセスに投入される戦車は、活発に使用されている」と述べた。

 チャレンジャー2戦車に対する議員の懸念にもかかわらず、最近のマイルストーンは、チャレンジャー3の開発が良い方向に進んでいることを示唆している。

 ブリーンは、性能実証試験、新型対戦車弾薬のCDR、トロフィー能動防御システムの試験と検証はすべて順調に進んでいると述べた。

 チャレンジャー3の初期運用能力は2027年を目標としている。■


Revealed: First look at UK’s Challenger 3 main battle tank prototype


By   TIM MARTIN

on January 22, 2024 at 3:39 PM



2022年6月15日水曜日

ラインメタル自社開発の新型主力戦車パンサーに注目。独仏共同開発の次期MBTはどうなる。

 KF41_PANTHER

Rheinmetall

ドイツのラインメタルが発表した「KF51パンサー」は独仏の新主力戦車計画を混乱させる可能性を秘める。

クライナ戦が激化し、戦車戦が再び注目が集まる中、ラインメタルは本日、130mm口径主砲を搭載した最新主力戦車「KF51パンサー」を発表した。ドイツ陸軍で広く使用されているレオパード2の後継機種を目指す設計だが、好戦的なロシアの脅威に対抗するべく装甲部隊の再編成を進めるその他ヨーロッパ諸国の関心を引く可能性がある。

KF51パンサーは、第二次世界大戦中のナチスドイツの伝説的戦車を思い起こさせる名前で、本日パリで開催されたユーロサトリ陸上防衛展で、ラインメタルのアーミン・パッパガー Armin Papperger CEOにより発表された。

これまで同社は、この新型MBTとその仕様について、ほとんど情報を公開してこなかった。重量は約65トンと伝えられる。これは、最新2A7V型で70トン強のレオパルド2より軽い。同じ1,475馬力ディーゼルエンジンを搭載するため、パンサーは現行車両より機動性が向上しているはずだ。パンサーは、現在の西側MBTの多く、特にアメリカ製のM1エイブラムスの後期バージョンより軽く、戦闘時総重量は70トンを超える。設計者がハイブリッドパワープラントなど、現代的な推進装置を選択しなかったことのは驚きであるが、開発・生産は迅速かつ容易になるはずだ。

新型MBTは、レオパルド2の120mm主砲から130mm口径滑腔砲になり、火力も増強された。これは、戦車兵装の大口径化への関心を反映したもので、砲そのものはラインメタルが以前から開発してきたものだ。パッパーガーCEOによると、130mm砲はレオパード2の砲より「50%以上効果が高い」し、「はるかに長い射程距離を実現する」という。運動エナジー式サボタージュ弾とプログラム可能爆発弾の両方を発射する。

その他武装としては、12.7mm同軸機関銃とオプションの遠隔操作式ウェポン・ステーションがある。また、対空機関砲については今のところ言及されていないので、おそらく局地防空用のHERO 120滞空弾、ドローン、未公表のミサイル用の発射装置も用意されるだろう。

防御に関して、情報は皆無に近いが、ラインメタルは、乗員はレオパルド2よりも保護され、アクティブ、リアクティブ、パッシブの各防御技術の恩恵を受けると明言している。ラインメタルのストライクシールド・アクティブプロテクション・システムは、対戦車兵器や自爆ドローンなどの脅威からの防御として装備される。APS-Gen3として知られていたストライクシールドは、この種のシステムで初めて、独立機関による厳しい安全性評価に合格している。友軍や罪のない傍観者に大きなリスクをもたらすのではという顧客の不安を和らげるのに役立つはずだ。

レオパルド2の乗員は4名だが、パンサーは主砲給弾に自動装填を導入し、3名(車長、砲手、運転手)に絞られた。また、必要に応じ4人目の乗員を加えることも可能で、例えばスペシャリストや小隊長などを追加できる。

乗員が戦場でより効果的に活動できるようデジタル・ネットワーク機能を備え、各乗員はすべてのセンサー、武器、パワーパック、その他のサブシステムのデータにアクセスでき、必要に応じ呼び出すことができるようになる。各乗員が他の乗員からタスクを引き継ぐことができるため、同戦車は将来的に無人砲塔を搭載するのにも適しており、おそらく完全無人化バージョンもあり得る、とラインメタルは述べている。

KF51パンサーのアーティストコンセプト。 Rheinmetall

また、NGVA(NATO Generic Vehicle Architecture)と呼ぶオープンアーキテクチャーシステムにより、センサーや兵器の迅速な統合が可能となり、他のプラットフォームと相互運用性が向上するため、全体的な効率性も向上する。

パンサーがフランスでデビューしたのは皮肉といわざるをえない。このMBTがフランスとドイツ両国の戦車部隊の将来に影響を与える可能性があるからだ。

仏独両政府は、MGCS(Main Ground Combat System)のもと、開発費約16億ドルを投じ、フランスのルクレールやドイツのレオパード2に代わる新型MBTを開発中だ。MGCSは、フランスのNexterとドイツの陸上システム産業のもう一つの巨人Krauss-Maffei Wegmann(KMW)の共同事業体KNDSを構築してる。ラインメタルもMGCSに参加する。ドイツメディアの報道によれば、同社はKNDSでの同社の地位に不満を持っているようだ。

