ロッキードの低コスト巡航ミサイル「トラック」がテスト中(The War Zone)―ウクライナ戦がいろいろ影響を与えています。ハイエンドの装備品だけでなく、安価で大量製造が前提の高性能攻撃手段が生まれつつあるようです
Screenshot Lockheed Martin モジュール式のコモン・マルチミッション・トラックCMMTは空と地上の両方から発射可能で多様なミッションを遂行するロッキードの提案だ ロ ッキード・マーティン は、コモン・マルチミッション・トラック(CMMT、発音は「コメット」)の詳細を明らかにした。 CMMTは現在、幅広いミッションに対応し、空と地上の両方のプラットフォームから発射できる設計で、低コストの亜音速飛行体となる目的のシステム・ファミリーと言われている。 ロッキードCMMTの売り込みを行っている。 ロッキードは現在、CMMTを2つの基本構成で売り込んでいる。 ひとつは、米空軍の戦闘機、爆撃機、輸送機に配備されるミサイルである。 ロッキード・マーティンが今週発表したコンセプト・アートワークでは、CMMTがC-130とF-16戦闘機から発射される様子が描かれている(この記事の冒頭に掲載)。2つ目は、回転翼プラットフォームから展開される小型の長距離発射効果でコンセプト・アートワークにはH-60ブラックホーク・シリーズのヘリコプターが描かれている。 ロッキード・マーティンは、本日開催された2025年航空宇宙軍協会(AFA)シンポジウムで、CMMTの地上発射バージョンのコンセプトアートワークも披露した。このバージョンはCMTTの2番目の構成をベースにしているようだが、補助ブースターが取り付けられている。 HIMARSランチャーから発射される地上発射CMMTのレンダリング。 ロッキード・マーティン ロッキード・マーチンのミサイル・火器管制部門で戦略・要求、航空兵器、センサー担当の副社長マイク・ロススタインは、大型CMMTの空中発射バージョンについて、今日のシンポジウムで、潜在的なパレット化シナリオには25機のCMMTが含まれる可能性があると述べ、ラピッド・ドラゴンで使用されたパレット化された9発のJASSMミサイルと比較した。ラピッド・ドラゴンは、巡航ミサイルで空輸機を武装させる以前の実験的な取り組みであったが、大まかに言えば、CMMTとコンセプトが似ている。 ラピッドドラゴンのパレットに9発のミサイルを搭載した空軍の公式モデル。 ジョセフ・トレビシック ロススタインは、CMMTの落下試験を先週末に完了したことを確認した。ラ...