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ドナルド・トランプは「力による平和」を取り戻すのか?(The National Interest - Hudson Instituite)

未だにハリスの優勢を信じ込んでいる『進歩派」にとってショックでしょうが、もうハリスには勝ち目はないようです。(2024年10月18日現在のReal Clear Politicsによる選挙人獲得予想図)今回はハドソン研究所の見解を伝えるNational Interet記事をお伝えします。ハリス=民主党の低迷はグローバリズムが進歩と思っていた向きの幻滅と民主党の主張があまりにもひどいことへの反発でしょう。世界は大きく方向を変えつつ有るようです。 世界がここまで危険に見えたことはなかった。強く主張的な米外交政策の必要性は、かつてないほど高まっている。だからこそ、「力による平和」を土台とするトランプ2期目は、アメリカの有権者だけでなく、自由な世界全体からも歓迎されるだろう。 2 期目のトランプ外交はどうなるのか?バイデン大統領が低迷するなか、北京、モスクワ、テヘランの独裁者はもちろん、NATOサミットからアフリカ、ラテンアメリカ、東アジアの首都に至るまで、外国の指導者たちがこれを自問自答している。 トランプ大統領の第1期から残されたヒントから読みとろうとする人もいる。しかし、2021年1月に彼が大統領を去ってから世界は劇的に、そして悪い方向に変化し、ジョー・バイデンがホワイトハウスにいた3年半で、アメリカの戦略的立場は急激に悪化した。アフガニスタンの破滅的な放棄、ウラジーミル・プーチンのウクライナ侵攻、ハマスとイランによるイスラエル攻撃。不法移民とメキシコ麻薬カルテルのおかげで、南部国境が崩壊するのを目の当たりにした。アメリカは、中国による台湾やフィリピンへの容赦ない圧力を、ほとんど受け身の姿勢で見守ってきた。同時に、南半球における北京の影響力は、ラテンアメリカの裏庭を含め、歯止めが利かなくなっている。   ロシアの原子力潜水艦がハバナ港に係留され、イランのミサイルが紅海の船舶を攻撃し、ウラジーミル・プーチンは北朝鮮の独裁者金正恩を公然と受け入れている。第三次世界大戦の可能性はかつてないほど高まっている。トランプが危険な世界でいかにアメリカのリーダーシップを取り戻すかが、彼の2期目のレガシーの重要な部分を占めるだろう。 そこで、発表されたばかりの共和党綱領には、トランプ氏の世界観が大まかに描かれているが(「欧州と中東の平和を回復する」、「軍備を強化し近代化する」)、...

インド、イスラエルとの価値観共有外交をアメリカは目指すべきだ

さすがシンクタンクの主任研究員となると構想が違いますね。論点は表記三カ国に限らず理念、価値観を共有しつつ自国利益を最大限する外交を展開することです。日本も今のところは仲間に入れてもらえる資格があると思いますが、国会が政治世界の思考水準を表すとすれば不安にならざるを得ません。思考の幅、奥行きがあまりにも島国の狭小さのままです。戦略思考、地政学をもっと学びましょう。 America's Future Is with India and Israel アメリカの未来はインド、イスラエルとともにある James Jay Carafano July 23, 2017 http://nationalinterest.org/feature/americas-future-india-israel-21629?page=show インド太平洋から地中海まで外交関係で変革が進行中だ。変化の風の出どころは北京ではなく、デリーだ。ドナルド・トランプ大統領に新しい勢力を束ねて米国の地球大指導力を進める好機がきている。 時代変化が進行中 ホワイトハウスは今年中に国家安全保証戦略構想を発表すると見られ、ブッシュ、オバマ前政権の戦略案と別の内容になるのは間違いない。ブッシュは力づくで問題解決を目指した。オバマは逆に各地の紛争にかかわらず正面からの競争を避けた。トランプは中間を目指しているようだ。政権転覆や国土再建策には関心がないが、重要な国益を守るため米国の影響力を強く推進することに積極的だ。 そのトランプ戦略の要点は大幅な不安定化を招きかねない武力衝突の可能性を国益影響度が最大の地域では減らすことにある。超大国間の衝突がアジア、ヨーロッパ、中東で発生するのは避ける。新戦略では中央アメリカに焦点を多くあてるのは国境を越えた犯罪網や不法移民で米国南部の国境地帯にストレスがかかっている状況に対応するものだ。 新戦略は米国の軍事力、外交力の強化をめざす政権の意向と対になっている。ジム・マティス国防長官が音頭を取り力を背景にした平和政策が進められているが、前政権下で劣化した軍の再建も狙う。いっぽうでレックス・ティラ-ソン国務長官はソフトパワー論に消極的で省内を驚かせている。ティラーソンは効率や効果だけを追求しているのではない。求...