そう考えると、パンサーは、MGCSの進む道への不満に対するラインメタルの回答である可能性が高く、独自に打って出ただけでなく、新型MBTを急速開発したことに意義がある。ドイツ政府とあわせ、東欧の治安情勢がここに来て悪化しているため、戦車隊の再構築を検討中のその他国にもシグナルとなる。

ラインメタルがMGCSと同等の火力を持つMBTを迅速に市場に投入できれば、国内受注と輸出顧客の関心を確保できるかもしれない。レオパルド2は、特にヨーロッパで成功を収めており、ラインメタルはそれを生かすことができるはずだ。アジア太平洋地域も、MBTで可能性のある市場だ。興味深いことに、ラインメタルは、少なくとも当初はドイツ市場を主ターゲットしそうだ。そうなれば、独仏共同のMGCSは明らかに弱体化する。

2018年にドイツ、米第7陸軍訓練司令部のグラーフェンヴェール訓練場で開催された「ストロングヨーロッパタンクチャレンジ」を前に点検中のフランス軍ルクレールとドイツ軍レオパルド2A6。U.S. Army

もうひとつの主要防衛プロジェクトである、やはりフランスとドイツが主役の「未来型戦闘航空システム(FCAS)」が苦戦していることが注目される。最近の報道によると、有人戦闘機が中心の航空戦力システムの整備が遅れているようだ。ダッソーCEOであるエリック・トラピエÉric Trappierによれば、2040年就航と予想されていた同機が実用化されるのは2050年になるという。一方、ドイツはF-35Aステルス戦闘機の購入計画を発表し、この動きにフランス政府関係者は落胆している。

ドイツ陸軍のレオパード2後継機が登場するタイミングは、運に恵まれているようだ。ウクライナ紛争に対応するため、ベルリンは軍の近代化に乗り出し、2022年度予算から1120億ドル超の「特別基金」が新装備購入のために計上されている。同時に、ドイツのオラフ・ショルツ首相は、NATOの意向に沿って、国防費を国内総生産の2%に引き上げるという公約を強調した。

 

NATO前方展開強化戦闘群の一員として1000人以上のドイツ兵が駐留するリトアニアのアドリアン・ローンのキャンプで、ギタナス・ナウセダ・リトアニア大統領(左から3番目)と共に兵士と話すドイツのオラフ・ショルツ首相。Photo by Michael Kappeler/picture alliance via Getty Images

ウクライナで戦車戦が目立つため、新型MBTを購入することが議題に上る可能性がある。ここでパンサーは、2035年から就役する予定だったMGCSに対して優位に立つはずだ。MGCSプログラムの技術実証機として、ルクレールとレオパルド2のコンポーネントを組み合わせた「強化型主戦闘車」が2018年に公開されたものの、その後は進展は鈍い。

一方、ドイツ以外では、ロシア国境に近い国々も、モスクワの侵略を思いとどまらせるために、特に陸上戦力の強化を検討している。ドイツのメディアでは、少なくとも東欧の1カ国が新型MBTに関心を示していると報じた。同地域の数カ国、特にNATO加盟国にとって、新型装甲車両の必要性は緊急性を帯びている。ポーランドが一時MGCSを購入する可能性が示唆されていたが、米国製のM1A2SEPv3エイブラムス戦車250両を選択し、余剰のソ連時代のT-72をウクライナに納入した後、エイブラムス納入を加速させることを検討中だ。

ウクライナ戦争では、各国が自国の余剰戦車をキーウに提供したため、ヨーロッパ各地で戦車の譲渡や納入が相次いでいる。ドイツは中古MBTをウクライナに引き渡すのが著しく遅くなったが、欧州の他地域で戦車部隊の再編成が進んでおり、戦車の補充が必要になる可能性がある。例えば、チェコ共和国はウクライナに寄贈したT-72の代わりにドイツから余剰レオパルド2A4戦車15両を受け取っており、これに続いてレオパルド2A7+戦車50両を追加発注する可能性がある。この機会に他の国も新型戦車を購入する可能性があり、パンサーは候補のひとつとなる。

ウクライナ紛争を契機に、戦車全般の将来像が改めて議論されるようになった。重装甲が大きな役割を果たす一方で、MBTの各種兵器で脆弱性も浮き彫りになってきた。KF51パンサーは、ある意味で、そうした現実をさまざまな角度から解決するものにも思われる。全体として、現行MBTより軽量で機敏、大型主砲を搭載し、待機監視と滞空弾による攻撃能力を備える必要がある。

KF51パンサーは、非常に興味深い時期に登場し、最終的に、ドイツなど各国のMBT部隊の未来を形作る可能性がある。■

 

New KF51 Panther Tank Packs Big 130mm Gun Aimed At Aging Leopard 2

BYTHOMAS NEWDICKJUN 13, 2022 1:00 PM

THE WAR ZONE