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ラベル(2021年5月のイスラエル-ハマス戦)が付いた投稿を表示しています

主張 ガザ向け国際援助を横流ししてロケット製造するハマスを援助団体機関は黙認すべきではない

    ガザ住民を人間の盾につかい、正当な根拠のないまま同地区を支配するハマス等の戦闘集団が国連等の善意を悪用して援助物資を横取りしているとの問題提起です。ことあれば悪いのはイスラエル、パレスチナは被害者だからと一方的な価値観を押し付けているのは誰でしょうか。もっと現実を直視しないといけませんね。 ガ ザへの国際人道援助がミサイル、ロケット弾の追加調達につながってはならない。 イスラエル、ガザ双方から恐ろしい写真が再び流出している。11日間にわたりミサイル、ロケット数千発がガザから発射され、イスラエル国民数百万人が防空壕に避難した。解説者は暴力に満ちたパレスチナとイスラエルの長い抗争の歴史に触れ、人権、国際法にも言及している。外交筋、各国指導層は戦闘終結を求め、「終わりなき暴力の応酬」を終わらせようとしている。   だが、こうした動きの裏で見逃している論点がある。世界有数の貧困地区ガザがどうやって30千発ものロケット弾、ミサイルを調達できたのか。ハマス(イスラム抵抗運動)率いるパレスチナ戦闘集団は今回わずか11日で4,350発をどうやってイスラエル都市部に向け発射できたのか、また次回に備え相当数を備蓄しているのか。   これだけの装備を集積していたのに誰も気づいていなかったのは不思議だ。ガザ住民を支援していると主張しており、 国際連合パレスチナ難民救済事業機関 (UNRWA)、 国連人道問題調整事務所 (OCHA)、国連児童基金(UNICEF)が各国から資金数億ドルを集め、米国もジョー・バイデン大統領が拠出を再開し、報告書の洪水を作り、さらなる資金援助を喫緊の課題と強調している。さらに、不思議なのはガザ内の工場多数でロケット弾を製造し民間施設に貯蔵し再充填式発射機も備えているのに、報告書でこうした言及が皆無なことだ。   ガザでの武器貯蔵の背景にはイスラエルによる反攻から武器類を守るコンクリート補強構造のトンネル網が人口稠密地帯の地下に張り巡らされていることがある。だがNGO団体、国連機関、各国政府の援助部門は目をつぶっている。各方面は明白な証拠があるのに沈黙を守っている。   2001年にパレスチナの「抵抗」ロケット弾がガザ境界各地から初めて発射されて以来、10千発がイスラエルに放たれた。大部分が現地製造でパイプや爆発物を使いイラン等から入手した工作機械て製造

イスラエル対ハマスの戦いから今後の展望は?戦闘はこれからも続くと平然と見るイスラエルの超現実観は日本人に理解できる? 日本もイスラエル-パレスチナ問題さらに中東の政治地図に関心を示そう。

      芝生刈り戦略:イスラエルはパレスチナとの戦いは終わりがないと見ている。 イ スラエルは政治的な解決に幻想を持たず、「芝生刈り」は永遠に続くと見ている。これは正しいだろう。しかし、芝刈りは単純に永続させるものではなく、それ自体が永続するのだ。 2021年5月21日、イスラエル対ハマスの戦いは11日目にして停戦となった。ハマスはガザ地区を事実上統治し、4,300発ものロケットがイスラエルに発射されたが、ガザには精密誘導爆弾が投下され、高層ビルや地下トンネルが破壊された。 停戦前にイスラエル政府筋からイスラエル首相ベンジャミン・ネタニヤフが攻勢を長引かせようとしているとの話があった。空爆を毎日続ければハマスの行政組織や軍事施設を破壊できるからで、ハマスは2014年の前回の対決後に仕組みを整備してきた。   ジェルサレムポスト紙にEfraim Inbar・Eitan Shami両名が2014年書いた記事にあるように、イスラエルの戦略専門家は戦争を「伸びた芝を刈る」と表現しており、長期消耗戦を覚悟し、政治解決は不可能と見る傾向がある。ハマスのロケット攻撃はエルサレムで発生した事件に対応したもので、イスラエル国防軍(IDF)にとって同集団の指導層含む構成要員を排除する好機となり、同時に同集団の資産や施設を排除できると、2014年、2008年の事例を思い起こしていただろう。   このことを下敷きにするとイスラエルにとってパレスチナ勢力との唯一の解決策は戦闘の永続だ。     30年で3回の戦争   ハマスが発射したロケットの大部分は目的地に到達できず、あるいはイスラエルのアイアンドーム防衛システムで迎撃されたものの、イスラエル市民に12名の死者が発生し、イスラエル国内のインフラにも被害があちこちに生まれた。ガザ郊外でIDF隊員一名が対戦車ミサイルがジープに命中し死亡した。   一方でF-16やF-35が投下した精密爆弾でハマスの地下トンネル網が広範に破壊された。海上突撃隊が舟艇と合わせ撃滅された。ハマス内務省も破壊された。だが、ハマスが保有するといわれる14千発ものロケット弾備蓄がどれだけIDFにより減ったかは不明だ。   誘導ミサイルがハマス首脳部の邸宅を粉砕し、家族ともども殺害した。ガザ唯一の新型コロナ検査ワクチンセンターも破壊されたほか、重要な塩水淡水化プラント